独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 28) カンクン

 キューバの土産はなんといってもゲバラのTシャツが良い、いまだ衰えないゲバラ人気はどこの土産物屋でも大量に置かれていることからもわかる、昨日ハバナのオールドタウンを歩き回って土産物を物色、Tシャツととあるところでシガーを手に入れていた、この日1月15日は午前の飛行機だったのでホテルから飛行場まではタクシーを使わざるを得なかった、1時間の飛行で午前中にカンクン着、ハバナでタクシーを使ったのでカンクンでは少し歩くのだけれどバスの走ってる街道まで出てバスでカンクンの町に戻った、既知の地はやはり安心感みたいなものがあって、荷を預けた宿に戻る途中スーパーなんぞによって昼飯の買い物などをしている、いややはりそこはメキシコのスーパー陳列されているもののその豊富さを先ほどまでいたキューバを思い浮かべつつ、いやがおうにも見せ付けられた思い、あれもこれも買いたくなってしまった

  旅をしているといろんなことに出くわすのであるが、この日の午後もまた奇跡的なことが起こった、一人の日本人がまた投宿してきた、例によって聞き取りが始まる、彼 I 氏はメキシコの日系の2世のお嬢さんと結婚してメキシコ暮らしをしていたが、仕事を失ったか奥さんとの間がうまくいかなくなったかで、旅に出たというようなことを話してくれたように記憶している、メキシコ暮らしが長くスペイン語は堪能であった、まだ30代の青年の生立ちには興味深いところがあって、また実に好青年だったので、ついついいろいろ詮索していくとなんと出身県がわたしと同じ、大学は違ったのだけれど聞いてみたらなんと同じ高校、つまり同窓生だったのだ、こんなメキシコの果てで奇遇は起こる、余計親しみを感じその夜は彼のスペイン語力に預かって初めてメキシコ風居酒屋カンテナcantenaで思う存分メキシコ料理を賞味することができた、言わずもがな旅に必要なものは言葉、旅で癒してくれるものはやはり食事かもしれない、思い返せばものすごく人のよい印象を得たキューバだったが食事だけはいまいちだったから~