独歩の独り世界・旅世界

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メキシコ・キューバ・グアテマラの旅 — 会計報告

 ま、これはその人の性格によるところだけれど、昔は旅の収支はきっちりつけておくほうだった、、普段日本で生活しているときはもちろん金銭出納をつけたりなんかしていないし結構大雑把なのだけれど、多くの旅人がそうであるように旅に出ると、特にわれわれのような貧乏旅の場合それは生命線だから、必然的に厳しくチェックするようになる人が多いのではないか‥?わたしもずっとそんな旅を続けてきた一人であった、、それが最近は、今でも相変わらず貧乏旅なのだけれど、ずいぶんいい加減になってトータルでいくらかかったかくらいしか気にしなくなった、、そもそも貧乏旅に慣れてくるとだいたいの予測はつくようになるから、最初から少ない予算しかとってない(とれない)、それで収まればOKといったアバウトな収支に終始していた(たとえば2010東ヨーロッパ一日5000円の旅とか‥)、、

 今回ももちろん少ない予算の貧乏旅であった、、ただ少しこれまでと違っていたことはトータル約80日間の旅のうち、最初の20日間くらいはツレ(奥さん)がいたこと、で、多少その間はあまり緊縮予算とはしなかった点にある、それは奥さんからはきっちり旅の費用を頂戴していたからでもあった、、さて、最後の旅の報告をしてからすでに2週間以上が経ってしまった、、もともと旅以外に発信する情報を持っていないので、それが済んでしまうとここに書くこともなくなってしまう、、また、リタイアの身で無趣味のわたしはやることもほとんどなくなってしまった、、そこで思い立ったのが最近はやっていなかった旅の収支をチェックしてみようという暇つぶしであった、、そして他人からみればどうでもよいそんな収支報告をまたぞろ書き始めたというわけだ、、ま、多少の現地の物価の参考にでもなればと思ってのことである‥、、

 ほんとうは表計算かなんかを使えれば簡単でみやすい収支報告ができるのだと思うのだけれど、そんなソフトを持ってないし、持っていたとしても使えないのだから、まったくわかりづらい報告になりそうだ、、で一番わかりやすい表現からいくとトータル80日間でかかった総費用(渡航費を除いて現地でかかった分)が日本円換算で約32万円だったこと、つまり一日平均でいくと約4000円で済んだことが改めてわかった、、ところが詳しく分析してみると、最初の約20日間(正確には18日間)はメキシコ・キューバを二人で回っていて、その間にかかった費用(日本払いのホテル分も含めた宿泊、飲食、購買、その他すべてを含んだ費用)が18万円で一日当たり二人で1万円、そのあと一人になって過ごした2ヶ月間(メキシコ10日、グアテマラ50日)の費用が14万円(一日あたり2300円強)だった、、これはグアテマラホンデュラスエルサルバドルを旅行したときの費用やスペイン語学校に何日間か通ったときの授業料も含んでの額である、、

 さらに一日分の費用の分析をしてみると、メキシコ・キューバ一日1万円の内容は、宿泊・ホテル代が平均3100円で、キューバの場合ほとんどが一泊25cuc2250円(1cuc:90円で計算した)のカサパルティクラル(民宿、たいてい朝食付)を利用したが、メキシコの場合は3,000~4000円くらいの中級ホテルが主だった、、だいたい朝食付でその後の一人のときの安宿に比べれば贅沢に思えるくらい満足なもので、ま、物価水準からすれば日本の1/2といったところか?飲食費は一日平均2200円、このときは二人だったから決して渋ってはいなかった、、そこそこのものは食べかつ飲み、一人のときとは違ってレストランで結構食事したりしての金額だ、これも日本の物価水準からすれば1/2といったところか?そういう意味では食住が基本なのだけれどそれでも全体の構成比53%、二人で5000円強で済んだということは物価がそれだけ安い(日本の半分?)という恩恵の賜物であった、、最も比率が高かったのは34%(一日1万円の構成比)3400円の足代、これはメキシコのカンクンメキシコシティの長距離バスや結構タクシーを使ったりしたためと思われる、一人になってからのそれは一日平均400円だったから、ま、奥さんを連れての場合はある程度仕方ないと諦めてのことであった、、その他みやげ等を含めた購買費、遺跡や博物館の入館費やツアーバスの費用、通信費、チップ等を含んだその他の費用としての一日平均が1300円、以上が二人で回っていたときの内訳であった、、ま、そこそこの観光・周遊してメキシコ・キューバの場合二人で一日1万円の予算で可能という結果であった‥、、

 さて、旅の報告でも書かせてもらったことだけれど、そのあとわたしの旅は始まったといっていい、60日間(1月8日から3月8日までちょうど2ヶ月)14万円、一日平均2300円強であった、、宿・住居費は一日当たり700円、飲食費が500円という結果がでた、構成比としては二人のときの食住とそれほど変らない52%、ま、これはほとんど安宿しか泊まらなかったりホームスティのような形をとったりした結果でもあるが、同時に長期になればなるほど一日あたりの単価は低くなるということでもある、、去年、半年滞在でかかった費用の分析はしていないが(していたかもしれない?忘れた、、)たぶんそんなに変らないと思う、、グアテマラ・メヒコの場合長期滞在の一日の主要経費としては1500円くらいで可能であることを示している、、というのもここでの構成比をみると、二人のとき13%1300円だったその他の経費が一人になって額こそ一日平均700円に減ってはいるが構成比では30%になっている、これにはスペイン語学校の授業料やタンボール教授料、メキシコで買ったウオーキングシューズ(これ結構気に入っている、2500円くらいだった)なんかも入っていてその割合は増えているのだ、ということは特にそういう目的がなければ寝て食うだけなら1500円の予算で可能だということである、逆にいえば、前述したように3週間くらいかけて国内旅行をしたり学校に通ったりしていて、それでも一日2500円を越えなかったということなのだから、目的を持っていたとしてもグアテマラ・メヒコはいかに長期滞在者にとってありがたいところかということが、お分かりいただけたかと思う、、その辺がわたしのお気に入りの理由でもある、、もちろん、もっと安く旅している人もいるだろう、またアパートや家を借りての長期滞在はさらに安上がりとなる、、よって今、次回は家を借りることを前提に、もう一度グアテの地を訪れようか思案中である、、わたしのような少額の年金受給者でも十分暮らしていける国なのだ‥、、