独歩の独り世界・旅世界

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山・旅(主に国内)

2巡目の四国 2日目、75番→71番→別格18番海岸寺まで、、

今回のお遍路は、別格を中心にルート組をすると同時に、もう一つ狙いがあった。初日の金毘羅さんもいってみれば山登りだったのだけれど、四国の山を歩く、というのがもう一つの意図としてあった。といっても、四国の名山といえば、剣、石鎚、でいずれも2000m…

2巡目の四国 初日、別格17番神野寺、金毘羅宮ほか、、

一周目の四国は、足掛け2年、6回の区切りうちで昨秋に一応88ヶ所を回り終えていた。しかし、実質歩いた距離は全行程の半分にも達していなかったのではないかと思う。もちろん歩いた距離がすべてではないのだが、やはり王道の歩き遍路完全走破には遠く及ばな…

お遍路 最終回 その2,27番→24番最御崎寺にて(初遍路)結願

この日の予定は27番神峯寺の山登り、それからバスで26番下の不動岩まで行って、金剛頂寺も、そして最後の24番最御崎寺もちょっとした山の上にあったから、ま、途中バスを使うとはいえそんなに楽なコースでもなかった。6時からの朝食で、6:45には出発できた…

お遍路 最終回 その1,30番→28番 逆打ち

チュニジア・イタリア紀行を終わらせてから行くつもりだったお遍路・最終回は、その前に取得していた夜行バスのticketと帰りのjet starの予定変更が有料だったので、当初の予定通り11/16~11/19に決行し、ついにというか、ようやくというか、なんとか第一回…

5回目の区切りうち遍路 その6, 23番薬王寺で打ち止め、、

三日目に帰りのバスの日取りを繰り上げた時点でも、これまで記してきたように、実は23番薬王寺は想定外であった。そのときの予定では、最終日に22番平等寺を打って、そこから阿南に向かうつもりであったが、すでにその最終日の朝の時点で22番は打ち終わって…

5回目の区切りうち遍路 その5<遍路ころがし その2> 20番鶴林寺~21番太龍寺、22番平等寺

遍路宿の朝食はだいたい6時が普通で、ま、6時半から、あるいは客の希望に応じてというところもなくはなかったが、一般のホテルやビジネスホテルは7時からが多かったように思う。この朝の朝食は、6時半からだったからか、前日の夕食時のフルメンバーでなく、…

5回目の区切りうち遍路 その4,18番恩山寺、19番立江寺、、

正直いうと17番井戸寺~18番恩山寺間は最初から歩く気がなかった。この間も約17km,5時間の長丁場であった。それだけでなく(体力的な問題だけでなく)いくつか勝手な理由を見つけてあった。要はわたしは軟弱な歩き遍路であって、必ずしも88ヶ所をすべて歩き通…

5回目の区切りうち遍路 その3, すだち館~13番大日寺~17番井戸寺

どうもこの日辺りからスケジュールが狂いだしていた。当初の想定では、この12番焼山寺~13番大日寺も距離が長くて20.8km,6時間となっていたから、あまり長い歩きに自信を持ってなかったわたしは、その日はこの13番大日寺まで行くのが精一杯ではないかと思っ…

5回目の区切りうち遍路 その2,善根宿<すだち館>

善根宿という言葉は聞いたことがあったが、それがどういうところかはそれまで知らないでいた。少なくともこれまでの数回にわたる区切りうちで、数十泊いろんな宿に泊まってきたが、善根宿と呼ばれてるところに宿泊したことはなかった。今回焼山寺の宿坊がい…

5回目の区切りうち遍路 その1<遍路ころがし>11番藤井寺→12番焼山寺

歩き遍路をやっている人が最初に遭遇する難所、11番藤井寺→12番焼山寺への山道を‘遍路ころがし’と呼ばれていることは知っていた(遍路ころがしと呼ばれているところはここだけではないが)。その意味するところは要は大変厳しい山歩きを強いられるところという…

