独歩の独り世界・旅世界

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2017 Guate y Mexico 4) 帰国報告

 いきなり、帰ってきました、って書きだしたら、オイオイそれはないだろうと顰蹙を買うのはわかってての帰国報告です。もちろんその間の報告を飛ばそうというのではありません。いずれ、ということにしてください、、何しろ瀕死(ちょっと大げさ)の想いで帰ってきたのですから、、いやーダラス→成田までの13時間半は辛かった、長かった。わたしは今回もわたしの旅は終わったと感じたのでした。

 わたしはメキシコを発つとき、早朝便だったからというわけでなく、ちょっとした宿の不行き届きのためにまったく眠れずにいた。そして数日前からメキシコの乾燥した気候・空気のため喉をやられていた(以前にもグアテマラ、メキシコで喉をやられたことがあった)。それと不眠とが重なって、どうやら本格的な風邪の症状を呈していた。それでもダラスまではその症状は重くなかった。- ついでながらダラスでの乗り継ぎ時の荷物の件を報告しておきます。帰り便もダラス乗り継ぎで、メキシコシティで荷物を預けたときに確認したら、ダラスでの荷物のピックアップは必要なしということだった。そして今回は、無事成田で再開できたのだけれど、では、行きの場合はどうして、lost baggageになってしまったかについて、あの後何度も日本~中米間を往復されている、グアテマラ在住の日本人の方から、非常に的確な答えをいただいていたので、それをここに紹介しておきたいと思います。彼女によると、行きの場合、人間だけでなく荷物も移動の時間がなかったのではないかということでした。それにわたしは納得したのですが、いずれにしろ乗り継ぎ時間は、余裕をもってということでした、、- さて、で、実は帰りも乗り継ぎ時間は1時間半くらいしかなかったのですが、メキシコ~ダラス便が遅れなかったために、乗り継ぎに慌てることもなく、スムースにことは進んでいたのですが、今度は乗り継いだダラス~成田便が搭乗機内再点検の要あ搭乗口に戻さ、最終的に1時間半遅れ相当数成田継ぎ客の混乱を招い。このあたりで、いったいamericanというのはどうなんだろうという疑問が生じてくるのだが、それはだんだん不信に変っていくのである。 

 離陸後、わたしは少し寒気を感じ始めていた。どうやら少し熱っぽくなったようだ、、あてがわれている毛布一枚では十分でなかったので、もう一枚毛布をくれないかと聞いてみた。その答えは相当ショックだった。余分な毛布はないといわれてしまったのだ。そんなものなのだろうか?、確かにこのフライトは満席だったから、各席一枚としたら、余分はないことになる。それにしてもこの時のクルーは、陽気なおっさんたちであったが(もちろん女性のアテンダントもいたが、男性の方が多かった)、この件以来彼らの東洋人蔑視、貧乏人蔑視を感じてならなくなった。わたしは相も変わらず格安ticketで搭乗していた。それは座っている座席の位置によって区別されているから、貧乏人か、多少まともなクラスの人たちかは、彼らには明確であった(エコノミーの中での話)。食事の時にいつものようにビールのほかにワインもくれといったら、この時もそんなに飲むのかといった態度(口には出さず)をされた。だんだん、この航空会社、というよりアメリカ系の航空会社に違和感を感じ始めたのであった。何よりそうして、13時間の間、頭は痛くなり熱が出てきて、しかも寝付けず、とうとう風邪をこじらせてしまったのであった。帰国日は、3月2日で、3日4日とほとんど寝て過ごしたが、風邪は治らないでいる。医者にいくしかないかと思っているところである。

 わたしの旅は終わったと書いたのは、これはイタリアの時も同じ結論になったのだけど、もう無理してエコノミー症候群の旅をする歳ではなくなったのかもしれないということであった。本意ではないが、無理をすればビジネスクラスに乗れないわけではないと思っている。ただ柄ではないし、望んでもこなかった、それをやったらわたしの旅ではなくなってしまうようにさえ思っているからだ。しかし、体の負担を考えると、もう10時間以上のフライトにエコノミーでは耐えられそうにない、、そうすると方法は二つ、1,は10時間以内のルート(あるいはそれの乗り継ぎ)の選択、2,ビジネス利用、ということになる。もう一つあった、東洋人蔑視・貧乏人蔑視の露骨なアメリカ系を避けて、日系または東洋系の航空会社を選ぶことで、対応はだいぶ違ってくることは今までの経験からよくわかっている。ま、ビジネスに乗ったことはないが(正確にいうとないわけではない)、いずれの航空会社にしろ、もうそこに座っただけで、客室乗務員の態度は変わってしまうのであろう、、あーいやだ、いやだ、人の価値は金次第なのか??