独歩の独り世界・旅世界

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2015 last in Guatemala 5, ベリーズBelize へ、、

 今回の旅については、すでに何回かトピックのような形でお伝えしたので、その目的とするところなどの概略は述べてきた。さらなる旅模様など、もう十分だという声も聞かれそうだが、ま、勝手ながらこれは備忘録をかねた旅録で、なおかつ年寄りの暇潰しもかねているので、ご容赦賜りたい‥、、

 で、すでに記したことであるが、今回の旅は概ね三つのステージに分かれていた。最初がカンクンからベリーズを経由してグアテマラへ、これが最初の一週間。次がグアテマラ滞在の三週間、そして帰路再びベリーズ経由カンクンまでの一週間ということだったが、わたしの旅は自分でもそれほど面白いと思ってないから、読んでも面白くないのはいつもの通りである。

 ということで、まずは今回初めてのベリーズinまでを振り返ってみる。繰り返しになるかもしれないが、これまでベリーズは以下の理由でパスしていた。1)はベリーズはVISAが必要だったこと、しかもそれが安くなかった。2)はベリーズは海が素晴らしい、と聞いていたが、どちらかというと海は苦手?というかほとんど興味をもってなかった。3)元英国領ということで、英語が話されるている中米では異色の国といった情報以外に、興味をひきそうな事柄・スポット等を見つけられないでいた。ただ、気になっていることもあった。1)わたしはあるところにこのエリアの情報を投稿していたのだが、ベリーズを知らずにそれを続けることに後ろめたさがあった。2)もしかしたら、VISA代払ってもベリーズを抜けたほうがグアテマラカンクンは早くて安いかもしれないという疑念もあった。3)有名なマヤ遺跡がいくつか点在していて、すべてではないがアプローチは可能、という情報は持っていた。‥等々で、今回はVISAをとってでも行かねばならないだろうと去年からずっと思っていたのだった。

 そして、数回前の記事<2015 の旅 その1‘出遅れ‥’>に、いろいろな事情で今回はその機会がなかなか訪れなかったこと、それと同時にVISAが不要になっていたこと、なんとか出遅れながらも日本を発てたのが2月27日になってしまったことなどを書いているので、今回はその続きとなる‥、、

 2月27日、ほぼ定刻18:30に成田を離陸したアメリカン航空AA154便は、12時間飛んで現地時間同じく2月27日の15:30にオヘア・シカゴ国際空港着、乗り継ぎ待ちは4時間だった。これは直前(10日前)の格安ticketとしては、ましなほうで(この場合トータル20時間以内)、直前に残っている格安航空券で成田~カンクンの場合だとトータル24時間越えは普通だったからだ。それでも安いが故の(違うかもしれない、偶々?)デメリットもなくはなかった。ひとつはアメリカン航空の場合、エコノミーの座席配列はちょっと変っていて2+5+2(3+4+3が長距離便の一般的配列と思っていたが、そうでもないのか?)で、座席が真ん中の真ん中になってしまったこと。そして、これも別のところで述べているがカンクンの離発着の時間帯がひどすぎたことだった。さらに、これは格安だからというわけではないが、また、アメリカンにはじめて乗ったわけではないが、アメリカンの食事はいまひとつだな、という感想を行きも帰りも覚えたのだった。ま、しかし、この価格なら贅沢はいえないことなのだが‥。で、カンクンまでのフライトで一番印象的だったことは、シカゴの空港は初めてで待ち時間があったからターミナルの外にもでてみたのだが、このときの外気温がマイナス17℃で、その数時間後のカンクンがプラス30℃くらいだったから、その気温差約50℃というのも、ま、数時間の間に経験することとしては珍しいことではないかと思われたのだった。