4回目の四国<変則区切りうち> その4,3番→1番 高速バスで高松へ、そしてLCCで帰宅

今回は諸々の事情で4日しか時間がとれなかったから、まったく変則ながら、普通はそこから始める一番霊山寺で打ち止めにすることにしていた。いくつか理由はあったが、そのあと近くには札所がなかったことと、帰りのアクセスが良かったからである。ということ…

4回目の四国<変則区切りうち> その3,9番法輪寺→4番大日寺

前夜と同じテーブルで朝食をいただいて、宿を出たのは7時半ころだった。いわゆる遍路宿と呼ばれる民宿なんかだとだいたい6時とか、6時半からの朝食なのだけど、この宿は特にお遍路さん相手というわけでなかったから(それでもその日の宿泊者はほとんどがお遍…

4回目の四国<変則区切りうち> その2,88番大窪寺→10番切幡寺

二日目は88番大窪寺から10番の切幡寺まで約18kmを歩く予定であった。例のガイドブックには5時間半となっていたから、むしろ一日の行程としては楽勝かと思われた。八十窪の婆さんは昔健脚を誇ったようで、わたしに3時間半で行けるといって、途中のポイントポ…

4回目の四国<変則区切りうち> その1, 初日87番→88番、結願に非ず、、

4回目の四国へ飛んだのは4月22日だった。去年の11月以来5ヶ月ぶり、区切りうちをしているので、当然まだ1/3くらい残っていた。それほど急いでいるわけでもなく、かといって忙しさにかまけていたら(他で書いてるようにこの時期、ゲストハウス独歩亭の立ち上げ…

春山ウォーキング、第2弾、伊豆ヶ岳

2016のGWたけなわである。5月3日、おそらく行楽地およびそこへ向かう交通機関・道路は大変な混雑であろう、、おかげさまで?というか、今は何もそんなに混み合うときに出かけなくてもいい身分になってしまった。それに、いまさらどこへ行こうっていうのだ?、…

久しぶりの山歩き、、新倉山(さくらと富士山と五重塔)~霜山、岩殿山

出かけたのは昨日、4月の9日。わたしの家の近くの公園のさくらも散り始め、それではと、今が盛り、つまり少し寒く?あるいは高いところのさくらを求めて、近頃の運動不足解消のためにほんとに久々に家をでた。お出かけは、4ヶ月ぶりのことだった。 今回は、あ…

四国を歩く(区切り打ち)第3弾 最終回、85番→83番へ逆打ち、、

今回の予定は当初9日間であったが、やむなく帰省日を二日ほど早めざるを得なくなって、したがって予定・日程もずいぶんと変更せざるを得ない状況になり、それでもイレギュラーな区切り打ちだったから、いつ・どこで・どう打ち止めしようとそれは任意、自由、…

四国を歩く(区切りうち)第3弾 5,81番82番の山登りと86番、、

えびすや旅館の女将さんは、今もまだ現役の美人で通りそうだが、昔はさぞ、といった面影を残しており、何年か前にNHKのテレビで紹介されたという当時の写真に、それは証明されていた。張り切りお母さんといった風で、彼女も朝5:50より早く朝食ができているこ…

四国を歩く(区切りうち) 第3弾 4,四日目 76番~80番、&えびすや旅館

この日の行程も悩ましかった。その前日、すでに一部鉄道を利用してしまったが、この日の76番から80番までは、ある意味すべてJR沿線沿いあって、もっといえば比較的駅に近いところにあるお寺ばかりだったからである。だから当初は逆に全区間鉄道利用でいこう…

四国を歩く(区切りうち)第3弾 3, 71番~75番、善通寺宿坊に泊る、、

この朝、わたしは少し微妙な心境にあった。というのも、他の3人はすでに68番69番を打ち終えていて、その日は70番に向って歩きだすばかりであった。ところがわたしはその70番も前回打っていて、今回はここから71番に最短の駅まで電車で行こうとしていたからで…

