独歩の独り世界・旅世界

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グアテマラで、ひきこもる、、

 前回ブログをトピックのかたちで一本書いたころから不本意ながら体調を崩してしまった。約2週間の間、原因不明の咳と鼻水、喉の痛みに悩まされ、もちろんその程度で医者になんか行かないから、薬で治そうとしたが、それもケチって一番安い薬を飲んではみたが、いつになっても治らなかった。ひどいときはベッドに入ると猛烈に咳き込み、この2週間、ほとんど熟睡できた夜がなかった(短時間睡眠の繰り返しで、せいぜい4~5時間しか眠れてない)。医者にも行かず、そのうち治るであろうと自然治癒を待っていたのにはわけがあった。それはこの症状が今回初めてのことではなかったからだ。もしかしたら、以前ひどい状態にあったときのことはどこかに書いているかもしれないが、まず考えられる原因はいくつかあって、ひとつはこの地は一日の寒暖差が激しく、にもかかわらず、こちらのたいていの安ホテルではブランケット一枚の貸与しかないから、風邪をひいてしまった?ということ(しかし、熱はほとんどなし)。そして、もうひとつは乾燥した空気と(土)埃?。埃っぽいというのは目に見えない程度なのだが、疲れていたりすると、その微妙な環境差で喉をやられることは考えられることだった。そして軽重の差はあっても、ほとんど来るたびにわたしは喉をやられていたので、今にして思えばその事前対策を怠っていたことが、一番の原因だったかもしれない。(この街でマスクをしている人はいないが、案外旅行者の必需品だったかもしれない。また、去年は舞さんにうがい薬をもらってのを思い出した、つまりそれも用意していなかったということ)。そして、前のときもいろんな薬を試したけれどすぐに治ったためしは一度もなく、やはり長いときは2~3週間かかって自然に治っていったと記憶している(やはり体力の回復と睡眠が重要かと思われる)。

 さて、その2週間は幸いにも当初より、現地滞在予定日であった。今回は都合5週間のグアテマラ行であったが、当初より概ね以下のプランを立てていた。最初の1週間がカンクングアテマラシティ(アンティグア)の陸路移動、3日間アンティグアにいて、そのあと10日間サンペドロ(実際は12日現地滞在)、そして再びアンティグアに移動して1週間滞在、最後はまた一週間かけて再びアンティグア~カンクンを往路とは別ルートで移動を予定していた。なので、ちょうどサンペドロ滞在中のことで、しかもその間どこへ行く予定も特になかったから、もちろん最初からひきこもるつもりでいたわけではないが、結果的にひきこもってしまったということだった。とはいえ結果的にひきこもる形になったといったが、では、そもそも中3週間(アンティグア都合10日間、サンペドロ12日間)に何を予定していたかというと、ま、考えようによっては最初からひきこもるつもりだったといえなくもない。その3週間のほとんどの日々は(サンペドロでもアンティグアでも)出張家庭教師によるスペイン語のレッスンを受けていたのである。ただしこの場合、スペイン語のレッスンといっても、普通はスペイン語の基礎や会話の初歩がその授業内容となるのだけれど(それでもたぶん学校へ行くより個人レッスンのほうが安い、ただし先生の当たり外れもありレベルの保証はない)、わたしの場合ちょっと特殊なレッスンを受けていた(それについてはまたどこかで公表することもあるだろう)。そして、それが今回の旅の二大目的のひとつだったのである。で、いずれにしろ、午前中に出張授業を受け、午後はそれを元にした(わたし一人でやる)作業が待っていて、実際に一日ほとんど外出することはなかった。ただサンペドロの場合は、食事だけは何とかしなくてはならず、たまたまHotel Peneleuはキッチンがついていたから、食材とかビールの買出しに一日一回は外出しなければならなかった。それがアンティグアへ戻ってからは、去年世話になっていたLluviaのところにホームステイするつもりでいて(これも当初から予定していたが、それでももし訪ねたとき満室だったら、他にいくしかなかったのだが)一週間前の金曜日にサンペドロから戻って訪ねたとき、たまたま一室空いていたので、それ以来(ホームスティは日曜以外全食付だから)食事の心配がなくなった。なので、この一週間の間一度も外出しない日が数日を数えた。いくら有名観光地でも、それを目的にきていたわけではないので、用事がないかぎり無理に外出する必要はなかったのである。そしてHotel Peneleuでは、わたしより数日あとにやってきた日本人旅人トモさんと親しくなっただけでLluviaのところは去年とは違って日本人は一人もおらず、欧米人の話してることはまるっきり聞き取れないから、無理に話し相手になることもなく、ある意味ひきこもりにはもってこいの場所だったといっていい。こうして当初の二大目的のひとつは、昨日をもって一応達成し、明日から最後の一週間が始まろうとしている。

