独歩の独り世界・旅世界

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2019の旅 Cañón del Colca コルカ峡谷

 Colca Valley

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ここは桃源郷かと思う、遠くの山は方向がはっきりしなかったのでCoropuna 6613mと書いたが、もしかしたらAmpato 6310mの可能性もある??

 

 朝3時に迎えが来るというので2時半に目覚ましをかけ、2時50分からフロントで待機していた。3:10に来たバスにはすでに10人くらいの先客がいて、挨拶もそこそこに、というかみんなお休み中だったから、わたしもすぐに寝入る。ミニバスは夜のアレキパの街を抜け、山に向かったようだった。2時間くらいうつらうつらして寒さに目が覚めたあたりで車が停まる(いや、車が停まったので目が覚めてのかもしれない)。4910mの峠の休憩所だった。まだあたりは暗く、遠くの6000m峰のシルエットしか確認できなかったが、その時間にすでに物売りのインディヘナたちは店開きの準備をしていた。が、そんな寒いところでは写真を撮っただけ、バスも小休止後に峠を下って行った。30分くらい下ってこの辺りの大きな街Chivayの入り口に着く、ゲートがあってそこで入域料を徴収される、一人70ソル、ticketに含まれてない人は20ドルほどの追加出費となったが、どうやらわたしはすでに払っていたようだった、ということはこの入域料を引くとこのツアーは85ソルだったことになる? 2500円は安すぎ  ! ? そこから15分くらい走ってChivayの街のレストランで提供された簡単な朝食はツアー料金に含まれていたようだった(それと昼食も)。その時にこのツアーの顔ぶれが大まかに分かったが、人数は合計で12,3人ほとんどは欧米系のツーリストであった。

Patapampa峠4910m 5時半ころ着;3枚

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インディヘナたちはまだ夜が明けきらないうちから店開きの準備?

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Chivayの街?村?に下っていくとゲートがあった

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 Chivayはコルカキャニオンの中心の街で、Colca Cañónツアーのスタート地点であった。7時少し前に出発、コルカキャニオンはRio Colca(コルカ川)の浸食でできた峡谷で、その深さはグランドキャニオンの2倍、世界でも二番目の深さを誇る峡谷だというような説明をガイドのおばさんは英語とスペイン語でしてくれるのだが、どちらも心もとなく完全には聞き取れてないのである(ま、説明は聞き流してもそれほど重要ではないとわたしは思うようにしているので)。それでもこのおばさんはガイドとしてはベテランのようで、とても親切かつ懇切丁寧な人であった。街の出口あたりから見たコルカ峡谷は、遠くに冠雪の山(たぶんMt.Coropuna 6613mだったのではないかと思う)をバックにまるで桃源郷のような風景が広がったいた。

 

コルカ峡谷に向かう

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峡谷を右に見て左岸の段丘を行く、最初の訪問先はYauque村、教会前の広場で地元の女性が歓迎の踊りを披露している。我々のようなツアーバスはそれこそ日に何十台と訪れるのであろう、だからこの人たちはフォークロアの音楽がエンドレスで流されていてそれが鳴っている間始終踊りっぱなし、なんか踊らされてるようでそれが哀れでならなかった。あともう一か所トイレ休憩を寄ってようやく目的地?Cruz del Códor に着いたのは8時半ころだったか?そこには約1時間半ほどの滞在となった。