四国を歩く(区切りうち)第3弾 2, 66番雲辺寺、67番大興寺、、

ともかく最初から、この女将さんは感じがよかった。疲れたお遍路をいたわってくれる優しさを自然に備えている慈悲深さは大師様信心の賜物か、と思わせるものがあった。それを知り慕うお遍路さんが、四国お遍路の行程の中でも特に行き着くのが難しいこの場所…

四国を歩く(区切り打ち)第3弾 1,松山~65番三角寺~民宿岡田

今回の出発は11月11日だった。今回も成田→松山はJetstarを使ったが、それは今までで一番低価格3990円というセール価格を見つけたから、その日にしたのだけれど(日にちや時間帯によって価格は異なる)これは変更不可の料金で、実際はそれに座席指定料(座席の希…

四国お遍路 第2弾 最終回,68番、69番、70番で打ち止め

駅からも札所からもけっこう離れていたので、このビジネスホテルにお遍路さんは泊まっていなかった。7時の朝食にレストランに下りたとき、そこにはビジネスマンというより作業員風の男性が何人かいて、わたしと同じモーニングセットを食べながら新聞を読んで…

四国お遍路 第2弾 7,山登り、60番横峰寺へ、、

60番横峰寺までは、小松の宿からだと11km、山登りだから4時間?、ちょうど通り道になっている61番香園寺までは20分、そこから3時間半はかかるといわれていた。なので、往復一日をみて、上には何もないとのことだったのでオカアサン(おばあさんともいいにくか…

四国お遍路 第2弾 6,56番~59番、電車、64番~62番、、

さて、この時点で残り三日(10月8日の帰りの航空券を持っていたので)、この先どこまで行けるか?、今回の第2回お遍路をどう収束させるか?、といったことを改めて検討する時機にあった。それはもちろん、次の第3回目のお遍路を念頭に置いた上での収束を意味して…

四国お遍路 第2弾 5,40番→54番、55番、、

出発前、まだ自宅でプランニングをしていた段階で、個々の列車・バスの時刻までは把握できなかったが、持っていたガイドブック(へんろ道保存協力会編の地図)等の情報でこの辺までの想定はできていて、ほぼその通りにきていた。予定・想定で少しズレが生じた…

四国お遍路 第2弾 4,足摺岬はバスで、37番~39番、、

もうひとつの土佐の難所は足摺岬だった。その朝、6時からの勤行と法話のあと朝食をいただいてから、今一度本堂と大師堂を参拝し、勤行と法話をしてくださった住職自らが筆を取ってくれ、ご朱印をいただいて出発しようとしたとき、すでに昨日の仲間の姿はなか…

四国お遍路 第2弾 3,二日目 35番清瀧寺、36番青龍寺<ドラゴンバス>

この日の予定は以下のように考えていた。行程から35番清瀧寺<キヨタキジ>はホテルから3km、もちろん歩きで参拝を含めて往復2時間、そのあとの36番青龍寺<セイリュウジ>が、そのホテルから見るとちょうど35番の逆方向だったから、宿に荷物を預けて往復するの…

四国お遍路 第2弾 2,初日31番~34番、、

10月2日が今回の遍路行の初日であったが、その前に9月30日の成田でのちょっとした出来事に触れておきたい。この飛行機は低料金が故のくぐらなければならない関門がいくつかあった。そのひとつは荷物制限である。最低価格の場合荷物は機内持ち込み手荷物のみ…

四国お遍路 第2弾 1,概略

わたしは新聞を読まないしテレビもほとんど見ないので、マスコミ・メディア情報にうとく、世間のことをほとんど知らないのだけれど、どうやら今(ある本によると)平成期になってから?あるいは今世紀に入ったあたりから、お遍路はずっとブームの中にあるらしい…