グァテマラシティGuatemala city ～ ( パナマシティPanama city ) ～ボゴタ Bogota

この日(2月24日)わたしはグアテ市Aurora国際空港からコロンビアのボゴタまで飛ぶ予定でいた。このticketは日本で手配済みだった。この旅の計画の最初の段階では帰国便のサントドミンゴ→成田だけが決まっており、まだ南米まで行くつもりではなくグアテマラから先が未定だった。だからどこを廻ってサントドミンゴ(ドミニカ共和国)に行きつくかが焦点となっており、経由地の候補としてはキューバ、あるいは他のカリブ諸島、そして南米もコロンビア、ペルー、ブラジルからのルートを航空便のルートとその料金とあわせて比較検討していた。グアテ→キューバ経由はもし日数がなかったとしたらそうしたかも知れないが、計画段階でおおよそ17～8日の余裕があったから、十分とはいえなくても南米に寄るのがこの際の正解のように思われた。それで幾通りもの組み合わせを検討した結果、わたしが選んだticketは以下のようなものだった。50年前の最初の南米行の時に中米陸路踏破は終えていたから、この時も飛行機利用を前提でグアテマラから飛んでしまうつもりだった。(先にいったように組み合わせ、ルートはいくらでも可能なのだが)わたしが選んだのはGuate → Bogota → Santo Domingoだった。このticketはCopa airlineだったが、思ったより高くて日本円で5.8万もした(三角形の2辺を飛ぶ感じ、コロンビアまではLCCのinter jetで入って - ただしにinter jetはメキシコシティかカンクンからでグアテからは飛んでいない - そこから別便でサントドミンゴへ飛んだ方が安かったかも?いずれにしろticketはタイミングでたまたま安いのが見つかるときもあれば、もうこれしかなさそうと、少し高くても買ってしまうこともある)。ま、出発時間、到着時間、飛行時間等の一番理想的なのを選んだら高くなってしまったともいえた。それはGuatemala city発が14時ころ、パナマシティ乗り換えでボゴタ着が20時ころ、2週間後の3月8日ボゴタ発が朝8:40 やはりパナマ乗り換えでサントドミンゴ着が15時半であった。このticketを日本で購入した時点で南米滞在は2週間となり、それなりの予定を組んでいくことになる。

　グアテマラシティ発が14時ころだったので、それは結構楽だったというか、いつもこのAurora空港を利用するときはたいてい早朝便だったからAntigua朝4時発のシャトルを利用するしかなかった。が、この日は次のシャトル即ち9時発のシャトルで間にあったのだ。ちなみにシャトルは70Qでこれも何年か前と変わってはなかった。シャトルの場合は各ホテルに迎えに来てくれるから楽なのである。他に安くいく方法としてはバスを乗り継いで空港までいけるが(たぶん10Qで行けたはず)けっこう乗り換えが難しいからお勧めしないし、その乗り換えの説明するのも難しい(何年か前にバスでいったことがある、大変だけど面白さもある)。少し遅れて9:15にピックアップにきた車はその日が日曜だったこともあって道はすいていたのだが、たまたま他の乗客の行き先が空港ではなく空港近くのある場所だったので、そこを探すのに少し時間がかかって10時半ころ空港着、もちろんそれでも余裕、チェックインは簡単で11時にはboading passをもらって再び戸外に出た。もちろん空港内に飲食をとれるところはあったが、その時残ってたQuetzal(グアテマラの通過ケツァル1Q;14～5円)は22Qしかなかったので外に出ることにしたのだ。が、これも前に書いているけれど、グアテマラの国際空港の周りには信じられないくらい何もないのである(わたしはそれが気に入っている)。しかし、前回も利用したことのある露店風簡易食堂が一軒だけ道路わきの芝生の中にあって、シャトルで着いたときにそれがまだあるのを確認してあった。以前と変わってなければ18Qで食事がとれるはずだった。時間はたっぷりあったし、そこまでは空港から5分だった。シェラの露店食堂の写真のように朝からもうもうと煙を上げて肉を焼いていた。