独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala 生活 その1) スペイン語学校とホームスティ

 翌日まだどこに落ち着くかで迷っていたわたしは、とりあえず土曜日に閉まっていたINGUATツーリストインフォメーションに再度行ってみることにした、その日も朝一番にそこに着くと出勤早々の美人女性に迎えられ、わたしが必要とした情報はほとんど手にすることができた、①Guatemala国内の地図②観光地各地のパンフレット・リーフレット③観光地各地の行き方・料金・バス会社の所在、シャトルバス、メトロトレン等について④スペイン語学校の情報⑤毎月発行される旅行者向けの小冊子等々、地図や資料を山ほど貰うことになってしまった、特にここで貰った国内地図は市販のものでさえ手に入りにくい状況下、後に大活躍することとなった、そのおかげでわたしは一般の観光客が通らないルートも含めてGuatemala国内のあちこちをかなりの範囲にわたって旅することができたといっても過言ではない、ただ、その時は貰った情報を整理する必要があった、3日前のときはマクドナルドであったが、その朝はこれも世界的チェーン、バーガーキングで朝食を食べながら、ではどこのスペイン語学校に行くことにするか、しばし検討に入った、しかしスペイン語学校の情報はそれほど多くなかったので、土曜日に行ったAntiguaが思ってたほどは高くないのではないかと結論づけてしまった、では、何時行くか?一旦決めるとすぐに行動を起こした、宿に引き返しチェックアウトし、流石に15kg担いで30分もバスターミナルまで歩きたくなかったので、このときばかりはタクシーを使った(グアテ市にはトゥクトゥクは走ってなかった、タクシーを使ったのはこの1回だけだった、Guate~Antigua間はシャトルバスもあったがその時その所在がわからなかった)、こうしてまたチキンバスに乗ってAntiguaに向かった、Antiguaには昼前に着き、荷物を持ったまま今度はトゥクトゥクを使って先日の学校まで乗りつけた(こちらも歩くと30分くらいかかりそうだった)、先日のおじさんはわたしのことを覚えていてくれて、もちろん快く迎えられすぐに契約交渉に入った、先日は休日だったのでガランとしていたが、このときはかなりの人で賑わっていた、先日言われたとおりの料金で4週間の契約とすることにした、授業料一日4時間(午前、午後は多少安くなる)週5日で90ドル、ホームスティ日曜日だけ食事はないがあとの日は3食ついて週75ドル、計660ドル、10ドルまけさせて650ドルトラベラーズチェックで支払った、その時は決して高くはないと思ったし、やっと落ち着けそうだと安堵した気持ちだった、すぐに学校の車でホームスティ先に連れて行ったくれた~

  それは2010年12月14日火曜日だったが、その日から4週間2011年1月12日水曜まで、わたしは学校から7、8分、サンフランシスコ教会近くのセニョールM氏宅にお世話になることになった、ちょうどわたしと同じ年くらいのM氏は、とても穏やかな人で、わたしと同じ年金暮らし?中庭があってそれを囲むように家族用2つ?われわれ学生用の部屋が5つくらい、そしてキッチンと食堂を持つかなり大きな家の主であった、時々遊びにくる子供たち・孫たちに囲まれ悠々自適の暮らし、わたしの母親と同じくらいの老婆が同居していた、奥さんがこれまたできた人で、慣れないGuatemala生活を慮って何かと気を使ってくれるのであった、特に気遣いを感じたのは食事、日本食こそ出ることはなかったが、現地米のご飯や韓国製のインスタントラーメンなんかをたびたび食べさせてくれた、朝7時には朝食を用意してくれコーヒーとパンやパンケーキ、そして必ず7種類のミックスフルーツが食卓に並んだ、ある日そのフルーツの種類を控えたら以下だった①バナナ②マンゴー③パパイア④スイカ⑤りんご⑥パイナップル⑦メロン⑧イチゴ⑨ナランハ(オレンジ、7種類以上のときもあった)、この朝食は不満に思ったことがない、12時半から昼食で一般にGuatemala人は昼食がその日のうちて最もボリュームのある食事となるので肉料理(わたしの苦手なチキンが多かった)がメインでスープやご飯、典型的な現地食のトルティーヤやフリホーレス(豆料理)が並んだ、夕食は6時頃からで少し軽めになったりラーメンなどもこのときに出してくれた、量的に足りないということはなく、ほとんど好き嫌いはなかったので全て食べることができた、だから日本にいるときより太ってしまったかもしれなかった、わたしより数日前に来たという韓国人のF氏が同宿同校の友としていた、彼はわたし&M氏よりもう少し年上であった、しかしこの人の良い、また何ことにも積極的なF氏にはスペイン語の先輩&Guatemala生活の一日の長として多くの助言をいただいた、われわれは同じ東洋人として(彼は日本語も少し話した)韓国のこと日本のことを同年齢のM氏も加えて夕食時にいろいろな話をした、そんな時あまり英語を話せないM氏、スペイン語を習い始めたばかりのわたしの間で彼はスペイン語・英語・日本語を使ってとても陽気に話をまとめてくれるのだった、そんな環境だったのでわたしは特に不満のない快適なGuatemala生活をスタートさせることができたといえる、だから数日後に日本の友人に最初のGuatemala報告を絵葉書で送ったとき、ついつい、ここは桃源郷だ!!と、したためてしまったのだった~