独歩の独り世界・旅世界

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カンボジア/アンコールワットとミャンマー/バガン その1,カンボジアへ

 先に東南アジアの旅の概略に書いたが、表題のアンコールワットバガンはいずれもわたしにとっては二度目の旅、で、誤解を恐れずにいえば、また反論される方もいると思うが、この二ヶ所ともリピートするほどのところではないと思っている。ただ、一度は訪ねて損はない非常に重要な遺跡であって見ごたえのあるところであることに異を唱えるつもりはなく、むしろmust goのところであることに間違いはない、、方や世界でもっとも多くのツーリストを集める超有名観光地のひとつカンボジア/アンコールワット、そしてタイを挟んでの、ま、隣国といっていい近さにあって、やっとこれから民主化が始まろうとしているところ、よってこれまで世界遺産などというものに縁のなかった国にあって、もっとも世界遺産に相応しく、いつ指定されてもおかしくないといわれ続けている知る人ぞ知るミャンマーバガン遺跡、もうひとつ別のいい方をすると世界三大仏教遺跡のうちの二つ(もうひとつはインドネシア/ポルブドールといわれている)、ま、ミャンマー/バガンは知らなくても、アンコールワットを知らない人は今時恐らくいないであろう‥、、

 で、ひねくれもののわたしがいいたいのは、少なくともアンコールワットは有名になりすぎて超観光地となってしまって(それだけこの国の外貨獲得には相当貢献していると思うが)面白くなくなっているので、遺跡の研究者以外の方がリピートする価値があるか?ということである。わたしも遺跡好きの一人だが、ま、そんな遺跡好きが、一度訪ねたが見落としたところがあった、または、ある遺跡をもう一度見てみたい、といったリピートはありうるだろう、、しかし、遺跡好きといっても素人にすぎないわたしは、見知らぬ人のいない遺跡でボケーとしているのが好きといった程度だから、早い話それはどこでも良いのであって、なにもアンコールワットだからといって何度も訪れてみたいと思うほど魅力を感じたわけでなかった、ということである。ま、価値観はそれぞれ違うのであるが‥、、

 とはいえわたしはそこへ二度目の訪問をすることになった。しかしこれは添乗員さんと同じで、わたしの個人旅行というより、ツアーコンダクターとしての役割で、もっといえば今回はカンボジア~タイ~ミャンマーを廻るツアーコンダクター(企画)兼ガイド兼ポーターを兼ねた役割としてであった。どこにも家族を連れてそんな役割を担って頑張るお父さんはたくさんいるようだが、もしかしたらそれはお父さんが果たさなければならないお仕事のひとつなのかもしれない‥??、、で、わたしの場合であるが、すでに25年前からそんなことをしていた(いや、最初に奥さんを連れて出かけたのは40年くらい前だった、しかも半年間のユーラシア大陸一周、今ではずいぶん一般的になっているがそれは世間でいう新婚旅行だったのだが??)。子連れ中国一ヶ月とか、東南アジア縦断の旅とか、小学生2、3年の子供を連れての旅はわたしはもうほとんど忘れているのだけれど、子供たちが少し覚えていてくれて、かすかに慰められるのがせいぜいである。ま、そんな旅の最終回が今回になりそうな予感があったので、最後のお勤め?最後のお父さんの仕事を引き受けたのであった。だから行き先のアンコールワットミャンマー/バガンはいずれもわたしの希望ではなく、わたしがあちこち一人出歩いてるのを面白く思ってなかったわたしのツレ(奥さん)の希望だったのである。いや、今思い出したことがあった。ミャンマーの選択にもうひとつ理由があったのだ。実はその頃わたしの友人が某団体が派遣するシニアボランティアでミャンマーに滞在しており、何回となくmail交換していて、ミャンマーに来るならヤンゴンでは自分の宿舎に泊まれるからというお誘いをもらっていたのだった。そんなタイミングもあって、それならミャンマー/バガンアンコールワットを組み合わせたルートを作ればいいだけ、とプランを練り始めたのはほかならぬわたしであった。

 昨年の夏、わたしのツレは定年を迎え、二人して家でブラブラといった精神衛生上誠によくない生活が始まっていた。そういう場合の空気清浄機的役目(ガス抜きに近いが少々違う)としての旅はとても効果的だと思う。で、早速わたしは数少ない楽しみの一つであった、旅のプラン作り、そして格安航空券探しを始めていく、、ま、わたしにとってはいずれも既訪地であったから、それはそれほど難しくはなくすぐに日程は出来上がった。前後に多少の用事があったので旅行期間は最大で2週間しかとれなかったが、メインをアンコールワットミャンマーに絞ったので、長くとれればそれに越したことはないが、ま、必要最低限、その期間で十分とした。もちろんいつもの旅の延長だから、決して贅沢な旅はしない(というより性分としてもうできなくなっている)ギリギリの貧乏旅行のスタイルは変えてない。そのために一番重要なことはいかに安いticket(航空券)を手に入れられるかで、それもいつものことだった。相場はある程度知っていた。ミャンマーアンコールワットもそれぞれの地への単純往復でも6~7万円くらい(ただし一回乗り換え、昔は飛んでなかったが今ではANAヤンゴンへの直行便を就航させていた、格安の倍の値段だったが)していた。格安航空券というのはタイミングで時に超安いのが出ることがある。このときも、ま、ちょうどオフシーズンだったからか、東南アジアどこへでも4.3万円というのを見つけ、早速詳細を問い合わせるとオープンジョーが可能とのこと、で、すぐに成田→シェムリアップin、ヤンゴンout→成田で調べてもらうと乗り継ぎはそんなに悪くなくて空席ありとのことだった。こんなにスムーズにticketが取れるのも珍しくすぐに予約を入れる。始めと終わりを固めれば、あとは中をどうするかで、この辺からルート、日程、ホテル予約と旅のプラン作りの中でももっとも面白いところとなる。そして最終的に固まったプランは以下のようなものになった。

11/23 22時頃成田発 MH KUL(クアラルンプール)着現地4時半頃

11/24 KUL発11時頃 カンボジア/シェムリアップ着 12:00  シェムリアップ泊(予約済み)

11/25 アンコールワット見学 シェムリアップ泊(同じホテル)

11/26 アンコール補足? タイ/アランヤプラテートまで陸路移動、ホテル探し

11/27 アランヤプラテート~バンコク 汽車移動  バンコク泊(予約済み)

11/28  11/27の午後~11/28の午前 バンコク市内ぶらつく、夕方Air Asiaでヤンゴンへ 友人宅泊

11/29 ヤンゴンぶらつく、夜行バスでミャンマー/ニャゥンシュエNyaung Shweへ

11/30 ホテル探し、ニャゥンシュエぶらつく ニャゥンシュエ泊

12/1 カックー遺跡とインレー湖 ニャゥンシュエ泊(同じホテル)

12/2 ニャゥンシュエ~ニャンウNyaung U(バガン) バス移動 ホテル探し

12/3 バガン見物  バガン泊(同じホテル)

12/4 ポッパ山 Mt.Popa  バガンagain バガン泊(同じホテル)

12/5 バガンぶらつく Asean Wings Airwaysの午後の便でヤンゴンへ 友人宅泊

12/6 ヤンゴンぶらつく ヤンゴン16:00  KUL着 20時頃 KUL発 23時半

12/7 成田着 7時ころ

というものであった。次回以降その詳細について、またダラダラと書いていくことになろう、、

どうでもいい写真を何枚か、証拠写真として、、002_640x427_2クアラルンプールの飛行場005_640x427機内から008_640x427トンレサップ湖が見えた009_640x427_2シェムリアップの飛行場