シカゴ・オヘア国際空港Img_0437_640x480


 カンクン到着から、次の日のチェトマルあたりまでは前々回の失敗談に書いているので省略して、以下はチェトマルのバスターミナル到着後からのことになる。チェトマル Chetumal というところは(カンクンについてはメキシコのリゾートとして、かなり有名なところなので<注>は要らないと思う。ただ、わたしがこの地を最初に訪れたころは、まだ建設中でその名はそれほど知られてなかったように思い出す。)カンクンと同じメキシコユカタン半島東岸に位置するキンタナルーQuintanaRoo州にあって、その上部北端にあるのがカンクンでチェトマルはベリーズと国境を接する南端にある。その両都市間の距離はおよそ350km、ローカルバスで7時間、一等バスでも6時間くらいかかった。わたしはそのローカルバスでカンクンを発ったのが10時半だったから、チェトマルのバスターミナルに着いたときはもう夕方の5時半になっていた。メキシコのバスは例えばカンクンメキシコシティのように24時間走り続ける長距離バスはざらにあるが(ティファナ~メキシコシティ48時間が最長か?)、それでも7時間は退屈なバス旅である(メリダカンクンもローカルだとそのくらいかかって、この両区間を何度この退屈なバスに乗ったことか!?、そういう意味ではこの区間は後述するように夜行バス利用が賢明かもしれない?)。で、チェトマルも初めてではなかったが、そこから行こうとしていたベリーズへは、前述のように初の試みであった。が、それにしては何の情報ももっておらず、ただベリーズへ直行するバスがあるのではないか?、あるいは国境まで行くバスがあるだろう、それも着いたターミナルから出ているのでは‥?といったくらいにしか考えていなかった。しかし、これはあまりにも楽観過ぎたようであった。

 少し前のブログ‘グアテマラで、ひきこもる、、’の中で他のところからの転載と断って引用した部分にカンクンベリーズシティへの行きかたを説明した箇所があったかと思う。で、それはカンクンからの直行バスを利用した場合の行き方であって、そのほうが高くつくが面倒はないと紹介したつもりだが、貧乏旅派のわたしが、それを利用したわけではなかった。そのときも付け加えたつもりだが(もう覚えてない)、どこを旅するときでも直行バスやシャトルバスは便利だが当然その分高くつくから、情報はもっていても最近ではほとんど利用しなくなっていた。で、このときも国境までバスで行って、歩いて国境越えして、たぶん待っているであろうベリーズ側のバスで近くの街まで行く、といったいつものパターンを実践するつもりでいた。ところが、そのバスがなかった、というか、これは後で知ったことだが、そのバスはメキシコのバスのターミナルとはまったく直結してないところから出ていたのであった。で、そのときはもう時間も遅くなっていたので、もうバスを探している時間はないと判断、わたしがもっとも望まないタクシーを選択せざるを得なくなったことは前回の失敗談の中で書いたとおりである。そしてその後もこの国境越えでは散々な目にあったこともすでに報告済みである。では、この国境の正しい越え方?というか変ないい方だが悔いのない越え方はどうすればよかったのか?、実は、その辺を調べて前掲のサイトに報告するのが、この旅のひとつの目的であったから、それを帰路に調べたのである。そして、その結果をそこに報告したものを以下にまた無断で転載しようと思っているのだが、これって(わたしが書いたものだが)まずいことなのかしら‥??

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1,ベリーズシティ直行バスはMercado Nuevo(メルカドが二つとあるというのも紛らわしくてわかりづらいところ)から毎朝10時から数本(1時間か1時間半に1本、最終は夕方5時か6時ころ?、ベリーズシティまではUS$5ドル)でているようで、これがもっとも安く面倒なくベリーズinできる方法と思われますが、その乗り場まではADOの長距離バスターミナルに着いたとしても、セントロのバスターミナルに着いたとしても、そこからはタクシー(15~20ペソ、1ペソおよそ8.5円)を使うのが賢明かと思われます(コレクティボを見つけられればその方がもっと安い)。

