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インドネシアの旅 第五章 バリ島 その1,クタ Kuta ~ ウブド Ubud

  今年2月の旅模様をだらだらと書いてきて、ようやくあと2回くらいで終わりそうなのですが、実はもうどうでもよくなってきていて、ほとんど気乗りしない状態が続いています。ひとつには今回の旅録はあまり閲覧がなく、たぶん面白くない、かつ馴染みのない地名のところばかりといったあたりが敬遠されてしまう理由か思われますが、そもそも自己満足の旅、自己満足の文章にはついていけない(わたしが読み手だったとしても、そういうのはゴメンナサイするから)といったところが真の理由かと妙に納得してしまうのです。しかも、このあとはほとんどおまけみたいな、ま、いってみれば消化試合のような、実際にそれは時間調整のために最後の3日間を過ごしたバリ島の話になるから余計、もういいかっ? !、となってあまり気が乗らなくなっているのです。ということで、以下はほんとに面白みのない話、どうでもいい話で一応締めまでもっていくつもりでいますので、ま、適当にお付き合いください、、

 さて、バリ島である。到着時に一泊してどこも見ずに次の日ロンボク島に渡ったから(もう、初回にどんなことを書いたか忘れているので)たぶんバリ島のことは何も書いてないと思うが、もしかしたら今回の旅の目的地は決してバリ島ではなかったということは書いたかもしれない?、それというのも(これは書いたか?)わたしは30年ほど前に一度バリ島には来ていて、そのころは、まだそれほど有名な観光地になってなくて、とても快適に過ごせて南の国の楽園を味わったいい思い出が残っていた。が、その後アジアの一大人気リゾートになってからは、世界中から押し寄せる観光客、はたまた例のテロ事件などが起こって、バリ島自体の魅力はわたしにとってはとうに失せていた。それでもインドネシアの観光の一大拠点になってからは、今回わたしが利用したAir Asia等のLCCをはじめ多くのフライトが日本から直行で乗り入れるようになって、その価値は増していた。なので特にバリ島が目的地でなくともインドネシアの玄関口の役割を果たすようになっていたのだ。特に今回旅したバリ島以東へ訪れる場合の拠点としての重要度は利便性においても経済性においても計り知れず高くなっているように思えた。その意味で改めてバリ島(空港近辺)の価値を再認識し、わたしの知らないバリ島の顔を発見する必要はありそうだった。まず、必要としたのは空港近辺の安宿情報だった、、

 出発前に調べていて驚いたのは、宿がやたらに多いということだった。それはとりもなおさず、年間を通じていかに観光客の数が多いかということを物語っていた。たぶんそれもピン~キリだったと思うが、高いところには決して宿泊しないわたしにとって、空港周辺の安宿は一番気になるところで、しかもできれば空港から歩けるところを探していた。ちなみにバリ島南部の空港から半径10kmくらいのエリアは、いくつかの特色ある地域に分かれ、それぞれの好みに応じてリピーターたちは定宿を持っているようだった。その地はクタ、レギャン、スミニャックサヌールヌサドゥア、ジンバランといった地域で、いずれもそれぞれに浜辺をもち、どの地域も多くのホテル、レストラン、土産物屋等のショッピングエリアがあってどこも賑わっていた。わたしはリピーターではなかったから、どこがどうということまでは知らず、はっきりいって空港に近くて安いところならどこでもよかったのだけれど、最も空港に近いところの地名はクタ<Kuta>というところだった。そして日本を出る前に探して予約していったKutaの宿は見事にハズレだった話は初回にしたかもしれない、で、今度こそ定宿になりそうなところをと再びairbnbで探して、イリアンジャヤ/ワメナの藤原さんのオフィスから予約を入れたのは前日のことだった。そのときパプアコムで空港からその宿へのルートをプリントアウトしてもらったのが功を奏した。16時半にNgrah Raiングラライ国際空港国内線ターミナルに着いたが、そのときは荷物を預けていたので、荷物待ちで歩きだしたのは17時ころになってしまっていた。で、今回はなんとしてでも歩いて宿までいってみようと少しうろうろして空港からの出口を探した。こういうときは地元の人についていくのが一番で、そのときも前回わからなかった、たぶん地元の人しか通らないような出口をようやく見つけることができた。そこからは前回同様細い路地の混み入っている道が続いていたが、何回か確認しながら(プリントしてもっていた地図のおかげで)30分かからずにその宿にチェックインすることができた。その宿もairbだったが、いわゆる安宿、ホテル形式でairbも受け付けているといったところ、しかしここのオーナーはairbのスーパーホストだけのことはあって、とても親切だったし、部屋も1700円くらいにしては上等だった。細い路地も一旦覚えてしまえばその宿から空港まで10分くらいで行けることもわかった。それだけでなくシャワーを浴びて着替えて早速出かけたのだが、そこからKutaのビーチまでも10分くらいだった。ちょうどサンセットに間にあったといった感じでKuta Beachのサンセットを何枚か撮ることができた。また、その界隈はリッチなホテルも多くあったが、小さなレストランや屋台やコンビニもそこら中にあって、その夜の食事(例によってtake out)及びビールに不自由しなかった。最初からここにしておけばと少し悔やんだが、定宿を見つけられたと思えば、つまり先のことの思えば過去のことはすでにどうでもよかった。ただ、前日の予約時にKutaを一泊にしてUbud二泊にしてしまったのはもしかしたら失敗だった?逆にしておけばよかったかと思った。

