独歩の独り世界・旅世界

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ボゴタ ~ レテシア Letecia(コロンビア/アマゾン)

 結局ボゴタは半日しか時間がなかった。しかし今回ボゴタは特に目的地ではなかったし、ボゴタの街は前回来た時に中心部だけは一応歩き回っていたから、もし到着の遅れがなかったら今一度出かけたかもしれないが、もうどうでもよくなっていた。それでも中心部からかなり離れているが一般の住宅街はどんな感じか歩いて回る時間は半日あった。ホストのAndresは昼ころ戻ってきて挨拶して、部屋の仕様についての説明を受けて鍵をもらう。キッチンとか勝手に使ってといわれたが、わたしはそういうことに器用ではなかった。彼は30代後半かたぶん40歳前後の誠にいい男で、よく利くばかりできるナイスガイだったが、何をやっているのかとか、年齢とか(独身風だったが)家族構成なんかは聞いたりしなかった、というよりそこまでの会話力がわたしにはなかった。大事なことは英語で話してくれたが、英語力もわたしの方が劣っていたと思う。荷の片づけをしてシャワーを浴びてから、適当に歩いてくるといって出かけた。しかし歩いていける範囲は限られており、それに地図もガイドブックも持ってなかったから、最初にあった大きな通り(Avenida Boyaca)を南西方向に行き、次にぶつかった大通りCalle 53を空港方向に右折した。大通りなのでお店が並んでいて、入りやすそうな食べ物屋があったら入るつもりで歩いていた。左側に一軒写真入りのメニュウ看板を出していたところがあったのでそこに決め、安そうなメニュウを探して注文、名前は控えてなかったがご飯とスープ料理だったと思う、それにビールを頼んで会計は8mil、そのときはまだそこの通貨に慣れてなかったから安かったのか高かったのかピンと来なかった。そのあと夕方には近くの商店でコーヒーとパン、そしてポテト料理やビールを買ってその日の夕食としたが、その頃になって漸くボゴタの食事代(&食べ物、飲み物)がとても安いことに気づくのであるが、つまりその時のビール込みの食事代は320円ということだったのだ。そこまでも30分以上歩いていたからその時の昼食はとても良い休憩になった。そしてまた歩きだす、次にぶつかった大通りCarrera 86は左折した。その付近に学校があったのか学校帰りの美少女を何人も見る、しばらく行くと空港通りのAvenida El Doradoにぶつかり、そこは左に折れてそこが折り返し点となった。そこまででも5,6kmは歩いていたと思う。大きな立体交差になっていてその角にこれまた超でかいホームセンターがあった。そこでトイレを借りてから空港通りは空港とは反対方向に歩く、しばらく行くとまたボヤカにぶつかったので、そこを左折してAndres宅に戻るつもりで歩いていたときに雨が降り出したのであった。あいにく雨具の用意がなく、お店の軒を借りて雨宿り、意外にもそうしている人が多かった。この雨はなかなかやまなかった、小ぶりになると少し歩きだして、また雨宿りを繰り返して、結局一時間くらいは雨宿りして立ち尽くしていたと思う。18時くらいになって漸く小やみになったので、足早に戻り宿の近くで夕食になりそうなものを仕入れて19時帰着、約5時間の街ブラだった。

Calle 53で見つけた安食堂、値段が安かっただけではなく、わたしはご飯&ソパ(soup)の組み合わせが好きなのでいつもこんなメニューになってしまう;3枚Img_0645 Img_0644 Img_0643

Creera86とAvenida El Dorado(空港通り)の立体交差と近くのホームセンター;3枚Img_0650

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雨に降られて雨宿りしながら帰る、Avenida Boyaca 下の写真は上に写っている歩道橋から;2枚 Img_0654 Img_0655

