独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 29) プラヤデルカルメン(Playa Del Carmen)

 明日1月17日が実質的な帰り道の始まりである、残された一日ビーチはあまりうれしくないのだが何しろ気候が快適で気持のよいところではある、バスに乗って暇つぶしに出かける、向かった先はプラヤデルカルメンそしてトゥルム、ちょうどカンクンから手ごろな日帰りコースである、プラヤデルカルメンは、ビーチとしても白い砂浜がつづく美しいところだが、ここはさらに世界中のダイバーにとって垂涎の地といわれているコスメルCozumel島へのフェリーの乗り場のあるところとして知られている、わたしはどちらにも興味がなくただひとつだけの目的でもってここに降りた、それはこの旅のはじめのほうで書いた30年前の旅の匂いの思い出とともにずっと持ち続けてきた食の思い出というものだった、30年前の旅はこのメキシコを通って南下し南米まで辿ったものだったが、その時ペルーで味わったセビチェという魚介のマリネのような味は忘れることがなかった、機会があればぜひもう一度とずっと思っていたのだが、魚介料理だからもしかしたらこの辺のどこかでもと当たりをつけてプラヤデルカルメンに向かったのだ、で、その予想は当たりそれを食べさせるレストランはあった、少々高かったが思い出の味を堪能することができた(カンクンでも食べられたと思うけど、それなりに都会値段になると思って)、でもペルーのほうがうまかったように思う、で何が魅力的な味を出しているのかと探ってみたら、ポイントはライムと香菜であった、えび・たこ・イか・貝などの魚介とトマト・たまねぎ・アボガド・香菜(コリアンダー・シラントロ)のみじん切りにしたものを混ぜ合わせてただライムを絞っただけの簡単な料理なのだが、暑いところで食べると抜群にうまい、ワイン・ビールによくあうのだ、食に満足してさらにバスで南下1時間半のところにあるトゥルムTulumまで来ると観光客も海水浴客もまばらであった、ここには浜辺のそばにマヤの遺跡があり、どちらかというとこちらでわたしは暇を潰した、そろそろ帰り道なので土産をあさってカンクンに戻る、昼食のセビチェとビールがちょっと高くついたので夕食は節約、近くの屋台でタコスを買って夕食とした