独歩の独り世界・旅世界

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2019の旅 アレキパ~リマ~ボゴタ~サントドミンゴSanto Domingo

 3月7日にアレキパを発つのであるが、昔だったら夜行バスかなんかでリマに戻ったと思うが、今や料金的にはLCCを使うとむしろ安いくらいだったから、日にちの余裕もなかったのでLimaに滞在していた時、ネットでArequipa~Limaのticektを80ドルくらいで購入してあった。これもタイミングの問題で安い時には50ドルくらいで出ていたのを覚えていたから少し悔しかったが、いずれにしろそのticketは次の乗り継ぎを考えて14:50発を選んでいたので少し高くなったのかもしれなかった。で、国内線は2時間前到着で問題なかったから、その日の午前中はもう一度中心部に出てお土産を探す時間があった、そう、基本的にお土産はほとんど買わないことにしているが、そうはいっても、たとえチープなものでももっていかないわけにはいかないところが何件かあったから、手ぶらで帰るわけにもいかなかったのだ。そろそろその準備?いや、買うとしたらやはりペルーしかないように思っていた。前日の朝食は逃していたから、この日は時間を聞いて7時半に屋上テラスの席について待っていた。ここの朝食は悪くなかった、昨日逃したことを悔やむほど、少なくとも前日のChivayの朝食に比べたら比べ物にならなかった。だいたいのパッキングを済ませて8:15に出かける、撮り逃した写真を撮りながらセントロへ、だいたいお土産屋さんのあるところはわかっていたから、まずPlaza de Armasにでてその周辺を、そして北側の通りSan Franciscoを北上する。この通りとそれと並行に走るSanta Catalina通り、あとはPlaza de Armasの周辺が、いわゆるツーリストゾーンとでも言ったらいいのか、レストラン・カフェ、ファーストフード、トラベルエージェンシー、銀行、両替屋そしてお土産屋さんが集中していたのだ。まずは何件かのお土産屋さんを流して、通りの突き当りにあるSan Francisco教会まで行く、そこの公園脇にMercado Artesanal(民芸品マーケット?)があったのを前々日に歩いた時に覚えていた。そこだけでなくその周辺にも何件かお土産屋さんがあって、その一帯を歩き回ってそこの一軒でめぼしいものを見つける、が、その時は買わなかった。そのまま今度はSanta Catalina通りを流してPlaza de Armasまで戻る。わたしの好みのものとその価格が頭に入ったので、休みながらどれとどれにするか整理して、ソルもなくなりかけていたので残り一日を考えていくら両替するかを計算して(貧乏旅行なので、10ドルにするか20ドルにするかといった程度の問題)まずは両替屋に行く。そして改めて同じルートを(この道の往復は歩くだけなら30分くらい)、今度は値切り交渉して購入するつもりででかけた。このときにいわゆるペルーらしい小物他数点を仕入れ、ま、土産に関しては一段落させた(といって、その時使ったのはちょうど両替した20ドル分くらいに過ぎなかったのだが)、あとはトラベルエージェンシーでPt.Maldonadoへのいき方の情報を聞いたりして11時半ころホテルに戻った(Pt.Maldonadoは50年前に一か月くらい滞在したRio Madre de Dios河畔の街、もしもう一回ペルーに戻れたらそこに行ってみるつもりで聞いてみた)。セニョリータにタクシーの手配を頼む、空港までのタクシー代は20ソルというのも確認済みだった。12時ころにタクシーが来てセニョールには会えず礼を言えなかったが、セニョリータが見送ってくれた。時間的には余裕で空港に着いたが、すでにソルは使い果たしていたので、じっと我慢の子、このときも早いチェックインだったので窓側の席が取れていたが、よく見ると左側だった、わたしは右側を希望したのにだ。わたしのスペイン語が通じなかったということか?予想通り、この区間は左側では眼下の模様は大したことがなかった。15時に離陸したPeruvianは16時半にリマに着いた。

 

