独歩の独り世界・旅世界

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2017 Guate y Mexico 9)グァテ→マイアミ→カンクン→ベリーズシティ

 前回まグアテマラ国内の旅(トータル3週間)を第一部としたら、2/20から始まる旅は第ニ部ということになるかもしれません。このときのルートは少し特殊で、トータル約10日間のメキシコの旅が中心となるのですが、最初の二日間は以下のようなルートを辿ったのでした。即ち2/20 朝9時ころGuate Aurora国際空港からマイアミ(米国)に飛びました。飛行3時間、マイアミでは乗り継ぎのため4時間くらい滞在し、夕方4時の飛行機でカンクン(メキシコ)へ戻ったのです。飛行1.5hでカンクン着が17時半、そしてその夜22:15の夜行バスで、10.5hかかって、2/21の朝8:45ベリーズシティ着、そのまま次の国境行きのバスでグアテマラ国境へ、昼の1時にはグアテマラに入国していました。そこからマイクロバスで2時間、夕方の3時半には、フローレスのホテルにチェックインしたのです。つまりグアテ→マイアミ→カンクンベリーズシティ→フローレスと4ヶ国を30時間くらいかけて移動したのですが、早い話がグアテからフローレスへ、ま、バスなら普通10時間くらいで行けるところ、なぜそんな手間暇をかけなければならなかったのか、そのあたりの話から始めたいと思います、、

 Antiguaの最後はいつものようにTashiroに宿をとった。前にもいってるように、最近は最初と最後にTashiroを利用させてもらっている。ま、わたしの中ではこれは最低限の仁義?礼儀のようなものだと思っている。いつものように、また寄らせてもらいます、と田代さんに挨拶して、翌朝4時の空港行きシャトルの予約を入れてもらった。それで(2/20の朝)5時には空港に着いていた。飛行機は8時発だったからもう一時間くらい遅いシャトルでも良さそうだったが、普通のシャトル代金(たいていUS10ドル、田代さんのところは少し安くて70Qだった)だと、朝4時の次は9時なので、ま、それで行くよりなかった(もう一つの選択肢は、今回利用した空港近くのホテルに宿泊する手もあったが)。で、このチェックインは時間的には余裕があって何ら問題はなさそうだったが、ここでまた予期せぬ出来事が起こる。たいして並ばずに自分の番になったとき、カウンターへ女の子が、わけのわからないことをいいだしたのだった。今のわたしにはスペイン語も英語も同じ程度にしか理解できないのだが、最初はスペイン語で荷物を預けたいのならお金を払ってくださいといいだしたのだ。また、荷物が問題のようだったが、その理由がわからなかった。いくら格安ticketとはいえ、また荷物の延着も経験していたが、その荷物を成田で預けたときに有料なんてことはいわれてなかった。americanはLCCでなかったから、少なくとも一個の荷物は預けられるはずだった。が、わたしには確か28ドル(くらい?)払えといわれたように聞こえたのだ。そんな馬鹿な ?、もちろん素直には従わなかった、なんだって?どういうこと?と食い下がる。その女の子は今度は英語で、~~の規則で、金を払ってくれといっている。しかし、もちろんその内容を正確には聞き取れてないし、納得いかなかった。しかしこの問答は埒が明かなかった。わたしが折れるしかなさそうだった。が、その時とっさに、ならこの荷物は機内に持ち込めないのか?、といってみた。そのバックパック成田預け重さ変わたはずだから12~3kgはあったはずだった。が、問題は重さではなかった、LCCの場合によくフレーム状の型があって、それに収まればOKという例を目にしていたが、その基準値に合うかチェックの上判断するということになった。その女の子と一緒に荷をもってそのフレームのあるところまでいってわが荷を押し込んだ。するとなんとわが荷はそれに収まってしまったのだった。つまり持ち込みOKとなって、荷物代の支払いは免除となったのだった。しかし、これは単純に喜べることでもなかったのだった。まず、そんなことってあるのか?つまり場所によって(国、または空港によって)それぞれに規定があったりするものなのか?ということがわからなかったこと、次にこれは同じような経験をバルセロナでしていたが、荷物持ち込みの場合はチェックが厳しくなるから、荷物の中の刃物類が没収となるであろうこと、三番目は、来るときのダラスにおけるlost baggageの可能性はなくなったが、マイアミにおける乗り継ぎを荷物を持った状態で行わなければならなくなるという厄介さが考えられた。つまりそれらをトータルすると28ドルだったか、30ドルだったか、むしろ払ってしまった方が楽だったかもしれなかったのだ。そして実際、グアテの空港では荷物検査で、食事用のフォークとナイフが引っ掛かり(スプーンは無事だった、損害は5ドルくらいか?)、マイアミイミグレ長いと思われる距離を12~3kgの荷物を担いで歩かなければならなかったし、セキュリティチェックではトレイを4~5ヶも使って荷物が散らばり、危うく帽子を忘れそうになる。つまり散々な目に合うことになったのである。幸いにこの時は乗り継ぎ時間がたっぷりあったから急がされることはなかったが、どうやら今回americanは荷物受難がついて回っているようだった。

