独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 12)オアハカ・ミトラ(Mitla)

 もうお気づきだと思うがこの旅の最大の失敗はデジタルカメラを持っていかなかったことだ(その当時持ってなかった)、カメラは使い捨てを2台持っていったが充分なはずはない、結局撮るところを制限してしまって肝心なところが撮れてない、今それを時々見て思い出しながらこれを書いてるのだけれど、もうほとんど頭の中の映像は残っていない状態だ、それでも書き綴っているうちに少しづつ当時がよみがえってくるのが不思議だ(それまでにだいぶ時間がかかる)、これから書くつもりの12月25日Mitlaはまったく記憶が飛んでいる‥

 思い出す手がかりは断片的に書き残されたノート・金銭出納、当時使ったガイドブックと数少ない写真しかない、この日ローカルバスでミトラまで行き(10ペソ)、ホテルミトラ(70ペソ)に宿泊している記録がある、ほんのうろ覚えだがど田舎で観光客も少なく静かな雰囲気が印象に残っているが遺跡(ガイドブックによるとモザイク文様が鮮やかなサポテカの遺跡)の記憶は薄い、午後はバスで少し戻ってヤグール(Yagul)遺跡へ、ここからは雄大オアハカ盆地が見渡せ、遺跡よりむしろ風景写真が残っていた、夕飯はホテルの定食とビールで40ペソ、名産のメスカル(mezcal リュウゼツランの蒸留酒 20ペソ)を飲んで寝るもやはり寒かった、と書かれている

 翌26日、これも良く憶えてないのだがAyutla(?どこだかわからない)まで行こうとして行けずHierva el Aguaまでバスで行っているが、ここは遺跡とは関係ない観光地で観光客が結構来ていた、なんかぐるっと歩いて一周した記憶があるが大して面白いところではなかった、そしてまたミトラに戻りバスを乗り換えてオアハカに戻っているが、どうもこの辺は記憶が薄れている、その日の夜は前回泊まったところに戻り(たぶん荷物を置いていってる)オアハカlast night クリスマスイブの日に入ろうかと迷った日本料理店Kyotoに行ってみた、普段の夕食代より少々高かったがそれでもすしとチャーハンとワンタンスープとビールで77ペソ、それほどショックはなかった(味の記憶も記録もなく、でもまぁまぁ満足?)この宿で出会った旅行者から貴重な情報を聞いた、それはスペイン語学校ならグァテマラのほうがぜんぜん安いとのこと、そして明日はそのための第2の候補地にしていたサンクリストバルデラカサスに向かうことにしていた(サンクリストバルデラカサスからグァテマラ国境は近い)

 27日、まずバスのticketを買いにバスターミナルへ、その便しかなかったのか、夜行バスなのでちょうど良かったのか、いずれにしろ19時半発のバスの座席を確保、そのあと夜まで時間潰し、いずれにしろ歩き回るには手ごろの街、両替、絵葉書を買ってカテドラル前のソカロの陽だまりで久しぶりに手紙なんぞを書いて郵便局へ(余計なことだが出した絵葉書はすべて女性宛だった)、市場で買出し食事、土産物をあさる、有名な美術家ルフィーノ・タマヨ博物館、ベニ-ト・ファレスの家、ゲラケッツア祭りの行われるフォルティンの丘と一日中歩き回ったが、それでも多少時間が余った、仕方なく早めにバスターミナルへ行ってバスの出発を待った