独歩の独り世界・旅世界

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カトマンドゥ 4) last days in Kathmandu 1,ポダナートBoudhanath

 ミニトレッキングから戻ったわたしは、次の日(9/27)からまだ4日間も暇をもて余すことになった、、次の日はそれでもChhapteに昼食を招待されていたから、それがメインイベントmain eventになった、、昼前に迎えにきてくれた彼と一緒に歩いてナヤバザールの彼のアパートへ、、そこには彼の弟もいてその弟が作ったというダルバートを、わたしが酒好きと知っていて、これはChhapte氏が用意してくれたチャンとともにご馳走になる、、10畳一間といった感じのその部屋は、一通りの家財道具は揃っていてネパールの若い男性基準では日本人のそれと変わらないレベルだったので、ま、上のクラスといっていい生活ぶりだったのではないか?しかし食事を自分で作る自炊生活はむしろ堅実かつ質素さが感じられた、、その弟も数ヶ月後にマレーシアに出稼ぎに出かける予定だといっていた、、色が黄色だったからたぶんとうもろこしのチャンだと思われたが、500mlのペットボトルに一本分をお土産にもらい、Chhapteはまたホテルまで送ってくれた、、その日はもうほとんどホテルを出ずに洗濯とPC関連チェック、しかし部屋ではWiFiが繋がりにくく1Fのフロント脇にいる時間のほうが長かった、、

 次の日はポダナートBoudhanathにいってみた、、というのはポダナートはネパール最大のストゥーパがあるところとして世界遺産にも登録されていて、カトマンズ近郊のパワースポット、観光スポットとして特に有名であったが、わたしはそれほど関心があったわけではなかった、、ところがミニトレッキングにいったときそこでバスを乗り換えたのたけれど、どこで乗り換えたのか?ストゥーパはどの辺にあったのか?と昨日Chhapteに聞いたら、なんとわれわれはそのストゥーパの前で乗り換えたのだと話してくれたのであった、、わたしはそれまであまり関心をもってなかったから、そこを訪れたことはなかった、、しかし、だからこそ、それならそれでそのときちょっといってくれれば、5~10分でも、チラッとでも見ればそれで済んだ話だったのだけれど、そのまん前まで行って見てないというのが、何か引っかかるものを残してしまっていた、、なら近いし暇だしいってみようか、と思ってひとりでてかけたのであった、、

 そこへは前と同じ場所から同じ車に乗ればよかった、、で、いつものように早く起きてしまったのでカンティパトの大通りの歩道橋を渡って、その先の映画館の前あたりに停まっている車に声をかけ8時くらいにはポダナート方面のワゴン車に乗っていた、だから8時半にはポダナートに着いて(25Rs)、一応確かめる意味で場所を聞くとなんのことはない、その降りたところから数m行ったところが入り口だった、、その中に入る前に朝食をとっていなかったので適当なところを探すが、かなり賑わいのあるその通りに適当な店がなく、路上の屋台のオバチャンからチャイをいっぱいもらう(10Rs)、、ポダナートのゲートでは外国人料金150Rsでticketを購入、ここでも地元の人は無料、それでも他の史跡よりはまだ安いほうか??しかしそこは写真で見慣れたあのでかいストゥーパがあるだけだったから、やはりなんか高いような気もした、、たぶん見るところはそこだけだったと思う、、このストゥーパを二周して、何層かになってる基壇部分に上れたのでそこに上って一周してそれで終わりだった、、いや、もちろんここはネパール人、特にチベット系ネパール人の信仰を集めるところだったから、巡礼者や参詣者、それに外国人観光客の多さにはびっくりさせられたが、かといって、わたしのような信心のないものが長居するところではなかったのだ、、信心深い参詣者は、その最下層基壇に備えられているマニ車を回しながら、真言<祈祷文?>を唱えながら、そのストゥーパをぐるぐる回っている、あるいは上の基壇の一部に五体投地者用のスペースがあって、何人もの人たちがそこで五体投地を繰り返していたが、喧伝されているほどのパワースポットとしての聖性(霊気?)を感じ取れなかったわたしは、単なる見学者以上のものではなかった、、なので、3~40分でそこを出て、その北側にあるチベット仏教各派のゴンパ(僧院)巡りでもしてみようかと思って少し散策してみたが、それとて門外漢のわたしが訪ねられるところではなかった、、で、また引き返すと、そこは別の入り口だったがちゃんと入場券のチェックをされて元のところに戻った、、そのストゥーパの回りは、宗教グッズの店やみやげ物屋、飲食店、その他もろもろの商店が、まるでひとつの市場のように取り囲んでいて、むしろ俗っぽく感じてしまったのでカトマンドゥに戻ることにした、、だからそこには1時間ちょっとくらいしかいなかったと思う、、これならやはりスンダリジャル行きのバスに乗り換えたときに10分か20分寄り道すれば済んだ話だったのだ、、ま、それでもいずれにしろ暇をもてあましていたのだから、都合3時間行き帰りの交通費入れて200Rsでそれができたと思えば、それは決して高くついたわけではなかったのだった‥、、それが二日目(9/28)のメインイベントだった、、それも半日で済んでしまって、ホテルに戻って午後はPCチェックと昼寝くらいしかすることがなかった、、