 さて、今回ボゴダに寄った一番の理由は、ま、ボゴタが南米の入り口ということもあったが、もう一つはボゴタが日本から飛んだ場合の最も近いAmazonasの入り口でもあったからだ。あまり知られてないかもしれないが、正確にいうと最も近いAmazonの入り口の街はコロンビア・アマゾンのレテシアLeteciaという街なのだけれど、そこに飛ぶのはボゴダからが最も近かかったということである。具体的にいうとコロンビアの南端の街レテシアはAmazon本流左岸にあって、ペルーとブラジルに国境を接しているところで、ボゴタからは飛行1時間半のところにあった(未だ陸路はない、わたしが日本で取得したticketはBogota→Leteciaは9000円くらいだったが、日によっては5000円くらいから飛べる)。つまり我々一般のイメージからするとAnazon川へは遠くて簡単にはいけないという印象があるのではないかと思われるが、そんなことはないということをわたしは今回の旅でいいたかったのである。そんなことをいっても何の意味もないことはわかっているが、南米といえばマチュピチュとウユニという反応しか返ってこない昨今、アマゾンもけっこう面白いよ、行こうと思えば簡単に行けるんだよ、と余計なおせっかいをいいたかったのである。ま、昔取った杵柄で最後のあがきみたいなもので?そういうわけでこの後の話は、最も簡単にアマゾンに入る方法ということになるのです、、

  わたしがこのルートを知ったのは50年前のことだったが、このルートを行くのは今回が初めてだった。このルートは前に書いた記事で少し触れたが、我々が大学のころに企画したexpeditionでメンバーは3人、わたし以外の二人は先発メンバーでこのルートからアマゾンに入っていった。当時はボゴタからではなく、小さな村までバスでいってそこから軽飛行機で飛んだと聞いていた。その時わたしは別ルートからアマゾンに入域したのだけれど、このルートのことはずっと気になっていたのだ。だから今更わたしが紹介するほどの話でもなく、知る人は知るで、今ではその間をジェット機が1時間半で飛ぶ時代になっていて、日に3本くらいのフライトがあったはずだ。そう、流石に時間にすると乗り継ぎがあったりして、例えば成田~メキシコシティボゴタ~レテシアだと24hくらいはかかってしまうが、コスト的には往復で15~16万でいけるのである。もちろんついでにマチュピチュ、ウユニを廻って2週間30万くらいで十分南米周遊が可能だと思う(もちろん旅慣れているという人なら)。で、今回レテシアからはどう抜けたのかは次回以降の紹介となります、、

 ということで、次の日ボゴタのAndresのマンションまでウーバーUberが迎えに来てくれた。日本で使ったことはなかったが、南米はすでに一般化しており、空港までならタクシーより安いということで呼んでもらった(タクシーで20milだったのが18mil)。少し早く着きすぎてしまったが、おかげで窓際の席が取れ、半分以上はあまり変化のない緑の絨毯の上を飛んだのだけれどコロンビアアマゾンの風景を楽しめた。12時半離陸でLetecia着は14時、昔は草原だった滑走路はジェット機用のそれと変わり、手狭になったのか今の空港ビルの裏手に新しい空港ビルを建設中だった。おそらく乗客の半数以上はツーリストで欧米人でごった返していた。日本人風、あるいは東洋人ぽい顔つきの人は見かけなかった。すべてのツーリストはその空港ビルで待ち受けていたお役人さん?に入域料として一律35milペソを徴収された。外に出ると例によって、タクシー・ホテル・観光ツアーの呼び込みの嵐、わたしはすでにLeteciaもairbの宿を予約済だったからすべて相手にせずに歩きだした。そのairbの宿は空港からは歩いて行けそうなところにあったから、そこに決めていたのだけれど、その道はさすがに暑さと湿気で熱帯の地であることを感じさせたが、その辺りに商店はなく、木々に覆われて人通りも少なく、昔懐かしきジャングルの地に舞い戻った感は十分にあった。ところどころ歩道のコンクリートが剥げていたり欠けていたり、スコールの後の水たまりがいたるところにできている歩道を、決して不快に思うこともなく辿って15分でその日のairbの宿に到着、14時半にチェックインした。

Bogota El Dorado 国際空港を飛び発つ;3枚Img_0657 Img_0660 Img_0663

ジャングルの中の滑走路、他コロンビアアマゾン上空から;3枚Img_0672

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レテシアの空港に着陸;4枚Img_0688

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Img_0694 Img_0695 滑走路は一本

空港ビル風景;3枚Img_0696

Img_0697 Img_0698 新しい空港ビルを建設中

2泊したairbnbの宿、ここは一泊1600円 Img_0703

宿にあったレテシアの地図;2枚Img_0699 Img_0700