独歩の独り世界・旅世界

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2017 Guate y Mexico 10)‘人生の達人’と‘グアテマラの達人’(珠玉のブログ紹介)

 突然ですが、ここで上記表題のブログを入れさせていただきます。このタイトルはもちろんわたしのことではありません、、そもそもどの分野においてもわたしは達人の域には達したものはないのですから‥、、それでも達人と思われる人には出会ってきてます。そんな方に、たまたま同時期に登場していただくことになりました、、

 わたしはこれまでの長い旅経験で、外地で友人と待ち合わせをしたことが何度かあった。そう、いろんなところで、古くはネパールのカトマンズやポカラで、インドで、南米で、スウェーデンで、ロンドンで、もちろん最近ではグアテマラでも、、昔はmailもケータイもない時代、たいていは大使館気付けでお互いの居場所を知らせる手紙を残して再会を試みたのだが、もちろんすれ違ったことも何度かあったが、たいていは何とか出会えたものだった。で、その日は大いに飲み食いしながら再会を喜んだ記憶は未だに新しい、、さて、今の時代はどこにいてもほとんどネットが通じてしまうので、その分現地待ち合わせは簡単かつ確実にできるようになっていた。今回も、ではフローレスで会いましょうと最初に約束したのは去年の12月だったか?、そ多少の日に場所変動は最終的は2月の22日、場所はフローレス<Flores>のとあるホテルということになっていた。

 この年代の近いご夫妻とは、ま、奇妙なご縁で数年前からお付き合いさせてもらっているが、世界周遊旅のブロガーとしても有名な方で、そのブログの中で彼らはわたしのことを達人と呼んでくれているのである。‘達人が聞いてあきれる‥’というタイトルで数回前に書いたわたしのブログは、ここからきているわけだが、わたしからいわせるとこのご夫婦こそ正真正銘‘人生の達人ご夫婦’ということになるのである。その生き方といい、その文章といい、普通あーは淡々とできないし書けないと思うからである(ゆえに読者も多いことだろう!?)。それをさらーっと、しらーっと(いとも簡単に世界一周を2度も)やってしまうところが達人の達人たるゆえん、と思っている。ま、わたしも悠々自適と称されたこともあるが、むしろこの言葉はこのご夫妻のためにある、とさえ思っているのである。その彼らとの再会が、ことの経緯から2/22になって、それもわたしをフローレスに向かわせていた理由であった。もちろん、もとはといえばお互いが、それぞれにグアテマラ再訪を考えていて、ひょっとしたことでそれが同時期であることを知り、その期間・ルート等を確認し合っていたら、それぞれが逆方向からフローレスを目指していたことがわかって(つまり彼らはメキシコシティから、わたしはカンクンから)、ならばと多少の日程を調整することによって、場所と日時を2/22フローレスの某ホテルでということに決めたのであった。わたしはわがままで偏屈だから、あまり他人のブログには目を通さないのだが、別の友人から、彼らのブログでわたしのこと、あるいは独歩亭のことが紹介されていると教えてもらったことが何度かあった。それでようやく彼らのブログを拝見させてもらって、あ、これはもう敵わないと、それからはまた彼らのブログは遠い存在になっていた。今回の再会をきっかけにまた見る機会を得、彼らの文章の方がうまいから、このあとのこと(再会の模様等)はもうあまり書く必要はないかと思っているところである。もちろんわたしより多くの読者を持つ彼らのブログをここで改めて紹介するまでもないと思うが、まだご覧になったことのない方は、一度‘アラカン夫婦の旅だより’みてみてください ! !

 この機にもうおひと方、達人を紹介させていただきたい。わたしは彼女のことを‘グアテマラの達人’あるいは‘ブログの達人・文章の達人’と崇めている方である。いや、実際お会いしたことはないのだから、実はこの方の形容は非常に難しくて(つまりそんな形容では小さすぎる、つまりこの方はプロかもしれないので)もしかしたら大変失礼ないい方になっているかもしれないのである。いずれにしろ、そのブログに一度でも接せられたら、その人となり、お書きになっている内容から、達人といういい方がぴったりしなくても、とんでもなく凄い人ということはおわかりいただけると思う。そのブログ‘Guatebuenaな日々’及びそこに紹介されている彼女の著書‘グアテマラ 遠くて遠い国’をご覧になっていただければ、きっとあなたの知らないdeepなグアテマラが見えてくると思います。

 この著者の方から、光栄にも何度がmailをいただいて、いろいろ教えられてきました。一番近い例が、数回前にグアテマラの郵便事情についての解説を勝手に掲載してしまいましたが、あのとき、いずれ紹介する時がくるであろうと申し上げた方です。グアテマラ在住20年とのことで、わたしにいわせるとグアテマラ人以上にグアテマラのことを知っている人、となります。なのでわたしの狭い知見をいつも的確に修正してくれ、あるいは示唆・アドバイスの形でフォローしてきてくれたのです。あのダラスでのlost baggageに関しても、起こりうる可能性についての解説をいただいてました。わたしがこの方を知りえたことは、実は計り知れない意義をわたしに与えてくれました。初めて話すことですが、こういうグアテマラの達人を知りえたことによって、グアテマラのことはすべて託せる、この人に聞けば何でもわかるという安心感を得られたからです。わたしはもう年だし、専門を何も持たないタダの旅人ですから、これ以上何をいってもたいていは表層的なことばかり、だからかえって弊害になるかもしれないのです。つまり役に立たない老兵は退くべき、と思っているのです。その意味で彼女の存在は大きく、心置きなく退けるということです、、たぶんグアテマラを想う気持ちは一緒で、彼女はわたしのことも理解してくれてると思います。だから、このあとグアテマラのことはすべてこの方に託せばいいと、思っているのです。

 そう、たまたま前々回に登場していただいた‘グアテマラの達人’とこの後登場していただくことになる‘人生の達人’は、いずれもわたしの今回の旅のキーパーソンでした。いや今や旅に限らず、もっと広く世界を共有していけるような大切な人になってます。どうか、彼らの世界も共有してみてください、わたしよりずっと広くて深い世界を‥ ! !