独歩の独り世界・旅世界

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メキシコ・キューバの旅 3)カンクンCancun、チチェンイッツアChichenIza

 カンクンは今やメキシコ最大&世界的なリゾートで、いわゆるホテルゾーンと呼ばれているエリアはカリブ海に沿って高級ホテルが軒を連ねている、いずれにしろここはマリンスポーツ・海洋レジャーのメッカ的存在で、近くのプラヤデカルメンPlaya de CarmenやイスラムへーレスIsla Mujeres、コスメル島Isla Cozumelといった島々も人気スポットとなっている、が海にも高級ホテルにもまったく無縁のわれわれはダウンタウンの安ホテルに身を落ち着けたのだけれど、ソコはそれ、安いけどそれなりのリゾート気分は満喫できた、ひとつにはやはりそのさわやかな気候にあり、またシーフードグルメはちょっと手が届かなかったが、メキシコ料理はいくばくか堪能したというわけであった、参考までに夕食代はハッピーアワーでビール4本飲んでトータル約200ペソ(1200円)、その後の旅からすると結構贅沢してしまった気がするがまだ物価の感覚がつかめておらず仕方ないところか‥??それはダウンタウンの大通り(Av.Tulum)をちょっと入ったところにあって路上に店開きしている洒落たお店だった、、

 あくる日はマヤ後古典期の遺跡チチェンイッツァーに行ってみることにしていた、ここにはわたしは以前一度訪れていたが、わたしのツレにとっては初めてのメキシコ、そして一応世界遺産になっている遺跡なので、たぶんあまり興味は持っていないと思われたが、連れて行ってみることにしたのだった、本人の希望ではなくあくまでわたしのプランニングであった、、で、そこへいくツアーは、カンクンあたりのホテルではどこでもその手配をしているのだけれどどれも皆結構な値段だった、以前もローカルバスで行っていたので、朝食後まず銀行で両替して(銀行の両替事情についても、別の機会に)昨日のADOのバスターミナルへ行ってみた、ADOはその路線がなかったが、配下の小さな会社が運行しており(Oriente社)、バス代片道一人119ペソ、結論からいうとそれにチチェンイツァーの入場料が一人166ペソ、だから個人で行った場合のトータルは約400ペソくらいかかるのだけれど、安いツアーだと700ペソくらいからあったから、もしそのツアーが入場料を含んでいたとしたら倍にはならず、それほど高くなかったということになる、比較的良心的な価格設定だったことにあとから気づいた(たぶんそれはメキシコ人向けのツアーバスで外国人向けはもっと高い、もちろんわれわれもメキシコ人料金で利用することはできる)、、そうとは知らず断固経済派のわたしは無理やり奥さんをローカルバスに乗せて出発した、、結構その道のりは遠くて片道4時間くらいかかってチチェンイツァーに14時ころ着いた、ついたとたん呆れてしまった、というかびっくりしてしまった、その人の多いこと、これが世界遺産の実態なのかもしれない、、チケットを買って中に入るだけで一苦労させられた、、少なくとも12年前はこんなことはなかった(もっともそのときは近くのホテルに泊まっていて、朝一で歩いていったのだったが)、それだけでなく、その当時は確かいくつかのピラミッドに登れたはずなのにそれもすべて禁止されていた、何か面白くもなんともない遺跡見物となった、たぶんわたしよりもっとうんざりしていたのは奥さんのほうだと思う、ほとんど遺跡なんかに興味はなく、先に出てると言って早めにゲートに戻ってしまった、が、わたしはそんなこと聞いておらず(こんなところにもう食い違いが生じている、あとで言った、聞いてないとの諍いとなる)見物どころではなく彼女を探し回り、彼女は彼女でいつまでも戻らないわたしを1時間以上も待つということになった、、そして帰りのバスは満席で座れず、ま、散々の世界遺産めぐりとなってしまった、カンクンに戻ったときすでに8時半頃になっており、食事する適当な店が見つからず(値段を気にしなければいくらでもあるのだが)どうにも昔からわれわれによく起こった状態、つまり気分の不一致というやつ(早い話口をきかなくなるという状態)が早くも生じてきた気配であった、、

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 ま、それでも翌日までは少し持ちこたえていた、その日は12月24日で、キューバへ飛ぶ日であった、フライトは15時ころだったので午前中時間があった、で、せっかくカンクンに来ているのだから超高級ホテル街を見せておいたほうがいいかとZona Hoteleraに行くバスRuta 1に乗って出かける、ククルカン大通り(Blvd Kukulcan)をぶらついて真っ白な浜辺(Playa Chac Mool)に出てカリブ海の青さを目の当たりにし、浜辺を歩いてハードロックカフェまで行きそこで昼食をとったら少し気分を改めてくれた、、が、それだけではまだ不十分でホテルをチェックアウトして、また渡れない大通りをバスターミナルまで大荷物を抱えて歩いて行くことがはばかられた、ま、しょうがなく空港まではタクシーを使わざるを得なくなった、、そうしてその日無事にキューバに渡った、しかし、そこではまた別の問題が待ち構えていた、、

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