独歩の独り世界・旅世界

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メキシコ・キューバの旅 16)奥さんを送る

 ここまで、われわれのつまらない旅模様をぐたぐだ書き連ねてしまったが、今回で終わりです、早く終わりにしたい、、(この中でどうでもいいことだけど、わたしとわたしのツレ ‒ 他に奥さんとか彼女とかそのつど呼び方がまちまちですが ‒ の関係にも少し触れているが、35年も夫婦やっているとこういうのを腐れ縁とでもいうのであろうか、われながら嫌になってくることが多々あって、それは旅でも実生活でも一緒であった、、もちろんその原因を作っているのはわたしかもしれないが‥)

 最終日、それは最後だからというわけで、いつもコーヒーとパンだけの簡素な朝飯だったけど追加料金をはらって一度ビュッフェの朝食を食べよう、というところから始まった、、その額はひとり70ペソくらいだったから400円くらい?それで卵料理肉料理、メキシコ風洋風の朝食の定番がすべてと果物・デザートが食べ放題なのだから、むしろブランチ(朝食兼昼食)向き?もちろん食べられる量はたかが知れているから、むしろその半額くらいで食べられる外の朝食のほうが無駄がないといえば無駄がない、ま、一回きりのお試しということでは満足ゆくものだった、、で、朝一番で向かったのは郵便局、ここで日本への絵葉書数通投函、8時から開いている国立美術院宮殿Palacio de Bellas Artesの向かいにあるその本局はなぜか外国人がいっぱい、どうやらこの郵便局自体が観光の対象になっているらしく盛んに写真を撮っている、気がついてみると確かになかなか由緒ありそうな建物であった、、そのあとまた地下鉄に乗って今度は北バスターミナルへ、結局この日とりあえずテオティワカンTeotihuacanに行ってみることにしたのだった、、北バスターミナルからは約1時間36ペソ、テオティワカンの入場料57ペソだったから、個人でいった場合のコストはだいたい130~140ペソ、つまり10ドルくらい、ツアーだと35ドルくらいからあるようだった、、テオティワカンはアステカ最大のピラミッドだけれど若い人や遺跡に興味を持っている人以外にはたいして面白くないところかもしれない、わたしは一度来ていたし、わたしのツレは遺跡にはほとんど興味をしめさず、ただ暑くて疲れただけだった、、それでも外国人だけでなく地元の人にも人気のあるようで行きのバスは土曜日だったからか結構混んでいた、、同じ道をバスで戻って再び地下鉄でシティセントロへ、すでに2時を回っていてコヨアカンCoyoacanのフリーダ・カーロFrida Kahlo美術館はあきらめ、その代わりディエゴ・リベラ壁画美術館museo mural Diego Rivera美術館へ、そこで昨日ツレがクエルナバカのコルテス宮殿で買った、リベラの最高傑作のひとつである‘アラメダ公園の日曜の午後の夢’の絵葉書の本物、実物と対面することになった、、

132_640x480 中央郵便局141_640x480
106_640x480上;テオティワカン2枚
154_640x480_2アラメダ公園の日曜の午後の夢

 そんなんで結構疲れてしまってホテルに帰ることにしたのだけれど、その後がまたいけなかった、美術館の前の大通りにをメトロバスMrtrobusが通っていた、メトロバスというのはバス専用レーンを設け、そこを2両編成くらいの連結バスが、ま、路面電車のような感じで走る交通システムで最近よく見かけるようになった、、プラットホーム(駅?)もつくられているがそれでもコスト的には地下鉄の比ではないであろう、、現在メキシコシティだけで3路線があった、そのうちのひとつだったのだが一度乗ってみようと思っていた、もし乗れたらそのほうがホテルに戻るには地下鉄よりずっと近いところにバス停があったのだ、が、乗り方がわからない、ticketの買い方の説明書きがあったがよくわからなかった、で、そのときは人に聞いて何とか改札は通った、来たバスに乗りこむ、結構混んでいた、確か降りるところは3つ目だったはず、そこはホテルのすぐ近くだったはずなのに‥??降りたところはまったく見覚えのないところだった、持っていた地図でそこの通りの表示を探すがなかなか見つからない、人に聞いてやっと現在の場所がわかった、それでもまだ歩いていける範囲だからよかったのだが、どうやら乗った路線を間違えていたようだった(というか、これも思い込み・勘違い)、楽するどころか帰って長い距離を歩くことになってしまった、こうしてまたツレを不機嫌へと導くのであった、、