 で、またつまらない話が長くなってしまったが、実は今回そんな事情から、新たなトピック(情報)もないし、明日からまた移動となってWiFiが繋がらなくなり、ブログ再開はどんなに早く見積もっても二週間先くらいになりそうだから、そのつなぎの意味で、ちょっとズルして(前にもやった手だが)別のところに投稿したネタを転載してしまおうかと考えているのである。実はそこに書いてある情報収集が、今回のグァテマラ行のもうひとつの目的となっていて(それについては前にも述べているので、詳細は省きます)、その現地情報を更新することが不可欠だったのである。この場とそちらの主旨は違うので自ずとその内容・記述スタイルは異なってくるが、こちらで書いたものを向こうに転載することは難しくても、その逆はもしかしたら読み手がいるかもしれないと思ってのことである。以下は、そこに掲載した内容のコピーですが、そのタイトルは‘グァテマラへの道 - ベリーズBelize経由Guatemala in’というものでした‥。

<<一年ぶりのグアテマラですが、今回はどうしてもカンクン(メキシコ)~ベリーズグアテマラルートを紹介するつもりでVISAをとらねばと思っていたところ、何と今年から日本人はVISA不要になって、ならば早々に旅立とうとしたのだけれど、私用が重なって出発が2月末になってしまい、昨日(現地3月7日)カンクンから一週間かけてあちこち寄り道しながらやっとグアテマラAntiguaに到着、一息ついているところです。

旅模様については、このサイトの旨とするところではないと思われますので、それは宣伝になってしまいますが、わたしのホームページをみていただくとして(たぶん一ヶ月くらい先になると思われます。逆にこの記事をそちらに転載させていただくことになるかもしれないことをお断りしておきます)、ここではこれまでの流れの延長としてカンクンベリーズシティ~フローレスグアテマラシティ間の交通事情なるものを、わたしが知りえた範囲で記しておこうと思います。

まずは最速、最短(&最も簡単 - いわゆる弾丸 - ただし少し高くつくということですが)でグアテマラに入る方法を以下に述べますが、これは駆け足過ぎてお勧めするものではありません。途中見所はたくさんありますし、結構高くついたりするので、半額まではいきませんが、安い交通機関やお勧めスポット等については次回に紹介できればと思ってます。ただシャトルバス・直通バスもそれなりに面倒が省けますので利用価値は十分ありと思われます。

1,カンクンCancun~ベリーズシティBelize City
ADOの夜行バスが一日一便22:15発でカンクンのADOバスターミナルから出ています。バス代616MX$(メキシカンペソ、今だいたい1US$が13MX$なので約47ドル(US$)、時間は約8時間かかるので朝6時ころベリーズ着になります。<注>としてベリーズの入国VISAは不要になりましたが、メキシコ出国税が320MX$(たぶんこれは25ドル相当だと思う)かかります。また、この逆便はベリーズシティ19:30発で料金は96BZ$(ベリーズドル、2BZ$=1US$)なので48ドル(US$)ということになります。ただしベリーズ国税が37.5BZ$かかります。これがカンクンベリーズシティ間の最も便利な交通手段かと思われます。