Ngrah Rai空港;2枚Img_8200_640x480
Img_8271_640x480ここが地元の人が出入りする通路だった、、

やっと見つけた定宿にして良さそうなホテルImg_8189_480x640Img_8190_640x480ホテル界隈

Kuta Beach(Tuban beach?)のサンセット;5枚Img_8191_640x480_2
Img_8192_640x480空港方面Img_8193_640x480Discovery Mall方面Img_8198_640x480Img_8199_640x480

 この宿のチェックアウトタイムは11時だったので、次の朝8時半頃から出かけてもう少し、Kuta地区を歩いてみた。浜辺に沿って遊歩道になっていて、左手に海を見ながら右手に高級ホテルが建ち並ぶ、いわゆるリゾートエリア、ま、わたしには余り縁のないところではあったが、いわゆるバリ島のバリ島らしきところ?若い人たちにとっては憧れの地、憧れのホテルだったのかもしれない、、しばらく行くと巨大なショッピングモールがあって、そこはまだ開店前だったようで、その辺からひき返した。その日は夕方までにウブドUbudに移動するつもりでいた。ウブドというところはいわゆる芸術村?伝統的な舞踊、音楽、絵画等々、伝統文化が継承されていて、それらを鑑賞、見学、体験できるところで、いつも観光客で賑わっているところであった。すでに30年前もそんな感じだったから、そこに長く滞在した記憶があり、今はどんな感じなのか、ま、少し時間が余ったのでデンパサール界隈よりはこじんまりとまとまっているから、少しは居心地がいいのではないかと、そこに二泊の予約をいれてあった。問題はそこまでどうやっていくかで、30年前はどうやっていったのかの記憶はなかった。あるいはシャトルバスのようなものがすでにあったのかもしれない?、で、その件はガイドブックやインフォメーションで聞いたりして調べてはいた。Kutaのairbのホストも自分が送迎するといってはくれたが、料金的にはやはりプライベイトでは高くなる。かといって公共の路線バスは最近だいぶ走っているようだったが、調べた限りではウブドへ行く足はやはり二社のシャトルバスしかないようであった。一社はロンボク島へ行くときにフェリーのでるパダンバイへ行くときに使ったプラマ社Pramaのシャトル、そのとき使ったパタンバイ行きのシャトルがまさにウブド経由だったのである。ウブドまでは60で一日6便くらいあった。もう一つ今回知ったのがKuraKuraバスという先に挙げたバリ島南部の各地区とウブドへの路線を持つ、なんでも3~4年前から営業しているシャトルバスがあるらしく、それだとKuta地区の路線もあったから、使い勝手はよさそうだった。10時半頃チェックアウトするときにKuraKuraバスの停留所がこの近くにあるかと聞いたら、ビーチに出る手前のホテルAston Kutaが停留所になっていると教えてくれた。そこまで宿から5分、バス停のところに案内の冊子があったのでそれをもらってバスを待った。

次の朝のKuta beach(Tuban Beach);2枚Img_8202_640x480Img_8204_640x480

浜辺沿いの遊歩道Img_8205_640x480

右側海辺沿いに高級リゾートホテル;2枚Img_8206_640x480Img_8207_640x480

Img_8209_640x480巨大ショッピングコンプレックスDiscovery Mall (SOGOが入っていた)

