独歩の独り世界・旅世界

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奄美旅(3泊4日)初日

 ボケが始まっているから同じことを何回も書いてしまっているが、すでに昔のような旅ができなくなってきていることはともかく、書く内容もこれまたつまらない、というかどうでもいいことしか書けなくなってきている。もとより他人様に読んでもらえるようなものを書く能力はなくて、何度も言っているように(個人的な)備忘録でしかないのだが、それでもこうして公開するのはやはり何らかの卑しい意識が働いていると思われる。それが全くなくなるのを理想としているが、それは戯言でしかないかもしれない・・??、、ともあれ一週間前の10月4日の今頃(朝の9時)は成田第一ターミナルでpeachのチェックインを終え搭乗ケートで10:25(搭乗締め切り)発の搭乗アナウンスを待っていた。

 

 幸いに今回は天候に恵まれ、2時間のフライトで12:45初めて奄美の空港に降り立つ。いつも最安値のticketしかとらないから座席はお任せ(この時は片道一人3000円+手数料くらいだっと記憶している、プラス数百円で座席指定もできたはず)、この日のフライトはほとんど満席状態だったから当然窓側にはならず、どうでもいい写真は撮れなかった(7~9月中のフライトだったらあるいは窓側を与えられたかもしれない、前回の時はそれで何枚かの写真が撮れた)。前回の未着陸の時もそうだったが(が故のリベンジだったのだが)、今回の旅のmain テーマ(or 目的地)は加計呂麻島だった。なので、とりあえずその日の予定はつぎの日加計呂麻に渡るべく予約しておいた宿のある古仁屋(瀬戸内町)というところまでいくだけだった。そこまでのいき方に少々悩む。まず奄美大島内での観光客の移動手段として最もポピュラーなのがレンタカーで、レンタカー会社が空港前の通りに十数社か並んでいたと思うが、店によって違いはあれど相対的にかなりお得感のある料金表示であった(これは出発前に調べてあった)。もう一つの手段が<しまバス>という公共のバスを利用すること、これも主な路線は結構本数は走っていて、一日券(2100円)二日券(3150円)三日券(4200円)といったフリーパスも販売されていたので利用価値はありそうだった。先ころ高齢者講習を受けて最後の(つもりの)免許更新をしたばかりのわたしは、視力や感覚の衰えの自覚はあったものの運転にはなれていたからレンタカーの選択肢はあった。現に二日目の加計呂麻島、三・四日目の島内巡り&帰路はすでにレンタカーを予約してあったが、初日だけはバスで行くことにしたのだ。それはレンタカー代(半日or数時間)とバス一日券二人分を比較したところ、それほど差がなかったことと、まずはバスに乗って島の車の流れ・道路事情をつかむ、それと初日からあまり緊張したくなかったというのがバスに決めた理由だった。

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奄美空港、遠くに喜界島が見えていた

 ところが、島の北端にある奄美空港から島の南端にある古仁屋までの直通バスは1時間半に一本の割で、たまたま次の便までは約1時間待ちということがわかり、(あとで空港内にレストランがあったのを知ったのだが)さて、食事するところもなくどうしたもんかと観光案内所でバス一日券を購入したときに聞いてみると、13:15に名瀬経由の別の場所にいくバスが出ることを教えてくれた。それでいけば名瀬で1時間待ち、名瀬の繁華街には食事するところがたくさんあると地図の載っている観光案内冊子をくれたのだった。結局5分も待たずに一日券でそのバスに乗れ、一時間ほど走って名瀬市の中心街に着いた。その間海のきれいさ、車が少なくてのんびりした感じ、少々汗ばむ暑さ等々、早くも単細胞的だがこの島の魅力を感じ取っていた。