地元の人がニューマーケットといっているMercado Lazaro Cardenas、この写真の右手の塔の下あたりからベリーズシティ行きのバスがでる、とのことであった。Img_1042_640x480

チェトマルのパルケセントラル、正面にADOバスターミナル、その前に並んでいるコレクティボ(乗り合いワゴン車)のなかに上のMercado Nuevoにいく車がある(4ペソ?)。また、この写真の左手辺りにSanta Elenaに行くバスの乗り場がある。Img_1041_640x480


2,わたしは上記1の方法を知らなかったのでMayaBできて、着いたターミナル(ADOの長距離バスターミナル)から結局国境までタクシーを使わざるをえませんでした。最初200ペソと吹っかけられ、交渉したら100ペソまで下がったのでそれで承知しメキシコ国境のイミグレまで行きましたが、後で二つの失敗が明らかになりました。その1-メキシコ側の国境までは地元の人なら7~80ペソとのこと。その2-100ペソといわれたら、少なくともメキシコ側のイミグレで手続きを終えるまで待っててもらって、それからベリーズ側のイミグレまで行ってもらうこと(これは後述するが重要)。

<写真説明>この写真の先がメキシコ側イミグレ、わたしはタクシーをここで降りてしまったが、メキシコのタクシーは(料金交渉次第で)この先数キロのベリーズ側イミグレ、あるいはべリーズ最初の街コロサルまで行く。

Img_0460_640x480

3,これも少々わかりにくいが、メキシコ側国境の街サンタエレナ(Santa Elena)までADOのセントロバスターミナル前のパルケセントラルからバスあります。

Santa Elenaに停車中のチェトマル、パルケセントラル行きバスImg_0459_640x480

4,メキシコ・ベリーズ間は両国のタクシー等(バスも)の行き来がかなり自由なようで、チェトマルのタクシーはコロサルまで行くといっていました。US20ドルで行くといっていたが、たぶん交渉次第ですがUS15ドルくらいまで下がると思います。なのでここであらためてチェトマルからタクシーを使ったときの料金を以下にまとめてみました。メキシコ側イミグレまで70~80ペソ、ベリーズイミグレまで100ペソ(タクシーを使った場合のベスト)、コロサルまで200ペソ(US15ドルくらい)といったところでしょうか??  >>

以上トラベルコに書いた記事を無断転載(実際はもう少し追加記事あり)

 上記のように地元の人レベルでの国境越えなら、たいへん安く行き来できるということがわかった、ということですが、あとの祭りでした。最初わたしは上記のような情報はもってなかったし、また、時間の余裕もなかったのでした。それで、おさらいになりますが、そのための注意点を以下にもう一度記しておきます。1)ベリーズ inのベストな方法は、Mercado Nuevo(ニューマーケット、写真Mercado Lazaro Candenas)から朝10時ころから(最終何時かは不明)でているべリーズシティ行きのバスに乗るのが一番簡単で安い?、2)その場所は二つあるチェトマルのバスターミナルのどちらからも離れていてわかりづらいので、誰かに聞くかタクシーを利用していくのが賢明(せいぜい10~20ペソ)、3)カンクンからチェトマルまでは二等のMayaBが安いが、朝なら遅くとも9時発までのバスに乗ること、あるいは夜行バスで行くのが賢い、、といったところです。

カンクン~チェトマル間は往復ともMayaBのバスを利用、同区間一等のADO354ペソに比べて235ペソが魅力、ただし時間は1時間ほど長くかかる。カンクン・チェトマルともターミナルはADOと一緒。このバスは昼間でも冷房がきついので要防寒着。Img_0458_640x480Img_1046_480x640


 こうして初日(実際は2日目?)は散々なスタートになったのでした。前回の失敗編の中でも総括してますが、感覚を取り戻すまで旅早々にはよくあることなのでした‥。(転載した文章が、です・ます調で、そのままその流れできてしまった、なんかヘン‥??)