 ここでひと悶着起こる。この時わたしは飛行場と街との往復を考えて、そのままリマから飛んでしまうつもりで、すでにLima~Bogotaの航空券は手配済みだった。たしかそれは日本でネット購入したものだったと思うが、海外サイトのエージェンシーで他社と比べて2万も安いticketだったので(普通リマ~ボゴタは3万くらいだったが、この時のticketは1万ちょっとだったのだ)、よく調べもせずに買ってしまったのだ。やはりなんでもそうだが、安すぎるものは注意!である、落とし穴がいっぱい空いていたのだ。まず最初は、ちょうどフライトの二週間くらい前だったか、フライト時間の変更のお知らせがきた。当初の予定はLima発14:50でBogota着18:00だったので時間帯も良かった、が、突然言ってきたのはLima19:10発 Bogota着22:25に変更になったという一方的なお知らせだった。その時間だと到着時間が遅すぎて、ボゴダの予約先に迷惑が掛かってしまうので、どうしたもんか、何ならキャンセルしようかと何日か前にEda Innからmailで問い合わせたりしなければならなかった。その時からこの会社はひどいなと思っていたのだが、アレキパからリマについて早速カウンターでチェックインしようとしたところ、ま、それはスペイン語をそれほど解せないものがなまっかじりでネットで金額だけにつられて買ってしまったものの自業自得だ、と言われてしまえばそれまでだが、その時は英語とスペイン語でのバトルとなった。まずあまりかわいくないセニョリータが言うには、カウンターチェックインは別料金になって22ドルかかります、次に荷物は一つなら無料ですが、追加分は59ドルかかります、それを払ってもらわなければチェックインできません、というものだった(まず、そういう規則になってることを理解するまでにさんざんバトルとなったのだが)。ネットで購入した時点でもそれらの規則は出ていたのかもしれないが、当然見てないし、たぶん気づいてもそのスペイン語を理解できなかったであろうし、あずかり知らぬことだったのである。だからいきなりそんなことを言われて怒ってしまったのだ。チェックインについては知らなかったわたしの不手際、しかし荷物については重さでなく(かえって重さなら全く問題はなかったのだ)、一つにまとめられればそれで済んだのに、その時小さなバック一つだったのが裏目に出てしまっていた。その場でとりあえずやってみたが、どうにも一つにはまとめきれなかった。多少大目に見てくれてもいいじゃないかと思いながらも、どうやってもこのバトルに勝ち目はないと悟って諦めた。仕方なく81ドル払った、ひどい会社だ、絶対この会社は金輪際使わないと、ま、自分の手落ちを棚に上げて呪ってやった。いまだその時のことを思いだすと腹が立ってくるのでその会社名をここに出してしまおうかと思ったが、もしかしたら旅の神様から嫌われた結果かもしれないと思いなおし、高だか9千円の余計な出費も今思えば、それでも他社に比べれば安かったではないかと振り返ることができるのだ(その時は完全に冷静さを欠いてしまっていたということ)。しかし、そんなことも含めて結局ペルーは最初から最後まで印象を悪くしていた。いや、アレキパを除いて、という必要はあるだろう、そう、アレキパはそういう点で逆に良い印象が残ることになったが、わたしの落ち度がなければどこも素晴らしいところであったことに間違いはないであろう(つまり印象を責任転嫁して評している?)、、機会があればもう一度訪れたいとも思っている。離陸までの間空港の外に出て残った5ソルで屋台のバーガー他が買えたので夜食に備えた、こうして件の飛行機は19:20に離陸、リマを、そしてペルーをあとにした。

 

宿代の割には朝食がよかった(このホテルは悪くはなかったと思う)

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朝食後山の写真を撮りに、そして買い物に、、

宿から一ブロック下がると川沿いの通りに出て、そこからのChachani6075mも良かったので何枚か撮った、2枚目に写っている右の山がMisti5825mf:id:dopponotabiroku:20190724170034j:plain

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街歩き;3枚

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 ↓山とは反対側の南西方向

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買い物を終え、トラベルエージェンシーで少し情報を仕入れる

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 アレキパの飛行場

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リマ着陸前

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 しかし安いだけあってこの飛行機は決して勧められるものでないというのも確かだった。CAの態度も良くなかったし、サービスなんて何もなし、座席も一番後ろのひどい席で、ま、チェックインの後遺症が尾を引いて決して快適な空の旅にはならなかった。

おまけに、Bogota着が22時ころだったが、この時間帯のイミグレの込みようも尋常ではなかった。優に1時間半は並ばされた、前回ボゴタ到着時がたまたま朝だったこともあってか全く並ばなかったのを知っていただけに、余計いらだたされる、ましてやどんどん宿のチェックイン時間が遅くなっていくのが気が気でなかったのだ。イミグレを通って悪いレートで両替しタクシー乗り場へ、住所を示してそこまで連れてってもらう(20mil)、Sr.Magali氏のアパートに着いた時は12時を過ぎてしまっていた。場所がわからず、その時間でも門番のような人がいたのでドライバーに聞いてもらうと、その人が連絡を取ってくれ、Magali氏が迎えに出てくれた。人の良い、親切な優しい男でこんな時間にもかかわらず嫌な顔を一つも見せず、何か欲しいものがあるかと聞いてくれたので飲み物をくださいとお願いし、コーラをいただくことができた。その心遣いにコロンビア人てこんな優しいのかとまた感激させられたのである。明日朝早いからどうぞお構いなくといって遅い時間の到着を詫び、お礼を言いうのが精いっぱいだった。

