独歩の独り世界・旅世界

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2014の旅 8 , 一週間の中休み<1>パナ(Panajachel)へ

  これまで何度かGuatemalaに滞在していて、その間に何人かの知り合いができていた、、それはグアテマラ人だけでなく、在Guateの日本人や米国人、アフリカ系英国人たちだった、、だいたい訪れるたびに再会していたが、なかでももっとも近しい間柄になっていたのがサンペドロ<San Pedro La Laguna>のカロリーナとその家族<familia>であった、、彼らはトゥトゥヒル<サンペドロの住人構成の95%がTzutjil Indigena>で、カロリナはわたしのサンペドロのスペイン語の先生だったが、最初の年に出会って以来、日本に帰ってからもmail等での交流は続いていて、今回は赤ちゃんが生まれるというのでぜひ行くと伝えてあった、、サンペドロはAntiguaと並んでわたしのGuatemalaのお気に入りの場所だったが、その地についてはこれまでに何度も記してきたと思う、、繰り返しになるかもしれないがアティトゥラン湖<Lago de Atitlan>という美しい湖の畔にあって、今では有名な観光スポットになっているからグアテマラに来たことのある人にはよく知られているところであった、、なのでまだいったことがないという宿の仲間たちにも一緒に行かない?と誘っていた、、いつもサンペドロにいくときには必ず寄っていたパナハッチェル<Panajachel;ここもアティトゥラン湖の畔の街>の村岡さんのところ<エル・ソル/El・ Sol>では日本のお風呂に入れるよ、という切り札を使って‥、、

 そこへ行く日取りはおおよそ決めていたが、最終的に最初の3週間の授業を終えた次の日、即ち2月8日の土曜日とし、その日にいったんリュビア宅を去る予定であることをリュビアにも皆にも話はしていた、、そして、うれしいことにわたしの誘いにT君とMさんが乗ってくれたのだった(もう一人のK君はたぶん別の用事があったらしくいけないとのことだった)、、ただT君はバイクで旅をしていたから、彼は別ルートでエルソルまで行き、そこで落ち合って一泊して次の日には戻るということだったので、リュビア宅はそのまま継続するということで問題はなかったのだけれど、わたしとMさんは小旅行となるので(Mさんはパナ→サンペドロ→シェラの予定で数日、わたしはパナ→サンペドロで一週間を予定していた)荷物の大半は置かせてもらって、いったんcheck outの形でリュビア宅を出なければならなかった(もちろんその間の部屋代を払えば部屋は確保されるのだけれど)、、戻ったときに空き部屋がなければそのときはそのとき、他を探すという了解のもとで‥、、で、われわれ二人はその朝荷物を預けK君に見送られてかなり身軽な格好でリュビア宅を後にしスーパーボデゴナの駐車場に向かった、、前から知ってはいたが利用したことのなかった一日一本のパナ行きチキンバスが朝の7時にそこから出ているからであった、、

 以前に書いたブログで、たぶんわたしはグアテマラ三大観光地として以下をあげていたと思うが、1,世界遺産のマヤ遺跡Tical、2,世界遺産の古都Antigua、3番目に自称(客観的基準は難しい)世界一美しい湖Lago Atitlan、、で、繰り返しになるかもしれないが少し蛇足を付け加えると、この2,と3,は、ま、無理すればAntiguaからLago Atitlanの日帰りも不可能ではないくらいの比較的近距離(バスで3h~3,5h)にあった、、ただ、その行きかた(交通手段)はけっこう面倒だった、、もっとも一般的なのがシャトルバス利用、、シャトルバスというのは10~15人くらい乗れるワゴン車のことで、Antiguaに何十とあるTravel Agencyが扱う、ほとんど旅行者しか利用しないもっとも楽な方法でその代わり少し値段が高かった(宿まで迎えに来てくれるのでピックアップに30分、パナ直行2,5hでトータル3h、70Qくらい<agencyによって多少ばらつきあり>?)、、わたしがいつも利用していたのは、そのシャトルバスの半値でいけるチキンバス(グアテの庶民が乗る乗り合いバスで、いろんな意味で旅行者には勧められていない、が、わたしは安くて・楽しい乗り物なのでいつも利用していた)で、それだとトータル35Q(400円くらい?、3,5~4h)でいけるのだが、ただチキンバスは一本の例外(それが7時のバス)を除いてAntigua~Panaの直通バスがなかったのだ、、なので、その行きかたはアンティグアからチマルテナンゴという国道沿いの街まで出て(5Q)、そこでパナ方面行きのバスに乗り換えていくのだが、このパナ方面行きバスというのがけっこう厄介で、1,bestはパナ(Panajachelの略、以下同)行きのバスを待てばいいのだがほとんどない、、2,パナの手前、ソロラ(Solola)県の県都ソロラ行きに乗る、、これは30分に一本くらいあったと思う、、3,ロスエンクエントロス(Los Encuentros)乗り換え、ロスエンクエントロスからは→ソロラ(乗り換え)→パナ行きのバスが15分に一本くらいあるので、そこを通るバスに乗ればいいのだけれど、それはウエウエ(Huehuetenango)行きでもシェラ(Quetzaltenango)行きでもチチ(Chichicastenango)行きでもチマル(Chimaltenago)を通るほとんどのバス(もちろん行かないバスもあるので要確認)がOKで、しかもチマルの乗り換え場所ではAntiguaから来る客を待っていてくれるのでほとんど待つことなしに乗換えができるたのだけれど、ま、それは知ってての話ということになるかもしれない‥??

