独歩の独り世界・旅世界

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インドへ

  不幸にして、というか不器用にしてといったほうが適切か?いずれにしろ旅にしか生きている実感?存在を確認する手段(場)を持たないわたしは、またぞろ旅に出ることにした、、といっても上記の理由でその計画はすでに3ヶ月も前から立てていた、、で、ticketを探しはじめたのが4月ころ、そしてそのとき見つけた格安ticketの出発日が明日に迫ったということである、、

  そんなんで当初は行き先はどこでもよかった、、こういう言い方をするといやみに聞こえるかもしれないが、もうだいたいのところへは行っていたし、最後に残してある計画には(それについてはいずれどこかで‥)時間的に中途半端だったので、つまり今回はその後の予定もあってあんまり長期も無理、どこかちょっとした旅で手ごろのところがないかと探していたのであった、、そのための条件としてはなんといっても手ごろな価格のticketということで、今では多くの方が利用している格安ticketのネット検索を毎日のようにしていた、、そんなある日見つけたのが今回行くことになったインドであった、、

 インドはこれまでに3度旅していた、、が、これまでに回った7,80ヶ国の中でその面白さにおいて右にでるものはない、と断言することに躊躇はしない、、いや、それどころか何回行っても飽きないし、それに全部を回りきるには広すぎて、まだ行っていないところが多く残っていた、、これまでのインド行は、最初一人で1ヶ月くらい?それは40年前くらいの話だ、2回目は奥さんとの新婚旅行の途中でやはり1ヶ月弱の滞在だったか?それも35年くらい前、そして17年前に高校入学直前の息子を連れて行ったのが最後であった、、そのときは2週間くらいだったか?いずれにしろ、2回目3回目は家族を連れての話だからゴールデンコース(デリー~アグラ~ヴァラナスィ~ブダガヤ~カルカッタ<今のコルカタ>~ダージリンといった.ルート)を辿る旅で、ということはわたしはそのルートは3回も通っていたことになるのだけれど、ほかの魅力的な地は南インド以外ほとんど足跡をしるしていなかった、、今回見つけたticketはそのインド往復が3万円だったので、その時点でほかのところのticket検索をやめにした、これまでのインド行で直接インドだけが目的だったのは3回目、17年前のときだけで、しかしそのときのticketの値段は覚えていない、、が、そのとき燃油サーチャージがあったかどうかも覚えていないが、それでも格安ticketでトータル10万円くらいかかったのではないか??、近々の例としては3年前のスリランカでも確か十数万円だったはずだ、だからインド往復3万円は衝撃的だった、ほんとにそんな安いticketがあるの‥!?

  早速問い合わせてticket取りが始まった、、安いだけあってその時点で向こう1ヶ月のticketはもう埋まっていた、、が、そんなことはわたしにとってはなんら問題でなかった、、そこは無職の身、急いでいるわけでない、それにそれまでの経験からインドで最も暑いのが4~5月ということを知っていたから却って好都合、6月の終わりか7月の初めで空いている便を探してもらった、、で、それはまだ4月のはじめだったからに難なく取得できたのだった、が、それでも安いということでもうひとつ条件があった、、つまり日数制限、できれば最低は1ヶ月ほしいところだったが、21日限度ということでそれはどうにもならず、ま、この価格なら仕方ないと諦めるしかなかった、、ところがこの件には後日談があった、、たぶん希望した6月の終わりの便は2ヶ月以上前だったから取れたと思うのだが、なんとその後いつからかは定かでないがそのticketは価格を2万円まで下げていた、どうなっているんだ??ほんとに大丈夫なのだろうか?それは明日空港まで行ってみないとなんともいえない、、2万円に下がった時点ではおそらく希望の日のticketは取れなかったと思うが、それにしてもインド往復燃油チャージ&tax込みで5万円以下なんて、それこそ信じられない価格であった、、! !

