独歩の独り世界・旅世界

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世界一周航空券

 ネタ切れの日々が続いており、ブログを書く機会もすっかり失せてしまっている。特にわたしが発信できるような話題は皆無なのである。それでも人は何かして生きながらえていくしかないようで、何もなくともなんかやっているのだが、これといって公にしたくなるような特筆すべきことなんか、もうこの年になるとなんにもないなぁ、とつくづく思う。それでもなんか面白そうなことはないかなぁ、と常に想い続け、探してはいる。そんな折、ちょうど10日くらい前に見つけたのである、転がっていたのである。わたしにとって面白いことを‥、、おかげでこの10日間はかなり浮き浮きしていたし、時がたつのも早かった。他の人から見ればなんでそんなことで?何が面白いの?と笑われそうだけれど、はまると抜け出せなくなる、そんな話の経緯を久しぶりのブログとして以下に‥、、

 やはりわたしにとっては、興奮するネタは旅がらみのようだ。実際に行く行かないは別にして、ただ旅のプランニング(空想?)をしているときは、ほんとに頭は空っぽになって、そのことに専念できるのだ。で、なんかの拍子に、この世界一周ticketを思い出したのであった。このticketについては、たぶん20年位前?そう今世紀に入ったころから知ってはいた。で、実際どんなものか調べてみたのは確か10年位前だったか?、漸く時間(休み)を気にせず、ゆっくり旅ができる状態になったとき、一度真剣に首を突っ込んでみたことがあった。が、その時は、ま、世界一周できるticketとしては(ちょっと<注>を挿むと、逆にいうと世界一周しなければならないticketということでもある、詳細は追い追い述べていく、、)そんなに高くないなぁ、面白そうだなぁ、とは思ったが、やはりその分細かいルールや制限がけっこうあって、素人では手に負えない、相当難しい、という印象であった。その頃、すでに一部の旅行代理店では扱っていたと思うが、旅行代理店であってもその仕組みを理解し説明できる人は非常に少なかったのではないかと思う(たぶん今でも)。それはただの旅好きが、じゃ、といって簡単にルート組ができるというものではなかったのだ。だからわたしも、ならばとさらに突っ込んで、何としてでも、というところまでは至らなかったのであった。それでそれっきりになってしまっていた。ちょうどその頃からLCCなるものも普及してきて、もしかしたらそんな大金をかけずとも世界一周は可能ではないか、けっこう安く、それでいてより自由に世界は回れるのではないか、という時代になっていたのだった。で、わたしはそちらの流れに乗って、好きなときに短い時でも2,3週間くらいから長い時は半年くらいかける旅をしながら世界を巡り歩いてきた10年だったように思う、、

 さて、で、今回初めて知ったのだが、いつのころからか世界一周航空券に特化した旅行代理店ができていたのであった。世界一周堂さんという世界一周航空券を専門に扱うに代理店さんがすでに17年前からできていたことを、実は先ころ知ったのであった<www.sekai1.co.jp/ >。というか、今やネットの時代だから、そういえば世界一周航空券というのがあったなぁ、今はどうなっているんだろうと思って、ちょっと検索してみたら真っ先にそこのHPに遭遇してしまったのだ。そこから今回の話は始まったといっていい、、いや、そうだろうなぁ、と思ったのである。一般に知られるようになってからでも15年は経っているのだから、当然そういう会社があって然りである。まして、旅のプロ(一般の代理店)でもなかなか手を出せない商品なのだから、こういう会社があればありがたいことこの上ない、それはこの会社のHPにその数字が如実に記されてあった。16年間で2万5千のプランを作成して、4500人以上を世界一周に送り出してきた、という実績が示されていたのである。

 こんな会社があったんだと、改めて興味を覚えただけではなかった。そのHPを詳しく見る前に、すでにそこに刺激的なキャッチコピー?を見出してしまっていた。‘世界一周航空券・世界一周旅行 相談無料’というような文言に簡単につられてそこをクリックしてしまったのだ。もちろん最初からすべて無料とは思っていなかったが、大いにわたしの好奇心はくすぐられてしまったのだ。そのときはこのticketを使って世界一周をやろうなどと思っていたわけではなかった。体力的に考えて、もう今更世界一周でもあるまい、少なくとも世界の半分以上の国にはすでに訪れているのだから、どうしても行ってみたいところなどはもうほとんどなかったといっていい。それでも十数年前に、やたらめんどくさそうで諦めたこのticketを無料で提案してくれる(このあとで述べるつもりでいるが、これはとても複雑な仕組みになっている航空券で、ざっとでいっても10くらいあるルートというかコースのうち、どれが自分の希望に一番ぴったりなのかを選択することがまず最初の作業になるのだが、それをやってくれるという)のだから、試しにと思って、すぐにこちらの希望をmailで送ったのであった。