 ということで、その7時のバスに乗れなかったらチマル乗換えで行くつもりだったが、それほど早すぎる時間というわけでもなかったし、その後の乗り換えの面倒を思えば、このバス利用はbestな選択といえた、、ほとんどの欧米人旅行者はシャトルを使っていたが、そのバスにも何組かの欧米人を見かける、、Antiguaやパナは日本人旅行者も多いがそのときぱわれわれだけだった、、あとグアテ人はさすがによく知っていて大半が地元の人たち(といっても旅行者ではない)で占められたが、それでも満席にはならなかった、、料金は36Qだった、、その道すがらチマルを通ったときに、もし直通バスでない場合、あるいは帰りにチキンバスで帰ってきた場合の乗り換え場所を教える、、それだけでなく危険といわれてるチキンバスの魅力を、初めて乗る(San Felipeの帰りに10分くらい乗ったことがあったが)Mさんに滔々と語りながらの3時間となったが、今から思えばただのバカオヤジでしかなかったような気がする‥??、、

 それでも、ひとつだけ気の利いたことをしたのではないかと自慢げに思っていることがある、、ま、それもたいしたことではないが、われわれは、そのパナ行きバスがパナにつく直前にあるところで下車したのであった、、そこはソロラから少し下ったところで、実はそこにミラドール(mirador;展望台)があることを知っていたからだった、、ソロラ県の県都ソロラはアティトラン湖を見下ろす数百mも高い山の上にあって、そこからの眺めも素晴らしかったが、それだけでなく県都(cabecera)としてかなり大きな街で、なかなか住みやすそうな、街自体が美しく気持ちのよいところだった、、そこからパナへは数百mを一気に下っていくのだが、その途中にAtitlan湖を眺めるのにもっとも素晴らしいところにそのミラドールはつくられていた(ミラドールは2ヶ所あったが上のほう)、、わたしはかつてそこへいくのにパナからバスで往復したことがあったのだけれど、それを思い出して、それならそこで降りてしまえば往復する必要がなくなることに気づいたというわけだった、、そして、これも以前経験したことであったが、パナへ向かう途中ロスエンクエントロスあたりまでは厚い雲が垂れ込め、もし天気が悪ければそのままパナまで行ってしまうつもりでいたが、どういうわけかソロラあたりはすでに雲ひとつなかったのであった、、そこで下車したのはわれわれだけであった、、われわれはまるで絵か写真のような風景を目にすることになったが、何度も目にしてるわたしにはもはや面白さに欠ける、という印象もなくはなかったのだった、、

ミラドールから;2枚004_640x480_2 005_640x480

 そこからは次に来たバスでパナへ、10時半にはパナに着いていた、、サンタンデール(Calle Santander)のメインストリートから少し歩いたところにあるクロスロードカフェCafe Crossroadも教えておかないとと思ってそこに立ち寄り、美味しいコーヒーを飲んでから歩いてエルソルに向かう、、普通こういうときはトゥクトゥク利用かと迷うが、ま、その距離感を知ってもらうつもりで歩かせてしまった、、その途中であとから出発したバイクのT君に追い抜かれる、、エルソルに着いて詳しく話を聞くとT君はGPS・カーナビつきのスマホを持っているので、それをバイクにつけて最短距離を走って、Antiguaから2時間ほどできてしまったといっていた、、その道はわたしも一度通ったことがあったがパツンPatzun経由のバスの通らない裏道(山道、途中小さな河の渡渉が一ヶ所あったといっていた)だった、、こうして昼前にエルソルに着いた三人は去年まで併設されていた花食堂がサンタンデールに移転したとのことで、あらたに村岡さんのご両親が始められたという和食の弁当を頼んで、われわれは男性二人は先に風呂に入って、そしてエルソルの中庭で乾杯することができたのであった、、

 その日の午後はわたしの提案でピックアップの荷台に乗って隣のインディヘナの村サンアントニオパロポ(San Antonio Palopo、この魅力的な村についても前に書いていたと思う)まででかけ、夕方、帰りのピックアップでそのままパナの街に繰り出す、、そしてパナの街をぶらついたあと移転した花食堂を探し、わたしは日本人のオーナーとその米国人のダンナさんに再会、名物マグロ丼に舌鼓をうって、いつものパナを満喫<enjoy & refresh>したのだけれど、その心地よさはどうやら二人にも納得してもらえたようであった、、

crosroads cafe006_640x480

San Antonio Palopo 村;2枚007_640x480 008_640x480