  では今回、インドのどこへ行こうとしているのか‥??、もちろん今の時点ではだいたいの予定は決めているが、当初は漠然としていた、、候補はいくつかあった、が、それでも17年ぶりだ、相当変ってきているニュースは聞いていたし、その繁栄振りも耳にはしていた、、ただ旅に関する情報はまったく持っていなかった、、最初に迷ったのはかの有名な日本のガイドブックを買うかどうかであった、、何しろ1回目2回目はガイドブックなしで現地を訪れていたし、17年前(1995年)のときは、その時点で13年もたっていた1982年版のそのガイドブックを使っていた、、そう、だからわたしの手元には1982年のガイドブックが一冊あったきりだ、、余談になるが、もしインドへ行ってみたい若者がいたら、未経験者にはガイドブックなしで行くことを薦める、無謀?かも知れない、しかしそこで得られる経験・カルチャーショックは想像以上に大きいと思う、、ガイドブックに頼らない旅、これがほんとうの旅である、昔はみんなそうだった、、途中であう旅仲間が情報源だった、、われわれの世代はみんなそんな旅をしてきている、、で、もちろんなくてもできる自信は今でもある、、しかし、年を取りすぎてもう体力的な自信がなくなりつつある、、そう、ハードな旅は体力勝負で、それができるのが若者の特権である、、

 で、少しためらいながらもガイドブックを買ってしまった、、何しろ第一歩から、つまり空港を降りてからのアクセスがまったくわからなかったからだった、、それにしてもそこだけ読んだだけで、もう驚きの連続であった、、えっ?地下鉄が通ってるって?飛行場からニューデリー駅まで地下鉄でいける?、、オイオイオイ、いったいインドはどうなってしまったんだ、、??どうもすさまじい変化のようだ、、それだけでも楽しみになってきた、、そして、よくよく目を通すとわたしの手元にあった30年前ガイドブックと記述が変っていないところもあるではないか、、ま、そういう読み方(30年前と比べながら読む)も、もしかしたらガイドブックのひとつの見方かもしれないと改めて思う、、そんな大きな変化のひとつに、これもそのガイドブックのおかげで知ることができた情報だったが、昔あんなに苦労して購入した汽車のticketが今や日本にいてネットで買えるって!?まったくオイ!オイ!オイ!、の世界になってしまったようであった、、で、さっそくtryしてみた、、が、列車のticketはどうも登録がうまくいかず、散々英語で文句をつけながらやり取りしたが(問い合わせると数時間で返事がきた)、どうもそのシステムに問題があって外国人はやはり無理なようであった(パスポートのコピーを添付してくれれば何とかできるといっていたが)、ところが飛行機のticketは買えたのだ(別の会社、システムが違う)、、しかも信じられないくらい安く、、すでにインドでは就航しているLCCの格安ticketを日本で手に入れることができたのだ、、もちろんそれだって実際現地で乗るまではどうなるかわからない、といった恐れもなくはないが現にLeh~NewDelhi間のE-ticketはプリントアウトしてわたしの手元にある、、たぶんインドの悪質旅行会社の手にかかったらいくら請求されるか想像もつかないticketを1万円以下で手に入れてしまった、、そう思うとこのガイドブック今回は価値ありであった、、それにしてもそのガイドブックを読んでいて、いかにもインド、まさにインド的だ、と驚くやらあきれたりした記事が、いかに多くの日本人がその悪徳業者やインド人にだまされたりトラブルに巻き込まれているかという実例と、その注意書きであった、、ま、わたしは大丈夫とはいいきれないが(彼らの手口の巧妙さ、巧みさはよく知っている.)、だまされたとしても、それも含めたインドとして捉えられるかどうか、負の部分もその国の一部ということで冷静に受け止められるかどうか、そうしたカルチャーショックから実に多くのことが学べるのだけれど、そういったチャンスとして捉えられるかどうか、そういう意味ではプラスもマイナスも含んで実に多様性に富み、実に味わい深く面白い国であることは冒頭に述べたとおりである、、が、それもこれまでの経験でわかっているつもりではあるが、実際は行ってみないと何が起こるかわからないのだ‥、それがまた面白さの所以でもある、、

 ということで、詳しい報告は今回荷を軽くするためにPCは置いていくことにしたので、帰ってからするとして、行き先としては寄ってみたいところがいくつかあって、たぶん3週間あるのでそれらは行けると思うが、一応エリアは絞っていて最も重視しているところが先に飛行機のticketをgetした(片道だけ)と書いたLehという街のあるラダック Ladakhというところです(中国とパキスタンに国境を接している北西辺の地です、興味のある方は調べてみてください)、、

 さて、最後に奇妙な偶然の話をして終わりにします、、実はわたしが息子をインドに連れて行ったのが17年前の1995年でした、その年の1月に阪神淡路大震災が起こって、3月にオウムの事件が起こった、、その日3月21日?、われわれはたしかダージリンにいて、そのニュースを聞いたと思う、、そしてつい先日最後のオウムの手配犯がつかまって、この事件にも一応の決着が見えてきた、しかし彼らが捕まる前にわたしのインド行きは決定していた、、それも17年ぶりの、、‥??