独歩の独り世界・旅世界

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2014 ヨーロッパの旅 最終回 帰国~まとめ

 ヨーロッパ、特にドイツは日本人にたいへん人気のある旅行エリアかと思われる、、その中でも最後のロマンティック街道なんかは超人気コース?従って多くの日本人をみることになったが、今回の旅で直接話した日本人は、ま、わたしが人見知りする性質だったので思ったより少なかった、、しかもその内訳がいずれも女性の一人旅だったのは、やはり時代を映しているということか?頼もしいかぎりである、、実際ヨーロッパに限らず、世界中で日本女性の一人旅・世界一周組みに出会うことが多くなっていて、もう珍しくもなんともなくなっているのだ、、逆に男性のほうが少なくなっているのが少々気になるところではあった‥、、

 さて、最終日、そのホステルは47€と比較的廉価ながら朝食付きだった、、7時半に昨夜バーだったところに朝食に降りていくと、そのときチェックインにやってきた男の子が日本人で、パーのカウンターの中にいたスタッフの若いドイツ人から、チェックインはもう少し待ってくれといってくれと頼まれた、、わたしは了解して、わかった、そのかわり彼にも朝食を食べさせてやってくれといってみたら、あっさりそのOKも取れたので、それを彼に伝えた、、もちろん片言の英語をその彼も理解できたと思うが、その成り行きを了解し一緒に朝食を食べることになった、、そこそこのメニュウ、飲み物とパンとバター・ジャム類は定番どおりで、ま、豪華ではなかったが、他に何があったかは、そのあと話しに夢中になってよく覚えていない、、彼は社会人を辞めてきたのか休暇で来たのか?それも今となっては定かでないが、ロンドンinして、たしかアムステルダムからケルン・ライン川沿いをきて、今日フランクフルトで明日ロマンティック街道といっていた、、そんな旅の経緯話をしているところに、日本語が聞こえたからか、もう一人大学生の若い男の子が、お邪魔します、といって加わってきて、すぐに旅談義・情報交換の場になってしまった、、やはりここは廉価なホステルだったから、若い人やわたしのような貧乏旅人の集まる場所のようであった、、ホステルは我々は個室だったが、ドミがけっこうあったので、ヨーロッパ旅の若い人にとっては重宝な宿だったと思う、、そこでは日本人男子も健在だったのだ、、が、その大学生の彼も、このあとここからロマンティック街道のバスに乗るといっていたので、それは却って高くつくから、鉄道でいけるところまで行って、例えばヴュルツベルク辺りまで行って、そこからバスにしたほうがいいと昨日の経験を踏まえていってみたが、すでに彼はフランクフルトからのバスのticketを取得済みとのことだった、、‥わたしはここでも日本人のロマンティック街道人気を再確認できたのだったが、ま、それがどこまで詳しく調べてのことか?どんな思い入れがあってのことか?、また、そのどこに対象を絞ってのことか?は、いまひとつはっきりせず、ただバスに乗れば‥的発想ではなかったかと少し心配になった(もちろんそんなことは口にしなかったが)、、逆にいうとそういった発想がヨーロッパバスを支えていたのかもしれなかったが、欧米人のバス離れは、それと無縁ではないようにも思われた、、もっともわたしのツレのように、ただバスに乗ってるだけで楽しい、というような人がいることも否定できないし、それはそれでかまわないとも思うのだが‥、、ともあれ、期せずしてここで、そんな旅談義や情報交換ができたことは貴重な時間だったが、我々にゆっくりしている時間はなかった、、ちょうどフュッセンの案内所とロマンティック街道のバスでもらった日本語のルート案内が何部かあまっていたのでそれを渡して彼らと別れた、、急いで部屋に戻り荷物をとってチェックアウトし、空港に向かわなければならなかったのだった、、

 昨夜は駅から場所を探しながらであったから15分もかかったかと思われるが、そのときは駅まで5分?、10分はかかっていないと思われた、、ただし空港までのticketはすぐに買えたが、その電車の乗り場がよくわからなかった、、そういえば前回はプラットホームまでは行けたが乗る電車を間違えてしまったことをそのとき思い出していた、、こういうときは聞いたほうが早いと思ってDBのインフォメーションで確認すると、Sバーンの8か9で地下の103番ホームと親切なおばさんが教えてくれた、、おかげで空港には2時間前ギリギリだったが遅れず迷わずに着くことができた、、おまけにチェックインカウンターはがらがらだったので結局搭乗まではかなり待つことになった、、搭乗11:00、離陸11:30はほとんど定刻だった、、そして帰りも何とフランクフルト~台北間はビジネスシートだったのである、、このうれしい誤算は、しかし今もってどうしてそうなったのかがわからず謎のままである‥??、、それでもやはり飛行機はよく寝られず映画を見たりしてすごしたが13時間は長すぎた、、そして台北で更に2時間半待ちで台北~成田が3時間半、結局フランクフルト~成田は19時間かかったのだった(行きも同じだったけど)、、ま、これが格安ticketの現実なのだが、背に腹は代えられない貧乏旅は、その覚悟がなければできないということである、、それでも何とか8月23日午後1時、ほとんど土産は買ってないから荷物は増えず、逆減らしてしまったから軽くなって成田に無事帰着、二度と行かない徒然(ツレ連れ)の旅は終わったのであった‥、、

