独歩の独り世界・旅世界

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2014の旅 15 , Ecuador/オタバロOtavalo そしてリオバンバRiobambaへ

 オタバロOtavaloはエクアドルの有数なインディヘナの一部族オタバインディヘナの街で、その個性豊かな民芸品・民族衣装、特にそれらを含めたありとあらゆるものが商いされる土曜市が有名で外国人ツーリストだけでなくエクアドル国内からも観光客を集めているということは聞いていた、、他にもインディヘナの村・街はたくさんあって興味はあったが、やはり日数に限りのあるわたしとしては、せめてその代表とされるここだけでも観ておきたいと思っていた、、それはわたしの場合グアテマラインディヘナとその定期市との関連でちょっと興味があってのことだったのだけれど‥??、、しかしその日はあいにく火曜日だった、、それを仕事としていたわけでないから土曜日まで待ってじっくり見てみようなどとは最初から考えておらず、ただ単にどんな感じかみておきたかっただけなので、常設市がなければ、それはそれで構わなかった、、で、キトー四日目、前日に下見したルートで北バスターミナルにいった、、そこへは乗り換え等があって小一時間かかるのだけれど、それは下見の効果で? - というのも最近はそういう場合にまごつくことが多くなったからなのだが - 迷わず最短時間最短料金で行き着くことができた、、前回記したキトーからの日帰り場所として①②はどちらも欠かせないところのように思えたが、①のミタデルムンド赤道記念碑はどんなところだったかまったく覚えてなかったが40年前に一度訪れていた、、記憶にないながらも改めていってみるほど魅力的なところとは思えなかったので今回はパスした、、しかしオタバロへのバスはその近くを通ったはずで、少なくとも緯度0度の赤道線は越えたはずだが、それがその途上のどこだったかは気づかなかった、、

  キトーのバスターミナルからオタバロは2時間2ドル(正確にいうと施設使用料?なるものもあわせてとられたので2.2ドルだったが帰りは2.0ドル)だった、、エクアドルの山岳地帯をコロンビア国境まで延びるパンナムハイウェイE35は片側2車線の立派な道路でバスもグアテマラに比べるとずっと立派、オタバロの手前では右手にLaguna San Pabloという湖がみえたりして車窓もなかなかのものだった(ただしこの日も天気いまいちで雪山は見えず、天気がよければもっと車窓が楽しめたはずだ)、、10時にはオタバロに着いたが地図を持っておらずセントロの方角だけ聞いて歩きだす、、確かに民族衣装の女性を目にするようになった、、それは刺繍が細やかでカラフルであったがグアテマラに比べると少々物足りないものがあった、、が、やはりここの住民はほぼ全員インディヘナのようだった、、顔つきはグアテマラインディヘナよりもむしろ合衆国のインディアンのそれに似ている感じがした、、どうしても比較してみてしまうのだがその物足りなさ感は、その民族衣装を着ている率がたとえばグアテマラの典型的な村に比べて少なく感じたということであった、、教えられた方角に歩くこと20分くらい?、パルケセントラル(Plaza Bolivar - ここでもボリバールの名がついていた)に行きつきカテドラル(Iglesia San Luis)と市庁舎 Palacio Municipalが例によってパルケに面して建っていた、、なるほどオタバロらしいと思えたのはその公園の中央に建つ像が名前はわからなかったがインディヘナのものであったことだ、、それほど賑わっていたわけではないがなかなか趣のある一地方都市の中央公園であった、、しばらくその辺をぶらついていると露店で何かを売っているのを目撃、靴磨きのおじさんがそれを食べていた、、実にうまそうに見えて思わずそのおばさんにわたしもそれをくれと頼んだ、、サービス精神いっぱいにオタバロ名物といって渡されたものはポテト、高菜、とうもろこし、そのほかの野菜が入った煮込み料理?オタバロ名物の???といわれたがその名前は記し忘れてしまった、、1ドルと少し高いなと感じたが、もちろんけっこううまかった、、昼には少し早かったが、それが昼飯代わりになった、、

