独歩の独り世界・旅世界

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書き方忘れてしまった

 そうだったんだ?去年の今頃も<はてなさん>の温かい励ましmailを見て、何か書きだしてたんだ。で、2,3回書いてまたそれっきりになってしまったんだ。いや、もう同じことの繰り返し(繰り言)くらいしか書くこともなく、読んでくれる人もなくなった今、今更ブログでもないだろってのが、ま、今年後期高齢者の仲間入りをしたボケ老人の新たなボヤキ、といったところか?? ま、しかし正直言うと毎日暇はもてあましているし、ネタもないわけではない、読み手がいないのだから却って好都合ということで、はてなさんのせっかくのご厚意に乗せられて少しぼやかせてもらうか・・??

 しかし、書き方を忘れてしまった、というのは本当のところである。いや、すぐに思い出したが、いきなりどうやってログインしたらいいのか迷ってしまった。何もそれはブログに限ったことでなく、mailもスマホのやり方も、telのかけ方・保留の仕方・スピーカー、ズームやon line 講演??わからないことだらけである。いやー困った世の中になったものだ。わたしの同年代の仲間たちの中には、いとも簡単にそれらの機器を使いこなしているものもいるが、拒否反応を示しているものの方が多いように思う。わたしも電子機器を使いこなせない、見放された世代<社会不適応者>として余生を過ごさなくてはならないかと思うと、ま、先行きは長くないのはわかっていても暗澹としてくる。それでもようやくコロナ禍は収まりつつあるのがせめてもの明るい見通しかと思っていたら、一向に収束の見通しがたたないどころか、もっと大ごとになるかもしれない恐れの出てきたウクライナ危機は、人類の危機になりかねない情勢である。確実に、日本だけでなく(日本の問題も多々あるが)世界の見通しは暗くなっているようである。老人の寝言を言ってしまえば、果たして畳の上で死ねるのか、といったことが昨今の関心となってきている。で、そのための対策が以下である‥

 

 どうやら、タイムリーな話題として、今日から外国人の入国制限が緩和されたというニュースが流れていた。確かにわたしの宿も少数の留学生を除いて、2年半外国人旅行者の宿泊はなかった。その間日本人の宿泊者はたまにはあったが実質ゼロに近くほとんど2年間は休業状態であった。それでも今年の春ころからライブイベントの再開もあって、徐々に復活の兆しはあった。これから2017~2019の頃のインバウンド客の復活を、小さな民泊ながら期せずにはおれない。が、それはともかく、わたしにとっては、ま、どうでもいいのである。わたしにとってはわたしが出かけられないことの方が大問題だったのである。つまり受けではなく攻めなのである。わたしは旅こそ人生でここまで来た、で、もうかなりの場所へはすでに出かけており、興味のある未訪地はだいぶ少なくなっていた。そう、今は最後の詰めの段階に来ていた(将棋的表現になっている)。残された未訪地に出かける最後の旅の構想は数年前から持っていた。そこでの問題は、時間だった。若い人にとっては休暇の問題、我々年寄りにとっては気力体力の問題である。いや、資力のある老人はそんなことは金の力で何とでもなるであろうが、根っからのバックパッカー貧乏旅行者は、年をとっても体力勝負なのである。わたしのこれまでの旅を続けるには、75歳ころまでが限界だろうという見通しで予定は立てていた。つまり、体力勝負の最後の旅は、コロナがなければすでに終わっていた筈なのであった。今年75歳になったわたしは、2年半お預けを食ってしまっていたのだ。それが今年ようやく可能になったということである。来年の1月からの約3ヶ月の旅の予定は、今年の春ころから再プランニングを重ね(だいぶ当初の予定とは変わったし、未だ入れない地域もあったが)すでに航空券の手配は終わっている。その旅を終えたのち畳の上で死ねれば本懐と思っているが、旅先での客死でも身内に迷惑をかけるが、75歳まで生きさせてもらったのだから満足である。