 バーガーとコーラで軽い夜食を取って、明日の宿サントドミンゴにmailを入れてシャワーを浴びて床に就いたのが1時、目覚ましのおかげで5時半に起床、せっかく用意してくれた朝食もコーヒーが甘すぎて食べられず半分残してしまう、まったく失礼&無礼な日本人と思われたかもしれない、ともかく礼を述べて6時にお暇する、Magili氏がバス停まで送ってくれ、このバスは空港に行くと教えてくれたバスであわただしくそこを去った。たぶんこの旅で10か所くらいairbの宿に世話になったが、このボゴダのMagali氏(その前のAndres氏も親切だったが)が、最も素晴らしいホストだった、一番迷惑をかけ、にもかかわらず親切にしてれ、その上何もお返しができなかったという意味で申し訳ない気分とありがとうという気持ちが最も強かったのである。おかげで6時半には8:40発のCopa Airlineのチェックインを終え、残ったコロンビアペソがちょうど10ドルに換金(両替)できたので、とても気分はすっきりだった。が、もしかしたら、やはり迷惑をかけてしまった点からすると、Lima~Bogotaのスケジュールが変わった時点で(airbの宿Magali氏宅は)キャンセルして空港泊にすべきだったか?という悔いは残った。さらにその時、まさかと思う大失敗をしでかしていたのだった。それはサントドミンゴで発覚した、、

 Bogota発8:40のコパエアラインは定時に発って、10時半パナマ着、乗り継ぎ1時間半待ちで(11:55発予定はほとんど定刻の)12:00にサントドミンゴに向けて飛び発った。パナマではドルキャッシュ10ドル持っていたが、ドミニカではドルが通貨として通用すると聞いていたので、一銭も使わなかった。が、珍しくコパエアラインでは昼食の提供があった。期待してなかった分、大したものでもなかったがうれしくもあった。サントドミンゴ着は15時半の予定だったが、実際の飛行は2時間、14時に着いていた。それは時差の関係で現地時間の15時だった。イミグレは比較的簡単で(出国は厳しかった、それについては後日)15時半には、事前にその日のairbの宿のおばさんLidiaに頼んでおいた、出迎えの車のドライバーJonathan君と出会っていた。彼はプライベイトカー(Uber)のドライバーで、なんでもLidiaによると空港からの足はタクシーしかなく、普通のタクシーは市内まで2000ペソ=40ドルだけどUberの場合1300ペソ=26ドルとの情報をもらっていたから、その手配をお願いしてあったのだ。おかげで初めてのところにしてはすべて順調にいっていた、彼のTOYOTAの後部座席で雑談しながら左手に広がるカリブ海の海原に見入っていた。空港から5分くらい走ったあたりでふとわたしのバックパックを見て異変に気付いた、バックパックのふたにあたる部分に入っていたものがなくなっていたのだ。えっ?やられた!?失敗した!!、というのはBogotaでチェックインしたときに、パナマの乗り継ぎのとき荷物をpick upしなくていいと聞いたので(ま、普通はどこでもそうなのだが)、その時初めてわたしは荷を預けてしまったのだ。それまでの十数回のフライトでは荷が軽かったからすべて機内持ち込みにしていた。もちろんその時もそれは可能だったのだが、魔がさしたというか、その方が楽かと思って荷を預けてしまったのだった。いや、この辺の国ではありうることであった、どこかで持っていかれたと思って、すぐにJonathanに空港に引き返してくれよう頼んだ。もちろん追加料金は払うからと言って、、空港に戻ってコパの事務所を探す、人に聞いてたどり着いたそのオフィスには誰もおらず鍵が閉まっていた。仕方がない待つしかないか、扉の前で待ちながら、そこで初めて荷をチェックしてみた。本体の方は大丈夫だったのか?その時初めて本体を開けて調べてみると、なんとそこに蓋に入れてあったもの、例えば雨具や本やトレぺ、タオルといったがらくたがすべて入っていたのである、なんてこった ! 何も取られてはいないではないか!?、調べられたかもしれないが、そのあとがいい加減で蓋に戻してくれなかったのだ、いや、それもふざけた話だと思うが、どうやらわたしの早とちりのようだった、またバカをやってしまったか、とすぐにその場を離れた。かえって誰もいなくて救われたようだった、もし誰かが来ていたらいったいどうその場を繕うことになったか想像するだけで恥ずかしくなった。なんですぐに調べなかったのだ ! なんでまた今回に限って預けてしまったのだ ! 後悔先に立たず、であった。被害がなくてよかったではないかと思われるかもしれないが、早とちりの損害は出迎え代1300ペソ+500ペソ、つまり500ペソ=10ドル(貧乏旅行者にとっては大金)が余計な出費となったのである、たぶんそれらのものが取られていたとしても、その総額は10ドルにも至らなかったと思う、ドジな旅はつづく‧‧‧、、

パナマの飛行場

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コパの機内食、食事の提供を期待してなかった分こんなのでも得した気分に、、

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サントドミンゴ上空(うまく撮れてない)

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 ↓El Faro a Colón

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サントドミンゴに到着

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