独歩の独り世界・旅世界

他のサイトに書いていた'独歩の独り世界・旅世界'を移転しました

アメリカ・メキシコ・キューバの旅 15)1999 大晦日 パレンケ遺跡

 1999年の大晦日、わたしはメキシコの亜熱帯ジャングルの町パレンケにいた、その昔読んでぜひ行ってみたいと思っていたマヤの末裔が未開のまま暮らしているというラカンドンに行くにはここからかグァテマラから入るルートしかない、そのツアーを明日に控え空いた一日まずはパレンケ遺跡へ、街からは乗り合いのワゴン車で30分入場料は25ペソだった、欧米からの旅行者が多い、見ごたえのあるマヤの遺跡で半日潰す、500棟以上の建造物があるといわれるこの重要なマヤ遺跡、主なものだけでもそのほとんどは階段状をなしていて高さがあるから一ヶ所登りおりするだけで結構な運動、それにジャングルの暑さ・動物の鳴き声(なんかテープで流しているような感じだった、もしかしたら鳴き猿のテープ?)、おおよそ見て回っただけでだいぶ疲れてしまった、ま適当に休みながらの時間潰し、午後町に戻って小さな街をそぞろ歩き、なぜか靴屋が多い、バスターミナルで1月2日の夜行バスを予約する、行き先はメリダ、夜、食べもの屋を探すが適当なところが見つからない、適当なところとは安くて入りやすそうな店ということだが、なかなか外見でピンとくるところがないということだ、ビール2本と食いきれないほどの洋食で70ペソいってないのだから安いものだが、旅行中の心理は結構シビアになる、さて1999年の大晦日を世間ではミレニアムナイト?とか呼んでおり、日本を出る前からコンピューターの2000年問題として大騒ぎしていたが、こんなジャングルの中の小さな町でもその夜は大変な賑わいだった、すごい人出で公園ではライブが行われ爆竹が炸裂し12時とともに花火が上がった、が、そんな大騒ぎを実際見たわけでなく、少し見ただけきりがないから早めにホテルに帰って明日早朝の出発に備えてベッドの中で聞いていた、早く寝ようと思ったのだが、この日はうるさくて眠れなかった~