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 そのバス停からの次の瀬戸内(古仁屋)行きのバスは1時間後の15:06、どこか適当な飯屋はないかと散策開始、すぐに幟が出ている店を見つけ行ってみると、海鮮丼・マグロ丼がランチタイム580円とでていた。安過ぎない?一瞬疑ってしまったが、中に入って聞いてみるとランチタイムは15時までで、ラッキー ! 最初にありついた食事が超新鮮な海鮮丼でしかもこの値段、気をよくして(バスだったこともあって)ビールも頼んでしまった。だんだん奄美の魅力にはまっていく(店の人に聞いたわけではないし頼まれたわけでもないが、宣伝したいので添えておくと、どうやらこの店の名前が<ごっぱち>とかいって、それは58のことで、58とは奄美の北端から南端まで貫通している国道58号線のことではないかと思われた。よって580円でランチを提供しているのかもしれない ? - これはわたしの想像 - しかしいい店だった)・・??

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この店は名瀬の中心ウエストコートのバス停脇の路地をいったところにあった

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いれたくなかったのだが愚奥が写ってしまって申し訳ない

 空港~古仁屋は直通バスで2時間20分、名瀬の中心からは1時間半で、16時半を回ったころ瀬戸内フェリーターミナル前に着いた。今日の宿のオーナー(名前を聞きそびれてしまった。名刺をいただいたが宿名とアドレスだけでお名前がなかった)、まだお若い感じ、年齢不詳のお兄さん?がバスの到着を待っててくれた。物腰の柔らかな、それでいて日焼けしてたくましく、ほんと青年でも通りそうだったが、お年を聞いてびっくり、実際はとっても感じのいい、よく練れた40代のおっさん(表現が難しい、おじさんでもおっさんでも失礼になりそう)だったのだ。彼はまず、たまたまその時販売されていたせんとうち<瀬戸内>旅得券(2022/1/31まで有効、1万円分につき2000円分のプレミア券が付く)の購入を勧めてくれた。一人3万円分までしか購入できないのだが、まだ決済前だったその宿にも使えるとのことだったので3万円分を購入、そのあと彼の車でお宿まで、10分の距離だったが、次の日使った軽のタクシーで700円の距離の送迎は有難かった。とても素敵な(ダイバー向けの感じの)民宿に17時ころには落ち着くことができた。その日の相客は二組とのこと、夕食は19時からとのことで、ま、少しのんびりしてから早速、着いた時は防風林で見えなかったがすぐ前が浜辺とのことだったので出かけてみる。ものの二三分、防風林を抜けると穏やかな、まさかこんなに美しい浜辺が日本にあったのかと思わせる海辺が目の前に広がっていた。どうやら向かいは加計呂麻島のようだった。ダイバースポットもあるとのこと、しかし浜辺に観光客も地元の人もいない、静かな波打ち際、泳げない(マリンレジャーには縁のない)わたしにはもったいないほどの美しすぎる場所だったのだ。じっと佇んでて飽きない、あるいは哲学するにはもってこいの場所だったかも知れない。

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今回お世話になった民宿ねぷすはわたしからすると5☆であった

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夕暮れ近かったのでいい写真撮れず、対岸加計呂麻島

 夕食は彼の手作りのようだった。あとで奥様を紹介されたが、いろいろ事情があって(それぞれが仕事を持っていて)しばらく別々に暮らしていたとか、最近奥様も一緒に住むようになったようなのだが手伝い等は一切しないとのことで、その分皆さん(お客さん)の相手をして会話で我々を楽しませてくれた。もちろん彼も超一流にだったが彼女のホスピタリティも抜群、また彼の料理の腕前も超一流で、食事の内容をすべて説明してくれたが、恥ずかしながらすでに酔っぱらっていて全く覚えなし、写真で想像してみてください。何よりわたしを喜ばせてくれたのが奄美名産の黒糖焼酎の飲み放題(なんと880円で)、これも記憶に定かでないが、昼にランチをいただいた店で撮った写真を参考にして、そこにある焼酎がほとんど並んでいたと思っていただきたい。おかげて四国から見えたという中年のおっさん3人組と一緒にどんちゃん騒ぎになった次第、いやいや初日早々、当たりが続いたのであった‥

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 ↑ 夕食とデザート(飲み物はオリオンビールと焼酎)