地元の人で満席、しばらく待って例によってカルネアサドを注文、グアテマラ定食の食い収めであった。そこの値段も変わっておらずコーラがついて18Qは決して空港価格ではなかった。12時にはセキュリティチェックを終え、待合ゲートで約1時間待ちを覚悟したが、何の理由だったか、たぶん到着が遅れたかで搭乗が1時間遅れ、離陸も予定時刻より1時間遅れとなった。その遅れは連鎖してパナマ到着も1時間遅れのままだった。実はここでの乗り継ぎには1時間しか時間はなかった。定時に到着していればこの乗り換えは非常に簡単なのは知っていた、恐らくゲートからゲートは10分もあれば問題はなかったかと思う。当然同じエアラインだからそれを見こしてたぶん30分の乗り継ぎでもticketは発行されたかと思う。しかし、これはただの1時間遅れでは済まなかったのだ。その機が駐機した場所がどういうわけかトクメン国際空港の端っこの方でバスに寄る送迎だった。あいにくその時わたしは後ろの方の席だったため、最初のバスに乗りそびれてしまった。しかしすぐに来ると思っていた迎えのバスはなんと30分以上も待つことになったのだ。その時点ではもうあきらめていたが、我々がゲートに着いたとき乗り継ぎ便はとっくに出た後だった。しかしよく聞き取れてなかったものの明日の便の振り替えとホテルの用意があると係の人が説明していたようなので、今一度確認し明日の便の希望をいって他の乗り遅れた人たちと行動を共にすることになった。乗り換えだけなら必要なかった入国の手続きも済ませ、航空会社が用意したマイクロバスでパナマのセントロへ、8時ころパナマシティセントロのとある高級ホテルにチェックインし、夕食の食事券をいただくことになった。一人だったら絶対泊まらない、いや泊まれない高級ホテルの一室から、すぐにその日宿泊の予定だったボゴタのairbnbのホストにmailを入れて事情を説明した。返事はすぐにきて、明日午前中に着くからよろしくと伝えて一安心、シャワーを浴びてから1Fに下ってレストランで食事をお願いした。ビールは自分持ちだったが、パナマは米ドルで支払いができたから、迷わずそれも頼む(5ドル)。食事後に少し街を歩いてみたかったが、地理に不案内だし時間も遅かったので、近くのtienda(商店)の場所だけ教えてもらって飲み物とちょっとつまめるようなものを仕入れにでかけた。次の日は5時半のピックアップとのことだったので夜更かしもしていられなかった。それでも6時間くらいは睡眠がとれて、次の日6時半にはトクメン国際空港の24番ゲートでボゴタへのフライトを待っていた。パナマ～ボゴタは1時間半のフライトで、9時半コロンビア入国。この時は朝が早かったからかイミグレは超簡単、実は2週間後にもう一度ここに降り立ったのだが、その時はイミグレ通過に2時間ほどかかっており、この朝のことが信じられないことのように思われたのだった。いずれにしろボゴタも数年前にきており、空港自体は覚えていたが同じ失敗を繰り返す。即ち両替所を間違えたというか、あまりよくないレートで両替してしまったのだった。空港からは歩けそうな距離でなかったからタクシーを使うしかなかったのだが、コロンビアのタクシードライバーは前回の時もそうだったが善良な人が多く(たぶん空港に待機している車は何らかのライセンスを持っているのだろう)ホストのAndresの言った通りの値段で彼の高級マンションまで連れてってくれた。taxi代は20000ペソ、ここの通貨には最後まで慣れることがなかったが、あとでこれは20mil(ミルはスペイン語で千のこと)と呼べばいいことを知る、1milは日本円で約40円、ということはタクシー代20milは800円ということだった。タクシーで15分くらいで着いたマンションの1F管理事務所にて連絡取ってもらったが、果たして彼は不在であった。しかしそこに来るまでに感じていたことだが、コロンビア人はみんな親切で(50年前と印象が全く違った)すぐ彼に連絡をとってくれ、そしてすぐには戻れないということで、近くに住むお嬢さん(奥さんの連れ子か?)に連絡をとってくれ、その彼女が17階建てマンションの最上階にあるボコダ中が見渡せるマンションの一室に招き入れてくれたのだった。