 その夜、もう歩きたくないというツレを無理やり連れ出して確かそう遠くないはずのソナロサZona Rosaに出かけてみた、ソナロサという地区は昼はビジネス街、夜は若者の街?ま、言ってみれば渋谷みたいなところ?、そこが歩いて10~15分くらいでいけるはずだった、、が、度々のことでもうわたしへの信用は地に落ちていたから、他にない土産が見つかるかもしれないと言って、わたしも不確かであったが、だましだまし連れ出すしかなかった、そしてどこかで飯を食おうと、、で、ちょっと歩いたが15分くらいで着けたので実はわたしもほっとしていた、確かに若者が多く音楽をガンガンかけている店が軒を連ねてる、その辺いったいを徘徊、主に土産物屋と食べ物屋を探す、、いい按配にシルバー製品を売っている土産物屋があって、そこでなにか買っていたから、とりあえずいい加減なことをいっていたわけでないことがわかってくれたようだ、、さらに歩き回って二軒のジャパニーズレストランを見つけていた、彼女はもうすぐ日本食が食べられるけど、わたしはだいぶ日本食に飢えていた、一軒は明らかに高級そうな店のつくり、もう一軒はなぜかメキシコ人で席が埋まっていた、何回かその店の前を通り過ぎ席が開いているのを確認して入ってみた、沖縄出身のおばさんは一世のようだった、もちろん日本語で応対してくれメニュウには日本食のセットメニュウなんかがあった、、思ったとおり良心的な価格設定、これならメキシコ人にも人気があるわけだ、そこで久しぶりの日本食、われわれは焼きそば・焼き魚セットとラーメン・焼きとリセット(もちろんご飯つき)を頼む、それはうまいだけでなくボリュームがまたすごくて、大満足・大満腹、なんとか有終の美は飾れたようだった(ビール4本飲んで全部で200ペソくらいだった)、、

117_480x640 116_640x480お店の名前は確か‘うるま’といったか?

 あくる朝、モーニングコールの3時前には二人とも起きておりそれでも4,5時間は眠れたようだった、、3時半にタクシーで空港へ向かう、深夜なので20分くらいで着いてしまった、手続きもスムース、預けた荷物は成田までだったので、ダラスでの乗換えを心配していた奥さんは荷物の引取りがないだけでもほっとしていたようだ、、マックで時間潰し兼朝食、わたしは2ヵ月後の今日どうするかで、その辺の偵察をする、空港泊まりは可能か、その場合どこが適当か、深夜開いてる店はマックだけのようであった、椅子や床に寝ているものも結構いた、何とかなりそうだった、、そして5時ころ手荷物チェックにならぶ彼女をゲートで送った、、(その後のmailでダラスはまったく問題なかったといってきた、が、それが問題となった‥)

 さて、そのときのタクシードライバーが言っていた今日は日曜だから地下鉄の始発は7時からだというのは本当だった、、てっきり5時からと思っていたわたしは空港のロビーでさらに2時間も待たねばならなかった(月~金は5時、土曜は6時始発というのをこのとき知った)、、何にしろ外は結構寒かったのだ、、そして帰りにSan Lazroで下車し、東部方面のバスターミナルTAPOに寄った、そこでその夜のサンクリストバルSan Cristobal de Las Casas行きのバスを探した、一番安そうなのが980ペソで16時半発とのことだった、そのticketを手にしてホテルに戻る、例の質素な朝食を取ってもまだ時間があった、しばらくホテルでmailやネットで時間を潰し、ぎりぎりにチェックアウト、で、その際荷物を預かってもらって、また時間潰しで街に出る、、一人になって好きに自由に歩けるようになった、なんと前日ホテルに戻るのにメトロバスに乗ったヒダルゴHidalgoまで歩いてしまった、といってもそれは30分くらいの距離でしかなかったのだ、、そのヒダルゴあたりをぶらついていたとき一軒の靴屋の靴が目に留まった、もう底が割れて歩きづらくなっていたので替え時ではあった、、靴屋のセニョリータに片言のスペイン語で自分に合いそうなサイズを探してもらった、ちょうどいいサイズは幅が少し窮屈、幅的によいサイズばでかすぎたが、デザイン履き心地とも悪くなかったので、ちょっと大きかったけどぴったり幅のほうを買ってしまった、そこで履き替えてホテルに戻る、荷物を取って地下鉄でTAPOへ、そこでもまだ2時間も待つことになったが、いよいよひとりの旅が始まる、、そう、旅は一人でするものなのだ‥

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この日シティの大通りレフォルマPaseo de la Reformaはcyclist day?サイクリストに解放されていた、、