ワゴン車を降りた反対側の露店で茶を飲む、向こうに入り口が見えている001_640x427

反対側の道路から入り口正面002_640x427

ticket売り場から見たストゥーパ、ここだけなら入場料は要らない003_640x427

ストゥーパの全貌;2枚004_640x427 009_640x427

バターランプの燈明台;左と五体投地のスペース;右006_640x427 007_427x640

ストゥーパの北側にあった寺院に備えつけられていた大マニ車010_640x427

 もうその頃はカトマンドゥの街ブラにも飽きていたから、必要以外(買い物か食事)に街をぶらつくことはなかった、、で、だいたい食事も前に記したように、安いところで食べるか(100~150Rs)、take outして部屋食とするか(せいぜい100Rs)で、安い食べ物屋は前にも少し記したが、典型的な部屋食としてはHot Breadでフランスパンを買っておいて(2食分で60Rs)、八百屋でトマト、瓜、たまねぎを買っておく(せいぜい20~30Rs)、揚げ物屋で魚フライ、ポテトフライ、サモサ、パコラ(野菜のフライ)、あるいは普通の食堂でもモモやセクワ、チョウミン、アルーもtake outできたから(一品10~50Rs)そんなのが一品か二品あればもう十分な夕食になった、、一食分がトータル100Rsもいかない、、問題はネパールはビールが高かったこと、、よく行ったスーパーでSan Miguelが一番安く500ml缶が160Rsだったが、トレッキングから帰ったら10Rsほど上っており、夕食にビールはほとんど欠かせないわたしにとっては、それをプラスすると夕食は250~300Rs近くになって、ま、それでもなんとか食住費一日1000Rsくらいで収まっていたのだった、、もっとも外食だとビールだけでそのくらい(250~300Rs)だったのでプラス2~300Rsといったところか??、、だからそのホテルにもレストランがついていたけど最後の日までそこで食事することはなかった、、また、Chhate氏からもらったとうもろこしのチャンも多少はビールの代わりになってくれた、、そんなんで残りもあと2日になって残金の調整も必要になってきた、、ミニトレッキングに行く前、ビザの延長が必要になったときATMから少し資金をおろしたのだけれど、ここのATMは一回の引き出しに金額いかんにかかわらず手数料が一律400Rsかかるとのことだったから、少し多めに引き出していた、、なのであと2日になった時点で少しばかりの余裕があった、、なら逆にまだ2日あると思考を転換させて、次の日にもう一ヶ所出かけてみようかと思案していた、、なぜそこに行ってみようと思ったかはよく覚えていないが、1,はナゴルコットでのヒマラヤ展望が満足ゆくものではなかったこと、2,もうひとつのヒマラヤ展望地として有名だったこと、3,そこはバスで2時間くらいで行けそうだったこと、‥そんなことだったと思う、、では、どうしてその地を知っていたかはガイドブックでみていたからか、スディールさんに教えてもらっていたからか定かでなかった、、が、いずれにしろ次の日の朝、また荷物を預かってもらって一泊の予定でその地デゥリケルDhulikhelに向かった、、