 で、次に最終目的地がフローレスなのになぜマイアミに飛ばなければならなかったのか、についてなのだけれど、実はこれについてはわたしもよくわからないことだった。未だにわかってないのだけれど、確かに今回のamericanのticketはいわゆる格安といわれるもので、それだと、ま、だいたいがダラス経由でカンクンメキシコシティの往復(オープンジョーも可、日数は3ヶ月くらいはOKだったか?)が90000円前後でnetで買えた。わたしの場合そうやってe-ticketを購入していく場合が多かったが、たいていはエージェントを通した。そうすると価格はそれほど変わることなく、時に交渉の過程で思わぬticketを見つけてくれることがあるからだった。今回もそんな例の一つで、ほとんど上記と同額でグアテマラシティまで飛べたし(通常Guateまでのticketはプラス2~3万)、マイアミを経由するという条件の下でグアテ~カンクンのticketがついてきたということだった(変な話、それら指定ルートを飛ばないとその後のticketは無効になってしまうとのことだった。だから今回guate~miami~cancunは、プラスα<追加料金なし>のおまけticketだったのだ)。なので、ならカンクンでどうするかは、あとから考え出されたことだった。で、カンクンで何かすることはないかと探してみたのだけれど、その時、いい按配に理想的というか、もともとそれも目的の一つだったことが閃いたのだった。

Guate Aurora国際空港はこの時濃霧のため早朝から7時半ころまで閉鎖になっていて、相当やきもきされられる;2枚Img_5467Img_5470

それでも30分遅れくらいで9:15に離陸、雲の上に顔をだすAgua,Fuego,AcatenangoのVolcan三山、遠くにAtitlanの山まで見えた、、Img_5475

これも上空から見えたコスメル島と対岸がブラヤ・デル・カルメン(そこを15時間後にバスで通る)Img_5487

マイアミ、着陸時と離陸時;2枚Img_5494
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 今回のGuate y Mexicoの旅は、一つだけとってつけたような大義名分があった。これはすでに書いたかもしれない(最近はほんとに忘れっぽくなっていて、いちいち覚えてられなくなってるので、もうブロガー失格か?)が、最新情報の取得ということで、某所に書いているGuate y Mexico情報の更新のためという目的があった。特に2年前に書いたCancun~Belize city~ Flores~Guatemala cityの交通手段という記事が、思いのほか閲覧があって、その後renewalしてなかったから、とても責任を感じていた。その再確認<検証>というのが、実は今回の旅に課した重要なテーマだったのだが、そのためにはCancun ~Belize cityの夜行バスにどうしても乗る必要があったのだ。その意味ではCancun着17:30の飛行機は願ってもないフライトだったといっていい、、こうして、今回のMexicoの旅もカンクンから始まったのだった、、

 それこそ、メキシコ、キューバグアテマラの玄関口でもあったカンクンにはこれまで何回くらい滞在したか?いずれにしろ、カリブ海のカリビアンブルーも純白の砂浜も、日本のカップルも多いと聞く豪華ホテル群にも一度も縁のなかったわたしは、それでもカンクンはもういいや、と思うほど魅力は感じておらず、早々に退散すべき街と思っていた。だからマイアミに寄り道してから降りたったカンクンでは、その時ペソを持ってなかったから、とりあえずバスターミナルまで行く分だけあればと、持っていた20€分だけ両替する。案の定どこの空港もそうであるように、空港での両替率は極めて悪かった(しかし唯一の例外として、メキシコシティBenito Juarez 国際空港の両替は、ご存知の方も多いと思うが、あの両替屋の数はおそらく世界一と思われるが、それが故に決して悪くない、いやむしろもっとも両替率の良い場所とさえいえる例外と覚えておいて損はない)。カンクンセントロのADOターミナルまでは72ペソだった、、わたしの記憶では48ペソだったころからこの区間を利用しているが、乗るたびに値上がりしているように感じるのだ。しかし今は本数も増えたから、早朝以外は利用価値はありそうだった。第3から、第1によって、第2ターミナルを出るころにはほとんど満席になっていた。そしてADOのターミナルでATMで多額のペソをおろしたが、いつもながらこのやり方がよくわからなくて、メキシカンの若いカップルに教えてもらいながら無事に引き出すことができた。このよくわからないことの一つとしては、手数料の問題でATMの場合はその都度手数料がかかるから、できるなら何回かに分けるよりいっぺんに多額に降ろそうとすると、画面に希望額が表示されずに、自分で希望額を打ち込まなければならなくなる、その辺がわかりずらく、グアテでは失敗していたこと、また、隣にもATMの機械が設置してあったが、そちらは利用する人がいなかったから、機械(あるいは銀行)によっても手数料は違ってくるのか、そういう意味ではATMなら空港利用でも、それほど差が生ずることはないのか、等々わからないことだらけなのである。だからあまり利用したくないのだけれど、それでもDebitカードのキャッシングかCCのキャッシングが有利と聞いているので、その機会は多くなっているのだが、この両替術に関しては、本当のところはどうなのだろうか?、達人に聞いてみたいところではある‥??、、