民族衣装の女性;3枚と男性;1枚(なかなか正面からは撮れない) 048_640x427 035_640x427053_640x427042_427x640

露店で売っていた典型的な民族衣装040_640x427

中央公園;2枚032_640x427 033_427x640

露店のおばさんから地元の食べ物を買ってみた(うまかった)036_640x427 037_640x427

 しばらくパルケセントラル付近をぶらついてみたが常設市場も土曜市の会場になるらしい場所もはっきりせずインフォメーションもみつけることができなかった、、で、巡回中のツーリストポリスに聞くと3ブロックほど離れたところにあると教えてくれた、、Plaza de Ponchosポンチョ広場という名のその場所には小規模ながら露店の常設市がオープンしており、その一画にインフォメーションがあって地図をもらうことができた、、土曜市のことを聞くと、確かに中心がこの広場だが、その界隈すべてに露店がでて、ほとんど街中がその会場になるとのことだった、、それは見ごたえのあるビッグイベントでツーリストだけでなく民芸品の買出しに来るバイヤーが世界中から集まってくるとのことだった、、だから逆にその日は観光客は少なかったようだった、、で、その一画だけなら観て回るのに30分もかからなかった、、よく見かけるみやげ物や衣装・衣料品、さまざまな物産が並んでいて興味深いものだったが、みやげ物に関心のなかったわたしは所詮冷やかし程度に回ってみただけだった、、そしてあらためて地図をみて街ブラしてみることにし、むしろ工芸・物産の市ではない、野菜・肉・魚等の食料品や日常雑貨を商いしている地元民用の市場いわゆるメルカド(それは2ヶ所あった)や2~3の教会巡りをして早くもそこを去ったのであった、、その間約3h?13時頃のバスに乗れたから夕方にはキトー旧市街に戻っていた、、土曜日でなかったのでオタパロの真価を見極めることはできなかったのだった、、

ポンチョ広場の常設露店;2枚044_640x427 046_640x427

普通の生鮮食品の並ぶ市場;3枚043_640x427

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路上で商いする人の姿はグアテマラと同じ049_640x427

数少ない教会のひとつIglesia El Jordan030_640x427

 

  キトー旧市街に戻ってまたセントロヒストリコをぶらぶらしてて、大統領官邸の無料のツアーにギリギリ間にあったのでそれがキトー最後の訪問先となった、、次の日の朝チェックアウトしたときは、ほぼその日の行き先をリオバンバRiobambaに決めていた、、南バスターミナルからリオバンバ行きは15分に一本くらいあって料金は4ドル、リオバンバへ行くバス会社は2社あってPatriaとRiobamba Expressがそれぞれが30分に一本のバスを運行していた、、3時間半かかって12時20分リオバンバ着、エクアドルのバスは少々供給過剰?バスも道路も完璧だったがそのためバスは常にすいていた、、さて、で、リオバンバに寄ることにした理由は特にあったわけでなく、ただパンナムハイウェイ上にあってエクアドル最高峰のChimborazoチンボラソ山6310mの麓にあるという情報しか持っていなかった、、要するに乗り継ぎの場としてはここが次のクエンカに行くには一番間隔的によさそうだったからで、この時点ではエクアドルはこのリオバンバとクエンカに寄ってみることに決めていたのだった、、

