独歩の独り世界・旅世界

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山レポート 2)金峰山

  甲府の北方、信州と甲州の境となってる奥秩父の盟主、日本100名山の一つ

山行記録 ; 2008年8月17日 大弛峠発 4:30 朝日峠 5:00 朝日岳 5:30 金峰山山頂6:35 晴れ間を待つが訪れず 7:15  朝日岳 8:05  大弛峠駐車場 9:05

前項‘ズル登山’に書いたように、ここ大弛峠2365mからの金峰山は、瑞牆山荘他のルートを100名山金峰山の正統ルートとするなら、あまりにも簡単・楽すぎるゆえ使いたくはなかったのだが、諸事情あってズル登山をしてしまった、それでも峠の駐車場泊で朝の4時に出発してご来光をと思っていたのだが、実際4時に出発してみるとヘッドランプの灯りが乏しく道が定かでない、やむなく30分待って4時半出発、5時の朝日峠ではランプは必要なくなった、ただ雨の心配はなさそうだったがガスってて視界はない、朝日岳までは地図のコースタイムどおり1時間で来る、朝日岳からはこのコース一番の急な下りを下るとあとはさほどの登りもなく鉄山を北に巻き森林限界を出て道を左に大きく曲がって巨岩帯に着くとそこが頂上であった、相変わらず視界ゼロ、数m先の五丈岩も見えない、もちろんこの日の初登頂であった、まもなくすぐ下の小屋から登山者が一人現れた、二人でガスの晴れ間を待つがとうとうわたしがいた40分の間には訪れず、頂上の標柱の写真しか撮れなかった、7時15分来た道を引き返す、7時40分頃から続々と登ってくる登山者に出会う、それから約1時間駐車場までの間に何人くらいと挨拶を交わしただろうか、ざっと100人は越えていただろう、たぶん中高年&初心者にはうってつけの登りやすいルートも持つ100名山と言い替えたほうが良いかもしれないと思った、実際地図上では朝日岳金峰山は1時間半となっているがむしろ大弛~朝日岳より楽なくらい、時間も1時間かかつてない、ま、わたしにとっては荷は空身同然だったし朝も早かったから楽勝コースになったのかもしれないが、疲れも筋肉痛もなくやや物足りない?逆に言うとこの程度ならまだ行けるということが確認できた、駐車場に戻ってみると昨夜から泊まっていた車(キャンパーや大弛小屋の宿泊者)4,5台だったのが4~50台になっていたのでびっくり、やはり道路&車の力は大きい?(頂上であった金峰山小屋の宿泊者によるとその日泊まってた登山者は2~3人とのことであった)

 さて、その大弛峠までの道路だけれど甲州側からは塩山の有名な寺恵林寺の先がちょっとわかりにくいがルートが2本あって1本は塩平経由、もう1本は杣口経由、ゲートが開いてる期間が限られてるので事前確認するようにと注意書きが地図にあったが、まこの時期だからとより距離の短い杣口経由とした、対向車もなく完全舗装の決して高山へ向かう道路とは思えないほど快適な道だった、塩山から約1時間で峠に着く、で峠の向こう側長野県側に入るととたんに舗装は切れ、たいへんな悪路なので注意との看板があった、思えば今から20年くらい昔、長野県の川上村からこの悪路を軽自動車で子供たちを連れてさんざん苦労して登ってきて、この大弛峠でキャンプしたことがある、そうここはわたしにとっては思い出の地でもあったのだ、で、たぶんそのときから道路状況はぜんぜん改善されてないようであった、それに比べて山梨県側は当時まだ舗装はされていなかったと思うが、まだ走りやすかったように記憶している、そして今日多くの登山者はほとんど山梨県側から入っているようだった、がしかし、前回の鋸岳のときも書いたが、果たして開発を進めて観光客がたくさん来て荒らされていくのがいいのか、未開発で自然が取り残されたままのほうが良いのか、安易な結論は誰にも出せないように思う ‥

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