独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 生活 その4) アクティビダ Actividad(課外活動)

  この学校は高いだけあって、それなりの設備やサービス、そして課外活動等も充実していた、設備やサービスについては前述したコーヒー・紅茶がいつでも飲めたりPCが使えたりしたほかにランドリー、つまり洗濯のサービスがあった、1週間3ポンド(1.5kgくらい?)まで無料、越えたとしても追加料金で安く洗濯することができた、わたしは最初に日からそれを利用することとなった、また課外活動については週のはじめにその週の課外活動予定表が配られ自由に参加することができた、たとえばサルサレッスンや映画などは無料であった、週末には比較的低価格でGuatemala各地への1泊2日のエクスカーションが企画されていた、確かわたしが通いだした週だったと思うが、その週の週末の金曜の夜(12月17日だったか)に学校主催のクリスマスパーティがあった(その翌週の金曜がいわゆるクリスマスイブだったが、その日はそれぞれの家族で祝うため、その日を学校のクリスマスパーティデイにしたのだと思われる)、まだ何もわからない状態だったが、その時はホストファミリー(ホームスティ先のご主人とその奥様)に連れられてわたしも参加することができた、おそらく学校の招待者は学校の教職員全員と学生全員、そして学生のために自宅を提供しているホストファミリーとその家族全員、で参加者は合計100名を超えていたのではないか?、まぁ、それほど広くない学校によくそれだけの人が集まったものだと感心させられたが、その全員に食事が配られ、その後ではその年の功労者?の表彰があり、教員とホストファミリーの何人かは大きな贈り物を貰っていた、そのうちの一人にわがファミリーご夫婦も選ばれていた、その後のビンゴゲームではせっかくだから何かクリスマスプレゼントを貰って帰りたい参加者全員の熱気で大変な盛り上がりとなった、そう、この学校は地域住民や学校関係者・協力者を大事にしている姿勢が感じ取れた~

 さて、翌週のアクティビィダに面白そうな企画を見つけた、因みにその週の曜日ごとの企画を羅列すると、月 : 子供たちへの支援プロジェクトにボランティア参加、無料、火 : San Andres Itzapa を訪ねる、35Q(ケツアル)、水 : パイナップル農園訪問、無料、木 : 教師と学生とサッカー交流試合、金 ; クリスマスイブ、午後学校は閉校、土・日、パナハッチェル(Lago Atitlan)とチチカステナンゴへの小旅行、ホテル代、足代(ボート代も含む)、ガイド料込み(食事代は別)で480Q(60ドル)となっていた、パナハッチェル、チチカステナンゴはいずれ行くつもりの場所であったが、この企画は高いと思った、わたしが興味を引かれたのは火曜日のサンアンドレスイサパ、そこに何があるかといえば、そこはサンシモンまたはマキシモンと呼ばれる土着の宗教の教会しかないところだったのだ、だからその企画自体その教会訪問以外にどこかへ行くというものではなかった、面白いところへ連れて行ってくれるなと即座に申し込んだ、何故ならこの宗教はGuatemalaの密教とも言われていて一般の人からは邪教と白眼視されているようなものだったからである~

 San Andres Itzapa(以下イサパと記す)というところは、Antiguaから車で3~40分のところであるが直通バスは少ない、チマルテナンゴ県の県都チマルテナンゴから近いのでそこからバスが多く出ている(アンティグアからチマルテナンゴへも3、40分である)、では土着信仰のサンシモンまたはマキシモンと呼ばれている宗教はどんなものか?実はわたしも詳しくは知らない、わたしの知りえた情報は以下である、この宗教の誕生は18世紀頃?場所はLago Atitlan の湖畔の町Santiago Atitlan?そこへの入植者が自分たちの土地を守ることを祈願して信仰が始まったというから、たぶん先住民の土着信仰ではなさそうだ、その証拠にEl Ri Laj Mam 別名 Gran Abuelo おおじいさん、と呼ばれてるその偶像はネクタイ姿の開拓民風である、鼻の下のひげやかぶっている帽子も当時の時代背景を物語っている、そしてそのおおじいさんは医者であったり占い師であったり祈祷師であったりしたようだ(先住民のシャーマンに似ている?,)そしてこよなく酒・タバコ(女性も?)を愛したところがこのおおじいさんの人気の秘密なような気がする、果たして当日わたしのほか数名の女性と共にワゴン車で赴いたそのイサパの教会では(そこへ入る前に若干の説明・注意を学校の企画担当者から受けたが、わたしのそのときの語学力ではそのスペイン語を全く理解できなかった)なんとも奇妙な儀式が行なわれていた、まず信者は酒・タバコ、色とりどりのろうそくを奉納する(ろうそくの色にはそれぞれ意味がある)、たくさんの花も献花されていた、何か願い事のある信者が偶像の前で教会の人からたぶんお酒を振りかけられ、なんか身体的な儀式が執り行われていたが具体的にはよくわからなかった、写真は撮っても構わないといわれていたが、なんとなく憚られる雰囲気が漂っていた、教会の壁には、おかげで奇跡が起こった等々の感謝の意を示す石盤?が幾つも掲げられていた、なんとも不思議な時空間であった、ここイサパのマキシモンの教会は立派ではなかったが大きな建物であった、その後引き続き興味深く思っていたので訪れた先々でマキシモンの教会があると聞くと訪ねてみたが、そこを見つけ出すのに苦労するくらい隠れるようにしてそれらはあった(今思ったのだけど、先住民の土着信仰ではないであろうと言ってしまったが、いずれの土地もそこは先住民の住んでいるところであったから、もしかしたら先住民の新興宗教?今度行ったときに詳しく調べてみよう)~

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