 ここで世界一周航空券とはどういうものかの基本部分というべきあたりを、受け売りの形で述べておくと(わたしはそれを今回知ったのではなく、おおよそは承知していたが)、世界一周ticketとはどういうものかは、先のURLを検索してもらえば、わたしの説明より正確な答えを見出せると思うが、わたしの解釈でいうと以下のようになる。まずそれを販売しているところとして、世界中の航空会社の中で3つの系列?グループがあるということは、今やほとんどの人が知るところであろう。最大の加盟航空会社で組織するスターアライアンス、そして人気路線をほとんど網羅しているワンワールドグループ、もう一つがスカイチーム、というのが3大グループで、それぞれが世界一周航空券を発売している(それぞれの航空会社がどのグループに属すかは世界一周堂のHPで確認できる)。かなりアバウトな言い方になってしまうが、その各クループの中で、こんどは飛行距離、または通過大陸数などによって、また何段階かに別れた料金体系が設定されているのである。そのうえ世界一周航空券であるから、基本的に世界を右回り、あるいは左回りで一周しなくてはならず、最低訪問都市数とか最大訪問都市数(飛行区間数)が限られていて、逆行はできないとか、ゾーン内での飛行回数といったようなものまで相当細かく規定が設けられているのである。新たに知ったことといえば、以前は乗り換え、乗り継ぎの定義が今と少し違っていて、飛行数と訪問都市数は必ずしも一致してなくて、最大訪問都市数が15だったように記憶していたのだが、今はその訪問可能都市数は変わらいが飛行回数がそれと同数+1になっていたことであった(つまり、乗り継ぎ・乗り換えの場合も訪問都市数に数えられてしまうようになっていた)、だから今はどのグループのticketも最大飛行区間数は16回となっていて、ということは、乗り継ぎも含めて訪問できる都市が最大15都市になっているようだった。あと、最大利用期間が一年とか最短は10日間とかあって、ま、この辺までは各グループ共通の基本ルールのようであったが(確かなことはHP参照のこと)、問題はこれから先のこととなる。つまり、ではどのグループの、どのticketを選ぶか、それは先にトータルすると10くらいあるといったが、例えばスターアライアンスはマイル数によって3つのクラスがあり、ワンワールドは大陸数によって4つの選択肢があり、スカイチームはやはりマイル数によって3つの選択が可能といった具合で10くらいということなのである(そのほかにもグローバルエクスプローラーというワンワールド加盟グルーブのマイル制のticketもあったりするが、この場では省略させてもらう)。で、その中で自分が行きたいところへいけるticketはどれなのかという問題である。というのは今や世界中の都市は、飛行機が飛んでないところはないといえるほどネットワーク化されているのだけれど、例えば10ヶ所の希望訪問先があったとして、それをつなげて行くには少なくとも数社のエアラインを利用しなくてはならない。ところがその数社が同一のグループ内にあれば何ら問題ないのだけれど、たいていの場合われわれはどこどこに行くのにどのエアラインが飛んでいるのか、またそれがどのグループに属しているのかなんてことまでは知らないのである(わたしみたいな暇人でもの好きならば、調べようと思えば調べられる時代にはなっている。また、わたしには、そんなことを調べたりするのが秘かな楽しみであり、最大の暇つぶしになるのである)、、つまり、忙しい現代人というか現役の生活者に代わって、そういうことまでやってくれるのが、世界一周旅行を特化した世界一周堂さんであり、また、最初のベースの見積もりは無料でやってくりれるというので、飛びついたのであった(スミマセン、世界一周ticketの説明はかなり省略させていただきました)。

 いや、その無料で見積もりを出してくれただけでなく、多くの質問、数回の修正案も無料の範囲でみてくれたのだった。だから自然とわたしはこの世界一周堂さんを評価するに至ったのである。いろんな難問に対して、またわたしの無知に対しても非常に丁寧に教えてくれ、適切な、ルールに則ったアドバイスをいろいろいただいた。残念ながら、制限が多かったことよりも、わたしのわがままが多かったことによって、最終案までは至らなかったが、それは一つには、途中からダミーとしてでなく、本気でいく気になってしまったからであった。そうなると、ここも、こうならないかとか、やはりこっちはやめてここに行きたいとわたしがいいだしたからであった。しかも、最初はいい加減な時期設定だったが、本気になると、いつならいけそうかと考えて、それは来年の9月~ということまで決めてしまったのである。ところが、そうなるとまだ一年先でフライトスケジュールもでておらず、おおむねルートは決まったものの、ではいつのフライトというのは一つも決められなかったのである。で、来年になってから再び挑戦することにしたのだけれど、たぶんその時はすべて自分でつくれるような気がしている。ということで来年の後半は、もしかしたら世界一周の旅に出かけるかも‥?、といったところで、最後に今回の非常に楽しい経験のもとに作り上げたわたしの世界一周プラン(もちろん可否の指摘はしてもらったが、すべてわたしの希望でつくったプランである、まだ100%ではない)をお見せしてこの項を閉じたいと思う。これを見て、都市名、航空会社がわかる人は間違いなく自分で世界一周航空券を作れる人である、、

東京→ IST <TK>→ AMM <TK>→ CAI <MS>→NBO <MS>→ADD <ET>→ HRE or LUN < ET>→JNB <SA>→GRU <SA>→EZE <?>→LIM <AV>→LPB <AV>→LIM <AV>→SAL <AV>→SFO<AV>→HNL<UA>→東京 <NH>‥ちなみにこれはスターアライアンスのSTAR2;34000マイル内ticketで、エコノミーで422,000円である(ビジネスは822,000円だが、これは割安 - お得 - とのことである‥)

Img_6875こんな本も図書館で見つけて借りてきた、、