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Yanque村;9枚

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踊り手たちが集まってくる

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この娘は音楽は鳴っている間中一人でずっと踊っていた

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コルカキャニヨン全貌と道中

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トイレ休憩、Cruz del Condorも近い

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Cruz del Condorはコンドルの飛翔がみられるところとうたわれていたが、どんな所か全く想像もつかなかった、その時まで写真でさえ見たことがなかったからだ。しかしそこはなるほどと納得させるに十分な懸崖絶壁の上に展望台が設えており、遊歩道が崖上に沿って続いていた。その遊歩道を行くのも4000m近い高度のためか、昇り降りだけで相当息が切れた。で、まずは崖を覗き込むようにしてコンドルはどこにいるの?と懸命に目を凝らすもどこにもそれらしき物体は見当たらない、相当多くの観光客があっちに行ったりこっちに行ったりして、どこどこ?と大騒ぎしている。ツアーバスが何台も連なっていたから、さすがにツーリストは多く第一級の観光名所のようだった。が、しばらくわたしはその風景、厳しい峡谷の偉容に驚嘆するばかりでコンドルを目撃することができなかったのだ。と、わたしたちのバスのドライバーが声をかけてくれ、コンドル見つけたかと聞くから、no ! ほんとにここにいるのか?と聞いてみたら、崖の中腹の一点を指して、あそこに一羽いると教えてくれたのだ。ええ?よく目を凝らすと確かに黒い物体がそこにあって、どうやらそれがコンドルらしかった。ようやく一枚の写真を撮ることができたのだった。そのあと何羽かが飛んでるのを見ることができたが、残念ながら写真に収めることはできなかった。わたしはそうそういつも見られるわけではなく、見られないのが普通なのではないか、見られたらラッキーなのではないかとかってに諦めてしまった。そのうちドライバーとガイドさんがやってきて別の場所いってみるといってきたのでバスで少し移動、ところがバスがその場所に着くそばから上空を数十羽のコンドルが飛翔していたのである。その数、その乱舞、その飛翔は、まさにshowであった。トータル何十羽いたのだろう?その数50羽くらい?優雅に気持ちよさそうに飛びまわっているのだが、なかなかその姿を収め切れなかった。こういう時はビデオがよかったかもしれない、スマホを持っていたが悲しいかな、そのやり方はわからなかったのだ。ともかくいつものメクラメッポウ作戦でシャッターを押してるうちにバッテリーが切れかけてしまった。そんな慌てている人間の心を見透かすかのように、まるでコンドルたちに意識があって我々に見せつけるように、これでもかこれでもかといった感じで飛び回る場景は、やはり見ごたえはあったのだ(うまく撮れなかったのだが、なんとかみられる写真を数枚載せておきます、少しはその時の感じがつかめるかと期待して、、)。ま、来た甲斐があったというものだった、、

Cruz del Condorはこんな感じ;4枚

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崖下に目を凝らす

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ドライバーに教えてもらってようやく一羽を発見(しかしよく見るとこの写真には二羽写っていた)

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場所を移った途端、以下の光景が目撃された、、(写真も素人なので申し訳なく思う)

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まぁ、それでもこれだけの飛翔がみられるのは珍しいようなことをガイドさんは言っていた、ということは我々ツーリストにとってもドライバーさん、ガイドさんにとっても稀有なラッキーな遭遇だったのかもしれない、全員が満ち足りた気持ちでCruz del Condorをあとにし来た道を戻る。行きによらなかったMaca村によって小休止、トイレタイムそこからChivayに戻った。Chivayの教会前で30分ほどフリータイム、温泉のオプションに参加する人のための自由時間となった。全員がそろって昼食のためレストランへ、ところがそこでわたし一人がはじかれる、どういうこと?ランチ込みだったはずだが?ま、言葉の問題で詳細不明だったがわたし一人別のレストランでの食事となった。といって一応写真を撮っておいたが、わたしにあてがわれた食事はそれほどひどいものでなく、むしろ高級なものだったが、なんとも差別されたようで、また一人の昼食は味気ないものになった。食事の後は、アメリカ人二人が2day tourで(どこかの山に登るらしかった)その宿泊先に送り、13:30帰路についた。

 

Cruz del Condor~Chivay

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↑Macaの教会

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 ↑この昼食は悪くなかったが一人の食事は寂しい、なんで差別されたかは不明(逆だったのか)?

 夜中に通ったアレキパからの道は、天気が崩れてきたが、それはそれはペルーらしい素晴らしい道だった。ペルー高原になじみの野生動物の宝庫?リャマより高級といわれるビクーニャの群れ、たぶんそのエリアはnational reserve(保護区)か国立公園内だったと思われるが、人間を恐れずに生息している姿は誠に貴重な自然遺産である。雄大な5000m~6000mアンデスの山々を背景にこれほどの広大な高原とそこに生息する動物たち、この辺りがペルーの醍醐味の一つだと思う、それらも合わせて堪能できたこのツアーは、リマのお父さんが勧めてくれた通り、間違いなく価値あるものに思われた、、

 

朝の5時半に着いときは全く場景がつかめなかったが、峠はこんな感じだったのだ、、;3枚

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峠から下り、3500m~4000mの高原地帯を行く、、

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ビクーニャ

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 ↓Mt.Misti?

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最後の休憩 & 広大なペルーアンデスの高原

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17:00にはアレキパの街に入り、ホテルを巡回してくれ、わたしの小さなホテルまで送ってくれた。17:15ホテル帰着、15時間くらい一人でハンドルを握ってた優秀なドライバー、とてもやさしくペルー人にしてはよく気のつくガイドさんにはtipを弾まなければならなかったのに、言葉だけで済ましてしまったわたしはたぶん旅の神様からは嫌われることだろう ! !