独歩の独り世界・旅世界

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ハワイ part 2

 実は前回の記事の後、また更新に失敗してかなりの文章が消失してしまっていた。ものすごい虚脱感、無力感、怒り、消耗、戦意喪失である。で、前回のタイトルをボヤキにしたが、もうこれ以上見苦しさはみせないようにしよう、、気を取り直していくしかない、何とかハワイに到着しないと旅の話は始まらないのだ。もしかしたら写真が入れられないかもしれないが、準備期間の話を端折っても、ともかく出発させます。それは今年の2月11日であった。その日は大雪だった。わたしは冬場に日本脱出することが多く、何年か前もそんな大雪の日に出発したことがあった。何が厄介かといって、そんな寒い日の出発の場合、寒さから逃れるのだから当然行き先は南というか暖かいところになるのだけれど、いった先で防寒着が邪魔になるのである。それよりも何よりもわたしの場合はLCCだから、重量制限が厳しくて持ち込み荷物は7kgまでであった(預ける荷物は0、トータルで7kgということである、この件では空港カウンターでしょっちゅう揉めている)。もちろん追加料金の支払いでその問題は解決するのだけれど、それをしたくない、あるいはしない方針なので、何としても荷は7kgに抑えたかった。それでなくとも1ヶ月の旅を7kgの荷でやりくりするのは相当厳しいことは、旅の常連さんならご存知のことと思う。思案して、いつもならじゃーねーとだけいって出かけてしまうところ、悪いけど駅まで一緒にきてくれないと愚妻に頼んだのだった。駅までいけば電車も空港も適度な温度が保たれている、なので駅からダウンジャケットを持って帰ってもらったのだった。で、成田までの電車に遅れはなく順調に到着したものの、そこは遅延・欠航が相次いでおり、わたしの便も着いた当初はまだはっきりしていない状態だったのである。その時わたしは関空に飛ぼうとしていた、jet starで成田~関空5000円払っても関空~ホノルルが(前回いってる様に)14000円だったので何の躊躇いもなかった。そのticketはscootを予約したときに同時にとってあった。しかし、それが飛ばなかったら大問題だった、その先の前もって予約したticketはほとんどキャンセル不可、変更不可(そのほうがさらに安いので)だったから、すべては無駄になってしまう恐れがあった。jet starの札幌便や九州方面は欠航のアナウンスが流れていた。が、自動チェックインでボーディングパスが出てきたときは少しホッとした。それでもいつそれが欠航にならないとも限らないので、飛行機が飛ぶまでは安心できないのであった。その時幸運に思ったのは、実はわたしは関空が初めてだったので、恐らく次の便でも間に合ったかもしれなかったが、一本早い便のticketを購入していた。そしてその便は結果的に飛んでくれたのだけれど1時間半遅れての離陸だった。つまり関空での乗り継ぎ待ち時間が5時間半が4時間に短縮されて却ってわたしにとっては好都合になったことであった(もし次便で1時間半遅れたらギリギリか間に合わなかった可能性があった)。こうして2月11日関空発19:30のscoot TR702便は定刻に関空を飛び発ったのであった。

 

Img_0124_1 自宅から当日の朝(どうも写真がボケてるのだがどうして?)
Img_0126 たぶん成田空港?

 

  今までわたしの貧乏旅(ケチケチ旅行)を喧伝してきたきらいがあったが、実はこの時おそらく初めてそれに矛盾することをしていたのである。それは出発の数日前のことであった。ホノルルまではし飛行7時間で、19時半関空発は時差(17時間)の関係でホノルル着は現地時間同じ2月の11日の朝の7時半であった。つまりこの便は完全な夜行便(夜間飛行?)で、最近時差ボケの影響を以前より厳しく感じるようになっていたので、それでなくても飛行機ではほとんど熟睡経験がなかったから、いろいろ睡眠対策を考えていたのだ(アルコールが一番いいように思うがschootの場合は有料だった)。そのとき、いつもticketはネット購入だったから、scootからいろんなお知らせが入ってきていた。その中にscoot biz(ビジネスクラス)26000円というのがあっていやでも目に留まってしまった。ほんと?安すぎない?いや、いくら何でもプラス26000円でビジネスが利用できるのなら、とてもreasonableに思えたのだ。これまでに恥ずかしながらビジネスは一度しか使ったことがなかったが、それもすべて価格がエコノミーの3~5倍くらいだったからで、わたしにはその価格差はunreasonableに思えたからだった(つまり価格差が内容差に見あっているかどうかをいっている)。ま、内容は推して知るべしだろうが、その設定なら払ってもいいかなと思わせる価格に思えたのだ。要はハワイ/ホノルルまでの料金が4万円ならそれでも安いということだった。で、すぐに申し込んだが、その時は空席待ちのような返信がきた。空きが出ましたという連絡は出発の前日だった。だから、その夜の夜行便はもちろんscootのビジネスなんてたかがい知れてるといってしまえばそれまでだが、エコノミーでは付かない食事とアルコールがついて、シートはそれなりに楽だったので十分とはいえなかったが何時間かは熟睡することができたのであった。ホノルル着もほとんど定刻(より少し早かった)、7時半すぎにはイミグレ手続きも終わっていたと思う(その意味でもホノルルinは、LAのようにイミグレ数時間待ちなどというバカげたことは起こりそうもないからいい選択だったかもしれないと思ったのだ)。ただ、それこそ50年ぶりのハワイの空港は初めて来たようなもので、そこがあまりにもみすぼらしところだったので驚きを隠しきれなかったのだが、どうやらそこはLCC用のターミナルで仮設のようなところだったようだ。だからインフォメーションも何もあったものではなく、恐らくその時間は我々の便の乗客だけの利用のようだった。もちろん大半は日本人だったが、先日たまたま目にしたテレビでGWのホノルルの様子を放映していたが、どこへ行っても日本人という光景は目にすることはなかった。というか、わたしがそういうところへは行ってないだけかも知れなかったが‧‧‧?? というのもそのテレビではまず空港でのタクシー待ちの長蛇の列が映されていた。わたしはタクシー乗り場には並ばなかったから知らないのだけれど、バス停でバスを待っていたとき、同じ便で着いた乗客の一人もバス停には来なかったのである。10分待ちくらいでやってきたそのバス(the bus)にそこで乗車したのはわたしと地元の人二人の計3人だけだった。わたしは最初からバスを使うつもりだったからバス便については調べてあった、一回券2.75ドル、一日券5.5ドルだったから、その時は一日券を購入した。わたしの予約した宿はハワイを訪れる人は誰もが行くにアラモアナショッピングセンターの近くにあったから、そこのバス停で下車、そこからは15分くらい歩いて、9時の前にはその宿についていた。