<写真説明>
タイトル画像はグアテマラ国境近くにあるベリーズのシュナントニッチ遺跡、以下は上からカンクンのADOバスターミナル、メキシコベリーズ国境付近3枚、最初はメキシコ側から、次は国境となっている川Rio Hondo、3枚目は川を越えたあたりから、、
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2,ベリーズシティBelize City~フローレスFlores
朝6時ころべリーズシティに着くとフローレス直行のバス9:30AM発に乗れます(ADOバスはベリーズシティのバスターミナルに着きますが、その場から乗れるはず)。料金は25US$、時間は5時間とのこと。なお、このシャトルは1:00PM発もあります(この間はどうやら2社の運行があるようで、同時刻発のバスはグアテマラシティまで行くバスで、グアテマラシティまでは60US$とのことでした。逆便はグアテマラシティ21:00発、300Q~)。ベリーズシティからのローカルバスについてはその2に記すつもりですが、1,で記したようにこの区間ベリーズ出国時に出国税37.5BZ$(18.75US$)がかかることは直通バスもローカルバスも変わりがありません。

<写真説明>上からベリーズシティのバスターミナル、2枚目はCaye Cauker、San Pedroへ行くボート乗り場の売店、そこでメキシコ方面、グアテマラ方面行き直通バスのticketを扱っていた。3枚目がそのターミナル(写真左手)とその付近(写真のSwing橋辺りがベリーズの中心地のようだった)、、

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3,フローレスFlores~グアテマラシティGuatemala City
ま、いくら急ぎ旅でもカンクンベリーズシティ~フローレスの乗り継ぎ乗り継ぎでグアテマラシティまで行くのはいかにもきつい行程なので、やはりせめてフローレスで一泊ないし二泊の余裕をもって、Tikalまで足を延ばされることをお勧めします。で、フローレスグアテマラシティのバス事情は以下となります(アンティグアまでのシャトルバス乗り継ぎサービスもありますが、ここでは省略)
朝の6:30から夜行バスの最終23:00発まで、相当本数は出ていて、バス会社もLinea Dorada 190Q(Qはグアテマラの貨幣単位ケツァルの略、1US$=7.5Q、1Q=0.133US$=16円?)を筆頭にADN,Fuente del Noeteが180Q、Rapidos del Sur社が130Qと、この間はある意味グアテマラの中でもドル箱路線なので各社最新のバスを投入して覇を競っているといった状況にあります。ただしいずれもSanta Elenaのバスターミナル発で(フローレス島からはLinea DoradaとADNの夜行バスがありますが要確認、またベリーズシティからの乗り継ぎは同場所から)、フローレス島からサンタエレナのターミナルまではトゥクトゥクで5Qです。FDN社はほとんど1時間おきに便があるので、まずいついっても乗れそうですが、わたしの利用した他社と比べると2/3の価格のRapid del Surは本数が少ないので早めに予約しておいたほうがよいと思われます。時間はだいたい8時間くらい、となってますが、新しいCentral de Transbordo Norteのターミナルまでは7時間くらいで着くのですが、そこからの市内中心までは渋滞が激しくて時間予測ができない、ということのようです。

<写真説明>フローレス Peten Itza湖;2枚とわたしの利用したRapidos del Sur社のバス、このバスはアメリカのGrey Hound Busのお下がりのようで馬力があって社名どおり速かった、、

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以上がカンクンベリーズ経由グアテマラinの弾丸状況ですが、どこにも寄らずに乗り継いだとしてもカンクングアテマラシティは急いでも24~30時間はかかり、それでもバス代としては100ドル前後で何とかなりそう(ただしベリーズシティ~グアテマラシティ間の直通を使わない場合、また出国税等は含みません)ということでした。帰路に急ぎの場合、アンティグア、またはグアテマラシティからの夜行バス(またはシャトルバス)に乗り、次の日のベリーズシティ19:30のADOのバスに乗れれば、2日目の早朝カンクン着なので、早朝便の多いカンクンからのフライトに、もしかしたら間にあうかもしれません(すみません、それは確かめてないので要確認です)。>>