独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 生活 その3) 学校生活

 あくる12月の15日から学校通いが始まりました、もちろん初めは多少緊張しました、何よりもこれから習うスペイン語、当初は全く知らなかった(挨拶程度は知っていたが)のですから~でも、ここの先生方は他に比べると料金が高いだけあって(後に知ることになる)ほとんどが英語力があったし教育体系もしっかりしていた、規模も大きな学校であった、授業はマンツーマン、一週終了ごとに今の先生でいいか事務方に問われる、つまり相性とか教え方に不満があれば先生を変えてくれるとのことであったが、わたしは4週間同じ先生、30代前半の女性-セニョリータではなかったが-に任せた、ここの先生は皆そうであったが(たぶん採用基準とか、採用後の教育マニュアルがしっかりしていたのであろう)とっても熱心な先生で、わたしが少しは話せるようになったとしたらこの学校・この先生に負うところが大であったと思う、学校へは毎朝8時40分頃ホームスティ先を出、8時50分には学校で提供してくれるコーヒーを飲んでいた、このコーヒーについて少々~

 この学校は少々高かったと先に述べたが、ここの後もっと安いところを探して、計4度別の所でスペイン語を習った(それは学校であったり個人教授であったり)、最後に通った学校はこの最初に通ったところの約半額の値段だった、それは先生の質、教え方等に現れていたが、設備とか付帯サービスの面でもそれなりに差があった、コーヒー豆の産地のGuatemalaでコーヒーらしいコーヒーを飲めたのはここだけであった、因みにコーヒー豆の価格もピン~キリで庶民が普通コーヒーとして飲んでいるもの(ホームスティ先や最後に通った学校の)はコーヒーの味も香りしもなかった、で、われわれも先生もコーヒー(か紅茶)を自分で入れて机に持ってきて飲みながら授業開始、挨拶から始まって雑談、つまり会話の訓練、さまざまの話題をスペイン語オンリーで質問したり答えたり、それから文法の勉強、2時間集中して30分の休憩、その時間またお茶を飲みながらある人は学校の前に売りに来ている軽食を食べたり、学生同士の交流、もしこの学校に日本人が他にいればこの時間帯はお互いの情報交換となったと思うが(最後に通った学校では逆に日本人ばっかりだったので、日本語でおしゃべりしてしまってスペイン語学習にとってはかえって弊害となったかもしれないが)たまたま良かったか悪かったか日本人がいなかったので、たいていは学校のPCが無料で使えたのでmailチェックなどをして時間をつぶしていた、そして10時半から12時まで、またみっちり鍛えられるのであった、だから結構疲れてファミリア(ホームスティ先)に戻る、食事の後は昼寝したり自由時間となるのだが、毎日宿題が出され遊んでいる余裕はなくなった、ま、そのくらい真剣に取り組みはしたが、やはり年寄りの頭は飲み込みが悪くずいぶん苦労させられた、4週間でどのくらい覚えさせられたかというと、文法は一通り勉強することとなった、スペイン語の場合われわれにとって何が一番難しいかというと、たぶん動詞の変化がもっとも厄介ではないかと思う、たとえばひとつの動詞があるとして、まずそれは5つの人称変化(中米は5つだが本国スペインは6つ)がある①1人称単数‘yo わたし’②2人称単数‘tu あなた’③3人称単数‘el ella 彼・彼女’④1人称複数’nosotros われわれ’⑤3人称複数‘ellos ellas 彼ら・彼女ら・あなた方’(スペイン語の2人称複数形‘vosotros あなた方’は中米では使われていない)で全て語尾が変わってくる、それが現在形、過去形が2つ(pasado 点過去? imperfect 線過去?)未来形が2つ(futuro とcondicionalこの使い分けは難しくてマスターできなかった)と命令形、それと現在(過去・未来も)進行形やいくつかの完了形があってしまいにはわけわからなくなる、、、つまりひとつの動詞の変化が直説法(他に接続法とかもあるらしい?)だけで30通り?それも規則変化だけならまだしも、その不規則変化ときたら全く原動詞(不定形)とすがた形がまるで違ってくるのだから手におえなくなる、しかし他の文法、たとえば同じく厄介な定冠詞や不定冠詞、男性形女性形、前置詞や再帰動詞なども含めて、ともかく初級スペイン語は一通り学習することができた、そう約一月3万円の授業料でそこまでマスターできるのであれば、これは交通費をかけてもGuatemalaでスペイン語を!!と宣伝できたかもしれない、ただ学習したことと覚えられたか・使えるようになったかは全く別の話なのである~ ! !