独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 14)パレンケPalenque

 貧乏旅行者に寝袋は必須である、わたしもかつての長旅には持参していた、今回は、ま1ケ月それもメキシコ、野宿はしないつもりだったので、荷を軽くするため&ザックも30L位のものにしていたから持ってこなかった、メキシコ高地の冷え込みを想定してなかった、おかげで眠れない夜が何回あったか‥ま、それもこの日の朝までであった、昨日までの抜けるような青空・澄んだ空気は靄がかかったどんよりとした曇り空に変わり、寒さが身にしみた、11時半のパレンケまで行くバスを待つ間、バスターミナルの前を通ってる広い道路パンアメリカンハイウェイをぼーと見つめながら時間をつぶす、右手東に行けば数時間でグァテマラ国境、国境までの乗り合いタクシーの呼び込みが盛んに声をかけてくる、30年前は迷うことなくそちらへ向かったのだが、もちろん大変魅力的な方向ではあったが今回は進路を北にとる、バスターミナル近くで遅いdesayuno朝食をとってバスに乗り込む、バスはしばらくアメリカンハイウェイを疾走し、そして右手に折れて山道を縫うように進む、ところどころにインディオの粗末な掘っ立て小屋のような住居が点在している、いつゲリラが出没してもおかしくないようなところであった、しかし景観はだんだん低地の密林へと変わって行き、夕方の5時パレンケに着いた、やっと暖かいところに来た、ガイドブックを頼りに歩いて宿を探す、年末年始の休暇か欧米の旅行者が多い、ここはパレンケの遺跡やボナンパック・ヤシュトラン遺跡のツアー、原住民ラカンドンの住むジャングルツアーと欧米の旅行者を対象にした一大観光拠点の町でもある、よって安宿もそれほど安くはなかった、この日は12月30日さて新年をどこで迎えるかわたしの脳裏をよぎる、ジャングルの中の神殿を初詣の場所としよう、ホテル内の旅行社(どこのホテルでも宿泊客のツアー勧誘をやっており旅行社をかねている)で1月1日1泊のジャングルツアーを予約してしまった、これはどうやっても個人・一人ではいけないところなので450ペソは安かったのか高かったのか?その夜の夕食はタコス5個と記されているがタコスにもいろんな具があって一個3ペソには大満足であった(前にも書いたが1ペソ10~12円)