独歩の独り世界・旅世界

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Guatemal 生活 その2) 桃源郷?

桃源郷と書いてしまったのは以下の理由からであった、桃源郷といってもそれは理想郷くらいの意味合いしかなかったが①気候が良かった、Guatemalaの気候については前に述べたが、ここAntiguaはGuateCityより少し高度が高く1500m位あって、この緯度((北緯15度くらい)にしては暑すぎることもなく、全くさわやかだった、また、たまたま時期が良かったこともあって毎日‘今日も空あくまで高く青く’とその澄んだ空気を称えていた(たまたま時期が良かったと言ったのはその後3月にもなると天候も変わってきたので‥)、しかしその分夜半から明け方にかけての冷え込みは結構きつかった、それでもこの地(Guatemala全土で)で暖房器具というものを見たことがなかった(暖冷房装置を必要としない地というのは理想郷に近いのではないか?)②人情味のあって親しみやすさのある人々、親切だったりフレンドリーだったり、ま、昔の日本人に近いということ?これはインディヘナ(先住民)が多いことにも関係してくるが、なぜならご存知の方も多いと思うがアメリカ先住民のルーツは東洋系・モンゴロイトなので彼らはわりと内気だったりシャイだったりして欧米系の横柄さがないということ、しかしこの点もこの国の人種構成やその歴史を振り返ってみるとそう単純なものではないのだけれど‥③以下の項目はそれぞれ相関があるのだけれど、一旅行者としてみた場合(あるいは日本人または欧米人から見た場合)、大変物価が安くて暮らしやすそう、貧乏旅行者にとってありがたいところだった④つまり経済の程度が中くらいの国、ま、発展途上国のレベルといったほうが適切なりのであろうか?個人的にはその水準の国が心・身・物のバランスが一番取れているのではないかと思っているので⑤それはインフラが十分整備されていなかったり、政治経済のシステムが未だ未整備だったりするところに現れているが、だからこそまだ人々はそのシステムというものに縛られない生活が送れているということ、決して彼らはそれを求めているのではないかもしれないが、われわれから見るとそのスローライフは理想的に映るのだ⑥たとえばわたしの嫌いな自動**というものが全くない、チキンバスの話を前にしたが普通のバスにはちゃんと車掌さんがいて集金に来るし、自動販売機がないかわりにそこら中に小さな構えのTienda(雑貨屋)があっておばさん一人が店番をしている、ただ単に合理化や自動化が遅れているだけという見方もできるかもしれないが、そこに人間が介在していることの重要性をわたしは指摘したいのである(それが単に時間の問題だとしたら今のGuatemalaお勧めです、というのは昔タイもメキシコもその段階にあって確かに今より魅力的な国だったと思うので)⑦食べ物、農業国Guatemalaは農産物が豊富、もちろん自給率は高くむしろ市場では供給過多の様相、よって農産物の市価は安い、なによりもそれは国の豊かさの指標になる、しかし半年いてGuatemala食に飽きてしまったのは、その料理メニュウの少なさ、工夫のなさ(毎日同じようなものを食べている、庶民向けのコメドール・食堂食のメニュウは全国どこへ行っても同じで5種類くらいのメニュウしかない)、もっともそれでも20年前にはインディヘナたちは十分に食べることさえできなかったことを思えばずいぶんと良くなっているといえるのかもしれないが‥?⑧今やこの国はその農業資源を抜いて観光事業がこの国の主要産業になってしまった、ということはそれに値する地が多くあること、またそれに対して政府も力を入れていることを意味している、つまり旅行者の便宜をいろいろ考えているのでその分旅はしやすくなっているように思う、ただ日本人にとってはその地はやはり遠くまた直行便もなかったりして訪れる人はまだまた少ない、それはわたしにとっては理想郷だったりして‥‥??⑨トータル的に見て、この国の発展段階が(彼らはよしとしていないかもしれないが)わたしにはちょうどよさ・ほどよさ(発展しすぎていない、それほど遅れてもいない)が残っててそれがなんとものんびりさせてくれる要因になっているのではないかと感じている、、、そこは穴場であり、桃源郷ではないかと~