 それにしても、まさかBelice city行きのバスがそれほど混んでるいるとは知らず、ちょっとした油断であった。両替にもたもたして窓口でベリーズシティのその夜の席はあるかと聞いたとき、まさか残席があと2席しかないとは思ってもいないことだった。危うくセーフだった、、これを逃すとそのあとの予定が滅茶苦茶になるのでこのバスはわたしにしとって極めて重要であったが、その割にはまさかそんなことはあるまいと油断してしまっていたのだった。もう座席の選択の余地はなく、残っていた二つの内のひとつを指定するしかなかった。金額は840ペソだった(因みに、空港での両替、ATMでの引き出し等から、その時のペソを計算してみたところ1ペソ=約6円だった、ということでベリーズシティまで、8.5h<これはADOのいっている時間、実際は10.5hかかった>5000円はやはり少々高く感じられた)。ticketを購入してようやく3時間ほどの余裕ができ、それではと食事に出かける。ここでは前回もそれを利用していたが、中華のコンボが食べられたから、マイアミでも食事をとらずにいたのだ - 余談だが、今回の旅でわたしは、飲まず・食わず・寝ずでかなり持つことがわかってきていたから、一日一食くらいの時が多かった- 。なので、その日の最初の食事はターミナル近くに何件かあった中華屋の一つでコンボメニュウ(コンボメニュウというのは、50ペソで2種、70ペソで3種好きなものを選べるといったメニュウのこと)と隣のOXXOで仕入れたビール、ということになった。その時のわたしの選択は48ペソで、チャーハンともう一品、OXXOで18ペソの缶ビールだったが、その、これは珍しそうと思って飲んだみたビールが最悪で、筆舌尽くしがたいとはこういうことをいうのかと思えるようなビールだった。よくあんなものが商品化されるものだと思って逆に感心したのだけれど、ま、銘柄は伏せておこうと思う、、

 さて、腹を満たして、あとはバスで寝るだけと、それでもまだ2時間ほど、することもなくバス待ちを覚悟しなければならなかった。が、それは2時間では済まなかったのである。その辺のところは少し詳しく書いておく必要がありそうだ。実は2年前にわたしが書いた記事は、こういうバスがありますよ、といった紹介で実際に乗ったわけではなかったから(その時はむしろローカルバスでベリーズシティにいく方法を実体験に基づいて紹介したのだけれど、逆にそれはほとんど読まれなかった)、それこそ無責任極まりないと思ってて、今回はそのバスについては詳細に書かなければと思っていた矢先、これがどうもよく解せないことが起こったのであった。そのベリーズシティ行きの直行バスは22:15発のはずだった‥、、カンクンはADOの始発ターミナルであるから、ほとんどのバスは時刻表通り運行していて、出発が遅れることはまずなかった。それなのにベリーズシティ行きは、定刻になってもバスは到着しなかった。それも、15分待っても、30分待っても、、ほとんどの乗客はおかしいではないかとドアマン(出発口にでるドアを管理している男)に何度確認し、もう少ししたら来る一点張り、わたしも気になって問い合わせた一人になってしまった。その間正式なアナウンスは一度もなかった(と思う、スペイン語なので聞き逃している可能性もなくはないが)。おかしいとは思いつつ、出てしまったわけでと同バスを待つ乗客は固ま一緒待つ時間後、つまりカンクン時間の23:15にバス到着し。そ何事った10分後全員乗車し荷物も積みバスは出発しな、ちょうど1時間の遅れの出発だった。そして、そのバスが出発した後で、もしかしたらと気づかされたことがあったのだ。何と、乗り込んだベリーズシティ行きのバスに設置されていた時計の時刻が22:25(発車時の時間)になっていたのだった!? 、なーんだこれ? えっ、そういうこと ? しかし、そうだとして、なぜ最初からそう説明しないのだろうか ?、といくつか疑問符の付くことばかりだったが、ともあれバスは(もしかしたら)ベリーズタイムにのっとって発車したのかもしれなかったのであった、、そのとき確認したわけではないが、どうやらベリーズカンクンは時差が1時間あるようだった。その後ドライバーからは時差が一時間あるような話はなく、その時計のままバスは走り続けたのであった。で、その時刻に従うと、カンクン~チェトマル間はやはり6時間くらいかかって早朝4:20にメキシコ側国境に到着、全員が起こされバスから降ろされたのだった。

