独歩の独り世界・旅世界

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ミャンマーの旅 1) 2010,1,3~20101,12

 アンコールワットから帰ってくると、どうしてもミャンマーバガン(現地表記はBagan、日本ではパガンPaganのほうが一般的かもしれない)を見ずして仏教遺跡は語れないという思いを強く抱いた、それまでにスリランカの仏教遺跡やインドネシアのボルブドールも訪ねていたが残されたアジアいや世界三大遺跡のひとつに謳われているバガンを写真では見ていたがどうしてもこの目で見たくなった、で、スリランカカンボジアの旅を終えて帰って早々に資料を集めだした、しかし思えば初めてミャンマーをねらったのは実はもう20年も前のことだった、今回最初に目にした資料は20年前に買ったガイドブックで、その表紙はミャンマーでなくビルマとなっていた

 わたしは貧乏人でケチだから、そのガイドブックの最新版を2000円も出して新たに買い求めることはしなかった、その代わり何度も本屋で立ち読みして必要最少限の情報を頭に入れた、即ちVISAが必要であること、安そうなAirLineとそのルート、ルートの組み方等々(肝心な情報を覚え忘れて現地で大失敗する)、で、まず最初に日程を決めなければ始まらない、しかし旅というのはこの辺からがおもしろく、あーしよう・こーしたいという自分の想い、さまざまな情報そしていろいろな条件を組み合わせてプランニングしていく、そのプロセスが楽しいかどうかで旅好きかどうかも決まるような気がする

 日本からミャンマーヤンゴンに入るには、ダイレクト便はなく乗り継ぎでいくつかのルートがあった、もっともオーソドックスポピュラールートはバンコク経由、そのほかマレーシア航空クアラルンプール経由、シンガポール航空シンガポール経由、キャセイ航空香港経由、そしてわたしが選択したチャイナエアライン台北経由、しかしほとんどその日の乗り継ぎで同日に入国できる便はなかったように記憶している、よってそれほど飛行機代は変わらないのだから、どの都市を経由したいかが選択のポイントになるように思う、わたしは上記5都市の中では好みで台北だったし他社に比べて少し安かったので選択は迷わなかった、問題はいつ行くかであった、まだ仕事をしていたので長期休暇は正月休みを利用しても10日が限度(ticketも10日Fixだったので)年末いっぱいは料金が高く、年が明けると少し安くなるので1月3日発に決め、秋口から旅行会社と交渉を始めた、後でわかったことだがやはり早めの準備(わたしの場合3ヶ月くらい前)が、安いticketを確保するには必要なようだ、というのは日数が少なくなればなるほど希望のticketは取りにくくなり、取れたとしても高いものとなる、ミャンマーで知り合った日本人旅行者はわたしの3倍の値段でticketを手に入れていた、なのでその方にはわたしの金額をいうのを憚られたのだが、まぁここで公表すると5万円台であった、12月には品川・御殿山まで赴いてVISAの取得、ちょうどその頃わたしの身近な人でミャンマー経験者がいたので、最近の事情(その方は2,3年前に訪れていた)空港からのアクセスや安宿情報等を得ることができた、それだけの情報があればあとはもっとも小さなザック(10kg以下、機内持ち込み可)ひとつの身軽ないでたちで、若干のドルを持って1月3日朝、いつものように成田空港行き快速電車に乗る、ちょっと気になってたのは小さなザックには冬物衣料が入らない、今着ている防寒着を向こうでどうするかにあった~