 

 同じようなことを何度もいっているが、わたしがハワイを敬遠していた理由は第一に物価が高いこと、いやそれ以外に理由はなかった。にもかかわらず大勢の日本人が我も我もと出掛けているのだが、いったい彼らの一日の予算はいくらくらいなのだろうかと他人事ながら心配になってしまう。いや、それだけ日本人がリッチになったということなのだろう、、ちょっとしたホテルに泊まって、ちょっとした食事をして、タクシーで移動していたら、そこそこのところでも一日2~3万はかかりはしないだろうか?わたしの旅の予算は、ま、アメリカだと1万円、ヨーロッパや日本では6~7000円、その他の地域だと2~3000円だから、ともかくアメリカは避けているのである。それでも今回は安い航空券を見つけたからだけでなく、もう一ついい条件がわたしにはあったのであった。今回のハワイ滞在はハワイを楽しむためではなく単に乗り継ぎのためだけだったから一泊日二日の予定だった。たぶん一泊だけでも10000円以下のホテルを見つけるのは厳しかったと思うが、わたしはairbで宿を探していた。驚いたことにairbでも5000円以下はまず不可能であることがわかる、ましてや立地で選んだりすると高級ホテルと変わらないところがいくらでもあった。わたしが予約したアラモアナセンター近くのアパートの一室は、すべてを入れて8000円くらいした。が、わたしにはairbからもらった100ドル相当のご褒美クーポンがあった。そのクーポンは、何回かに分けて使える代物ではなく、一回きり有効なクーポンであった。前に三日宿泊したい街がないという記事を書いたことがあったが、それはわたしがよく訪れる街では三泊しないとそのクーポンはもったいないことになるという意味であった。そう、このクーポンはアメリカ向きなのであった。アメリカの場合だいたい一泊分として有用なクーポンになるので、有効利用できることを喜んだ。だから支払いの済んでいるFrankのアパートに着いたときまでに使ったドルは5.5ドルで、それを含めて次の日ホノルルを去る時までに使ったドル合計は飲食、交通等すべてで37ドルだった。内訳は後で話すつもりだが、わたしが着くや、あまりわたしは英語が得意ではないのだが、ざっくばらんな話をしながら彼はわたしのために朝食を作ってくれたのだった。それはなかなか美味だったのだが、(彼はいつ働きにいっているのかまではわからなかったが)どうやら彼はコックさんらしいことが後でわかった。そして夕食と次の朝の朝食も作ってくれた。もちろんairbnbの支払いには食事代は含まれていないから、それは別料金なのだが、それが善意でつくってくれてるのか、いくら払えばいいかわからなかった。それはわたしから頼んだものでもなかったし、彼からいくらでつくってあげるともいわれなかった、なんか食べなよ、と出してくれたのだ。そんな感じでコーヒーやらワインやらを勝手に飲んでしまった。で、わたしはいくら払おうか聞きづらかったので、その3リットルパックのワインを、まあ食事代と飲み物代として買ってきて彼に渡したのだった。彼には十分でなかったかもしれないが、了解してくれた雰囲気はあった。ちょうど24時間くらいの滞在で次の日またバスでホノルルの空港までいって今回のハワイはお終いになった。初日の午後、バスの一日券で少し観光巡りをしたが行けるところは限られていたし、特に行きたいところがあったわけでないから上っ面をなぞっただけ。それはもう皆さんが写真でよく知っているところばかりだった、が、まぁ証拠写真として載せておこうと思う(うまく載せられたらだけど)、そんな感じでわたしのハワイでの支出は、バス代が8.25ドル、ワインを含めた飲食費のトータルが28.75ドルだったからちょうど37ドル4000円で済んだ、というか済ませたのであった。

 

やはり写真の入れ方がわからないので、写真は後日ということで以上を公開します(ま、写真は月並みなものばかりだから)、、