キトー最終日、最終ツアー(17:30~ 無料)に間にあったので、大統領府を見学;3枚060_640x427 068_640x427 069_640x427

次の朝、南バスターミナルQuitumbeと車窓からチンボラソと思われる山;各1枚073_640x427 077_640x427

 途中見えるはずのチンボラソはまたしても雲の中で、よくよく天気に恵まれなかったというか、時季をはずしていたことが悔やまれた、、大きな街リオバンバのバスターミナルも立派だった、、その周辺には安宿がいくつかあって次の日もここからバスに乗るつもりだったので、そのうちの一軒、他は一泊10ドルとのことだったが、はずれにあった9ドルのところに決める、、荷を置いて早速昼食がてら街ブラにでかける、、次にいったクエンカもそうだったが、そのバスターミナルには安食堂も併設されていて(それは同じようなメニュウを取り揃えた間口の小さな飯屋が十いくつか並んでいて、テーブル席は共用スペースのようになっていた)、うろうろしていたら呼び込みのおばさんに、ついつい招かれてしまった、、定食が2.5ドル安くてうまかった、、こんなところで十分だったし、こんな感じがわたし向きに思えた、、そのおばさんにセントロの行き方をきく、、けっこう遠いとのことで、もちろんバスもありそうだったがタクシーを薦められる、、歩いてもいけるかと聞くと30分くらいかかるということだった、、それは30分あればいけるということでもあったから、その方角に歩きだす、、ほんの少し下り気味の大通りをいく、、気づいたのはその通りに中華屋Chifaが多いということだった、、15分くらい歩いたところに鉄道の駅らしいところがあった、、広々とした空間が広がっていてとても気持ちのよいところで、興味をそそられ早速駅舎を覗いみたが誰もいなかった、、駅員かどうかわからなかったが、その辺にいた人に聞いてみると、セマナサンタまで(といってたように記憶しているが、要は今は観光シーズンでないからここから出る汽車はないといわれた)は営業していないとのことだった、、ついでにツーリストインフォメーションの場所を聞いてみると、今通ってきた道の途中にあったとのこと、で、またそこまで戻り地図を手にする、、それから夕方18時頃まで3~4時間ずっと歩き回っていた、、その地図のお陰で大方リオバンバセントラルは手中に収めたのであった、、主な見所を記しておくと中央公園のParque Maldonado、その前に建つカテドラルCatedralと市庁舎、2~3ブロック先にParque La Libertadと教会二つ(教会名は略す)、2ブロック手前の公園Parque SucreとColegio Maldonado大学、中心から少し離れるがParque 21 de Abril 4月21日公園とサンアントニオ教会 Iglesia San Antonioといったところか??最後の公園は少し高台になっていて、そこから市街を一望できたが、それよりもここからの山々の見晴らしがたいへんいいところと聞いていた、、まさにそのためのリオバンバでもあったのだが、やはり叶わなかったのでる、、そしてそこより更に高かったホテルの5階の部屋からも街全体と遠くの山々が遠望でき、最後の望みを次の朝に賭してみたが、それも虚しい結果に終わった、、そういう意味でエクアドルの山々の展望を楽しみにしていたリオバンバは幸運の女神に見放されたようだった、、が、あとから振り返ってみると、その後にいったクエンカも含めてわたしが寄ったエクアドルの諸都市の中ではここが最も美人の多いところだったのである、、そしてこれも期待していなかったことだが(知らなかっただけだが)ここはインディヘナの多いところでもあった、、そのインディヘナが自らのアイデンティティとしているかのように老若男女(特に女性)のほとんどがそれぞれ個性的な帽子Sombreroをかぶっていたのが印象的だった、、わたしはその帽子をここでも探したが、それ以来いく街いく街で探すことになった、、しかし、ここのソンブレロより素敵な山高帽はついに見つけることがでくなかったのである‥、、

リオバンバ・バスターミナル脇の食堂街で2.5ドルの昼食079_640x427

セントロに向かう大通りにはChifa(中華屋)の看板を多く見るもこの夜は屋台メシをtake out103_640x427

しばらくいくと広場があってそこは鉄道の駅だった、、080_640x427

その近くでわずかの間垣間見えた鋭い山影096_640x427

中央公園Parque MaldonadoとCatedral090_640x427 088_640x427

街中の年代ものの建物はEdificio del Correo ; 郵便局094_640x427

少し高いところにあった4月21日公園から市街を望む、山の稜線は雲の中086_640x427

ほとんどのインディヘナはこんな帽子をかぶっていた;2枚107_640x427 110_640x427