Img_8210_640x480_2ホテル、レストラン、カフェ、土産物屋、両替屋、コンビニ等々が軒を連ねるJl. Karticaka Plaza

もう一つのショッピングモール Lipoo Mall Kuta
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 その冊子には三日券、七日券もあるようなことが載っていたから、20分くらい待ってやってきたバスのドライバーに確認すると、三日券で150とのこと、それなら単純にUbudを往復するより安かったから、迷わず三日券を購入、そのバスはKuraKuraバスのターミナルとなっているTギャラリアDFS(Duty Free Shop)Baliに11:30頃着、街の中心に位置する大きなショッピングモール内にKuraKuraバスの本部?があって、可愛い女性のスタッフが旅行者のサポートをしてくれていた。当初はそのままそこでUbud Lineに乗り換えて、ウブドに行くつもりだったのだが、それだと13時まで1時間半そこで待たねばならなかった。ならばと他のラインの出発を調べて、12:00発のJimbaran Lineがあったので、それに乗る、三日券の効用であった。ところがそのバスの乗客は最初から最後までわたし一人、専用車となった。途中で降りてしまうと次のウブド行きに乗れなくなるから、途中下車せずにJimbaran Lineをバスの中からの見学(ま、いってみればバスからの市内観光)となった。そのバスは途中の激しい渋滞のため、13:40着が14:25になったが、次のウブド行きが15時だったから、むしろ延着は歓迎であった。15時発のウブド行きはほとんどプラマ社のルートと同じ道をいって(動物園とかバートパークへ寄った、ちょっと興味を覚えたが、そこに寄る余裕は流石になかった)16:45にウブドの中心近くのバス停であるプリルキサン美術館Museum Pri Lukisanに着く。ここも街中に入ってから激しい渋滞で、バスは進まず、その間ウブドの変わりようをつぶさに見学できた。が、その変わりようたるや、目を疑いたくなるほどで、ともかく車の渋滞だけでなく、ものすごい人(で、道が狭いから渋滞になっているのだが)、ほとんど欧米系だが、中国・韓国系も多い、そしてモダーンな店舗・レストラン他ありとあらゆる観光客目当ての店舗が軒を連ねているのだ。思わず(最近の渋谷は知らないのだが)渋谷・原宿のようだ!?と思ってしまった。昔のウブドはこんなんじゃなかった、いったいどうしたというんだ、いっぺんに興ざめとなったのである。

Kura Kura BusのターミナルT Galleria DFSImg_8212_640x480

jimbaran Lineのバスでジンバランエリアのスポットをめぐる;4枚Img_8214_640x480
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Ayana Resort(日本人の若者が多く泊まっていたが、このバスに乗ってくるものはいなかった)Img_8217_640x480_2渋滞で海上の道Mandara Toll Roadをが、そこも全然動かなかった、その道からブノア港Bunoa Harbor方面Img_8218_640x480_2

  その人混みを逃げ出すように、バスを降りて予約してあったホテルに向かった。といってもその場所を知っていたわけでなかったが、それらしき宿名をガイドブックに見つけていたから、間違いないだろうとその場所を目指した。が、そこは街はずれでバスを降りた中心街からは30分くらいかかった。それでもまだ明るかったから、正しくその宿に行きつく、そこはたぶん中心から遠い分宿代は安く、朝食付きで一泊1500円くらいだった。ま、だからそこに二泊することにしたのだけれど、ウブドの賑わいを楽しみに来た人にとっては立地は悪すぎた。が、むしろその喧騒を嫌うわたしみたいな旅行者にとっては、却ってそれがよかったのである。そういう意味ではそこには30年前のウブドの面影が確かに残っていたのであった。うっそうとした樹林、敷地は広く、崖を降りていくと川があり、敷地内にはバリ島の神々を祀る祠がいくつかあった。古いバリ風の建物内は蚊帳を吊ったベッドで、たいそう広かった。そんな感じの宿にわたしは満足だった。問題は中心部にはあれほど多くの食べ物屋さん他商店が連なっていたのだが、宿のあったところは住宅街で、レストランは5分くらい歩いて通りまで出なければならなかった。19時ころから食事をとりに出かけたが、その界隈には数件のレストランしかなく、しかしそれなりにどこもお洒落なところで、少々迷うがあまり客の入ってないところに入る。一通りインドネシア料理や洋風のメニュウもあったが、そこではインドネシア風焼き鳥サティ・アヤムがあったので、それとチャプチャイ(中華のチョプスイ)、ご飯とビールで久しぶりに豪華な夕食となった。それでもトータル100で収まったまのにはびっくり、とてもおいしくて安かったので大満足であった。