現地でもらった日本語のロマンティク街道の案内003_427x640

朝のフランクフルト中央駅540_640x427

チャイナエアラインのビジネスシートImg_0263_640x480

旅の話<了>

【旅のまとめ】

<会計報告>5年前に同じ中欧を訪れたときは、一人だったし期間も4週間くらいあって、Euroline Busの乗り放題パスを使って一日5000円の旅に挑戦し、それは渡航費・移動費を除いて何とか達成できたのだけれど、流石に今回は、貧乏旅に変わりないかったが、特にそれを意識はしていなかった、、おおよその費用を正直に記しておくと、1,渡航費は一人114千円、現地移動費(日本での予約分も含む)二人分で116千円、なので交通費トータルは二人分で344千円(全体の66%?)、2,宿泊費は11泊で101千円、一泊あたりは9200円;約65€?、ま、40€のホステルから100€の宿まで平均して中級ホテルだったが不足はなかった、、贅沢はしてないつもりだが、ま、二人だったことを考えれば比較的安く上がっているともいえた、、3,は飲食費、現地14日間で約5万円は、一日平均だと3600円、、これは普通の人からすれば異常に少ないのではないか?、いかに食を重視してない旅かが知れてしまう、、これでは諍いが起こるのも肯けると、いわれてしまうかも知れない(諍いの原因はワレにあり?)、4,わたしは旅の経費分類を4,その他にしているが、それは更に購買費や入館・入場費、tip,tax,toilet等のその他に分類している、、で、最終的にそれらをまとめてその他としているが、その費用合計は約27千円であった、、これも普通の人からすればずいぶん少ないということなるかもしれない、、そうやって見るとわたしの旅の特長も自ずから見えてきてしまうことになる、、即ち2,3,4の合計が14日間で178千円なので、交通費を除いた滞在費としては平均すると二人で一日12,700円?、やはりいくら切り詰めた旅をしても、わたしからすればヨーロッパはそれなりに高くつく、ということであった、、それと早割りticketなどをonlineで取得し、既記のようにユーレイルパス利用より半額くらい安く上げたが、それでも市内交通を含む移動費はかなり高くついてることがあとからわかった、、この辺りは工夫次第でもっと安く抑えられるところである、、結論としては航空運賃も前回よりはるかに高かったし、やはり一人でなかったことで、それなりに費用はかかってしまった、、(もちろん相応に負担させたが)旅は一人に限る、ということか‥??、、

<旅行保険について>かつて長期の旅を除いて旅行保険はネットから申し込んで一応は掛けていた、、が、長期の場合は金額が膨らむので、そのために海外旅行保険付帯のクレカを取得し、最近は掛けずに出かけることが多くなった、、今回は、その最初の事故となった、、盗難'(置き引き)の詳細は本文中に記してあるが、保険の対応があるかどうか不確かなまま一応現地警察に赴いて被害届を出し、盗難証明書?なるものを取得しておいた、、帰国後すぐに問い合わせてみると、そのカード会社は非常に丁寧な応対してくれ、諸手続きを経て、しかるべき金額の補償をしてくれたのであった、、ただカード付帯保険の携行品損害補償の限度額は20万円までで、わたしの被害額の合計は、正直に申請したつもりだが6万円少々であった、、で、規定により原価償却分や免責分が差し引かれると申請額の5割強が補償されたのだった、、それでもわたしにとっては十分な恩恵であった、、そういう意味ではカード付帯保険での初めての経験だったが、どんな形のものでも旅に出るときはやはり掛けておくに越したことはない、ということであった、、もちろん失ったものの中にはお金で還元できないものもあったから、それで十分ということではなく、普段から注意が必要ということはいうまでもないことだが、最近旅にでるたびになんらかを失くしたり盗られたりしているから、そういう注意力・緊張感が加齢とともに薄れてきているということを、否応なく実感させられた旅であった、ということのようだった‥、、