ADOの待合室を撮ったものだが、そこに時差についてのメッセージが写っていたImg_5501

メキシコ側国境Img_5506

ベリーズ側国境Img_5513

 たぶんこのイミグレ(メキシコ、ベリーズとも)は24hオープンのようで、手続きとしては何ら問題はなかったのだが、よく訳が分からないこと、その2として、ここでも出国税?500ペソ(またはUS25ドル)をとられてしまったことであった。この件は2年前も同じことを記しているのだけれど、もちろん納得いってないのでもう一度書かせていただく。それはto mexico or  from mexicoの国境を陸路で越える場合に支払わされるわけのわからないtaxのことである。一応入国税とか、出国税と呼ばれる類のtaxのようだが、これが一律でないことの疑問である。額はこれまでの経験から20~25ドル相当だったが、早い話、支払わされる場合とと場所が一定でなかったことがその発端といっていい(1999年以来数度の陸路越えをしているが払ってないケースもあり)。つまり取られたり、取られなかったりがあったのは、1,イミグレの担当官(あるいは国境の場所)による、2,入国か出国かによる、3,それまでの滞在日数による、といったことで旅行者によってそれぞれ状況は違うのかもしれないが、今回もわたしは無条件に(何ら説明なく)ペソかドルかと聞かれたから、ペソで払ってしまったのだ。実は2年前のここでも出国時にきっちり取られてはいた。あとから、せめて拙いスペイン語ながら、問いただしてみるべきだったと悔やんだ。それでなくとも今回はたった数時間のメキシコ滞在であったのだから、すくなくとも3,の理由該当しら悔しさがこみ上げた(で、そのリベンジをするのだが、それは次回)。ま、それでもこのADOの直行バスが、それなりに価値ありと思ったのは、やはりこの深夜(早朝か?)にイミグレに横つけしてくれて、全員が終了するまで待っててくれ、そのあと数キロ離れたベリーズ側のイミグレまで連れてって、同じように手続きが終わるまで待っててくれるありがたさ、といってよかった。ことのほかここの国境越えは、メキシコ側とベリーズ側が離れすぎていて歩ける距離ではなかったからだ。で、メキシコ側は出国だったから約30分、ベリーズ側は少々手際も悪く、入国審査で全員終了するまで1時間ほどかかって、結局ベリーズ国境を出発したときは、すでに東の空が明るくなり始めた朝の6時ころになっていたのだった。

 ベリーズ国境から、ベリーズシティまでは、前回の経験で2.5h~3.0hくらいかかるのはわかっていた。コロサルまでは15分、そこからオレンジウォークが1時間で7:15着、オレンジウォーク~ベリーズシティが1.5hで、ベリーズシティ着は8:45になっていた。だからカンクンからだと10時間半、ADOの到着見込みは8.5hという触れ込みだったが、もとよりそれはイミグレの時間を除いていっているとしか思えなかった。あるいはとぼけて23:15→8:45をもっていってることとしか解せなかったが、いずれにしろカンクンベリーズシティ8.5hというのは現実的な数字ではなかったのであった。このあと45分待って、バスでグアテマラ国境に向かうことになるが、少々長くなりすぎたので、それは次回にさせていただく‥、そして不当にとられたと思っている500ペソを取り返す話も、、そしてまた、この項をコピペすることになることもお詫びしなければならないと思っている、、

コロサル~ベリーズシティ間の車窓からImg_5516オレンジウォークを過ぎて渡ったこの河は見覚えがあって、ラマナイ遺跡にいくときの船乗り場があったところ、他2枚、、
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ベリーズシティのバスターミナル、現地時間8:45の到着だったImg_5524