宿の感じ;2枚Img_8220_640x480左の向こうの部屋をあてがわれる

この写真には写ってないが祠もあった、、Img_8225_640x480

久しぶりに豪華なメニュウ、、Img_8224_640x480


 30年前のウブドの思い出で忘れられないのがバリ風朝食で、中でも毎朝供されたフルーツの盛り合わせが強烈に残っており、だからまたウブドに来てみたかった、といっても過言ではなかった。その心知ってか知らずか、朝食のメニュウが何種類かあってパンケーキを注文してあったが、宿の奥さんはパンケーキとコーヒーと一緒にちゃんと果物の盛り合わせを添えてもってきてくれていた。その朝は久しぶりに遅くまで寝ていて(よく眠れたのだ)、8時ころ起きてベランダでゆっくりと朝食をいただく、、ま、こんなのがわたしにとっては最高の贅沢の一つに思えた(それで一泊1500円だから、わたしは安上がりな男だと自分でも思う?)。で、ウブドでは各種アトラクションやイベント、様々な体験コースが毎日のように開催されていて、旅行者を飽きさせないのだけれど、そのいずれにもすでに興味を失っていた。ガイドブックにもそんな情報がたくさん載っていたが、唯一興味を覚えたのは、前回いってなかった、というか歩いてなかった散歩コースであった。ウブドから郊外の田園地帯を行くコースが三つ紹介されていて、いずれも2~3時間の散歩コースのようであった。結論からいうと、9時ころから出かけて少し街中を歩いてから、そのうちの二つのコースを歩いてみた。日中かなり暑くなって、午後からのスタートとなったスバリ村コースは、最後まで行かず疲れたので途中から引き返して、疲れきって15時ころには戻って昼寝となったのだが、ま、人混みのウブドの街中を彷徨うよりは、暇つぶし・時間つぶしにはよほどよかったと思っている。その散歩模様は写真を見ていただいたほうが早いと思うので、ここでは省略、いずれにしろウブドの寄り道は時間調整がその目的だったから、その変わりように驚いたものの、昔の良き時代のウブドもわずかに垣間見られ、よき思い出も甦ったのであった。その宿のオーナーに30年前にここでやっていたのかと聞いたが、そんな古くはやっていなかったとのことで、30年ぶりに訪れてあまりの変わりようにびっくりしたが、この宿で昔のウブドに出会ったような気がしたといったら喜んでくれた。街からは遠いがそんな良心的で、静かな環境にある宿がいい方にお勧め、ホテル名をSuastika Lodgeといい、日本円で一泊1200円+tax ここはairbの宿ではないから、どこのホテル予約サイトからでも検索できると思う。翌朝もバリ風オムレツ、トースト、コーヒーとフルーツの盛り合わせという素敵な朝食をいただいてから、10時にチェックアウトしてKutaに戻った、、

街ブラ、散歩コースに出かける。

この2枚は、宿の近くのお寺ダラム・プリ寺院Pura Dalem PuriImg_8227_480x640Img_8228_640x480

繁華街の一つLl.Dewi Sita通り;2枚Img_8229_640x480Img_8230_640x480

ウブド市場、王宮周辺:2枚Img_8232_640x480Img_8234_640x480

最初に歩いたJl.Kajeng~田園地帯ルート;9枚Img_8237_480x640ここまでは車乗り入れ可だったがここから道は細くなった、、

20分くらい登り気味に歩くと突然田園風景が開けた、、Img_8238_640x480Img_8242_480x640Img_8243_640x480Img_8244_640x480

折り返し点がよくわからず、このルートも途中から引き返し、往路と別の道を行く、、ところどころにカフェなどあり、、
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Img_8248_640x480このコース終着はどこに出るのかと思っていたら、プルリキサン美術館(KuraKuraバスを降りたところ)にでた、所要時間1時間半、、

目の前の通りJl.Raya Ubudを歩きながら、次のスバリ村コースの入り口を探すImg_8249_640x480

グヌン・ルバ寺院Pura Gunung Lebahがスバリ村コースのスタート地点だった、、Img_8250_640x480

登り気味の道を3~40分歩いたか、疲れと空腹で昼食休憩;2枚Img_8252_640x480Img_8254_640x480チキンバーガーとビールで55、30分くらい休んで1時スタート、、

30分くらい歩いて、まだ途中だったが暑くてひき返す、どちらかというと少し単調な散歩コースだった、スタート地点のグヌン・ルパ寺院を帰り道から写す;3枚Img_8255_480x640Img_8256_640x480Img_8257_640x480

main streetのJl.Raya Ubudを街ブラしながら戻る;5枚Img_8258_640x480Img_8261_640x480Img_8262_640x480Img_8264_640x480
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昼寝から覚めて夕方からまたでかける、中心部とは反対方向に行ってみた、Jl.Andong沿いの何やさんかよくわからないが、面白そうな店がいくつかあってそれを写す;3枚Img_8266_640x480Img_8267_640x480Img_8268_640x480

前日の朝食は撮れなかったが、最終日のトーストとオムレツとコーヒーとフルーツの朝食Img_8269_640x480