独歩の独り世界・旅世界

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初めて図書館に新刊本を発注 !

いやはやこれまでの人生では経験したことのない未曽有*₁の事態に直面して、することもなく書くこともなく、また当たり障りのないことを書く能力もなくで、このはてなからの毎月の督促、前回から一か月がたってますという督励のmailをもらってからもはや10日がたってしまった。<*₁二重表現、これについては後で言及>

この厳しい状況もはや2ヶ月にならんとしており、すでに外出自粛令が出るに及んで、ま、隠居老人としてはさほどの経済的打撃に襲われてはいないが(それでも独歩亭の予約は全滅&株価の下落で大損してしまった)、いやはや大変な世の中になってしまったと、天を仰ぐばかり ! つまりじっとしているしかすることのない状況をどう凌いでいくのか、といった問題を突きつけられているわけです、たぶんわたしだけでなく、多くの国民、いや世界中の人々が、すなわち人類が、ということになるわけですね?

で、もう干からびてしまって何の役にも立たなくなっている脳みそを使ってやっと絞りだした一つの策が、図書館通いだったわけです。ま、図書館通いは定年後に日常化はしていたものの、かといってそれほど本好きでもなく、読む本は偏りのあるものばかりで、おまけに興味はどんどん狭まり減退していったから、もう読みたい本も見つけにられない状態が続いていた。そんなとき、たまたま車を運転中にラジオで紹介されていた本を耳にして、なんか面白そうだと思って、一か月くらい前に出かけたときにその本を探してみた。ところが初めて経験したことだったが、たぶんその本はまだ新刊だったようでわたし住んでいるの地域の図書館の蔵書にはなかったのである。係の人に確認して、取り寄せることができるのかと聞いてみると、新刊の場合一応、その本を所蔵するかどうかの審査があるのと、年度末なので審査に通っても少し時間がかかるかもしれないとのことだったが、所定の書式に書き込んでわたしは初めてわたしの名前でその本を注文したのだった。早くても一か月、たぶん4月以降になるであろうと思っていたところ、案外早く一週間くらい前に注文した本が入ってますという連絡をもらって、数日前に、だからたぶん初めて人の手に渡ることになる本をわたしは手にしたのであった。

 

その本の題名は“日本語が不思議すぎる”(サンマーク出版 2020/1月刊)というタイトルで著者は日本在住20年という、今は九州の大学で英語を教えているアン・クレシーニという自称ヤンキー娘を名乗るアメリカ人女性と、その彼女の日本語に対する素朴な疑問に答える元NHKのアナウンサー、かってミスターNHKと呼ばれていたという宮本隆治さん、ま、これだけで直感的にこの本は面白そうだと思ったのだけれど、実際期待にたがわなかったし、改めてわたし自身が日本語を学ばせてもらったという、感慨を持った。なのでそこで学んだことを以下に少しばかり(特にわたしが間違ったもの、知らなかった点を)列記しておこうかと思う。結局わたしも年ばかり食ってしまったが、日本語さえ十分に知っていたとはいえず、中途半端日本人を証明してしまう形になってしまうが、恥を忍んで日本人なら知ってて当然?アンさんから見ると難しすぎる(不思議な)日本語の数々を改めて学ばせてもらったもらった想いである。恐るべし、アン・クレシーニ、おそるべし宮本隆二てある。謹んでこの両著者にお礼を申し上げたい。

以下、すでに忘れてしまった、あるいは覚えそこなった、新たに学んだ日本語の一部を出現順に紹介しておきます。

1,読めますか?書けますか?(わたしが読めず書けなかった日本語)甚振る、鏤める、擲つ、

2,どっちが正解?-1'足をすくわれる'or'足元をすくわれる'-2 '乾きにくい'or'乾きづらい'

  -3'存亡の危機'or'存亡の機' 他

3,正しく使えてますか?-1'やぶさかでない'-2'天地無用'-3'なし崩し'

4,二重表現 ; 間違いの数々'まず最初に' 'すべてを一任する' 'あとで後悔する' '色が変色する''カトリックの神父' 等々、これはわたしも時々知らないうちに侵している過ちで、それが冒頭の 'これまでの人生では経験したことのない未曽有の事態' と書いてしまったところがまさにそうです。これがまさに二重表現でした。

ま、そんなあれこれを面白く学べるこの本、是非一読あれ ! です。なお、千葉市にお住まいの方は二~三日以内にわたしは返却を予定してますので、千葉市中央図書館で探してみてください。

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