独歩の独り世界・旅世界

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1円本

 前回の続きで、1円で仕入れた-ちょっと紛らわしい言い方になってしまうが-池田清彦氏の紹介していた本を検索したときに見つけた同じタイトルの本(あとで題名を明かす)を昨日読み終えた、、とんでもない本だった‥高いから買い控えたお勧め本のほうは読まなくても面白いのはわかっていた(そういうカンは培われてきた)が、それと同名の1円本は、ま、ダメもとであったのだが、こういうことは時々あって大当たりしてしまった、、

 その本の副題は-陸上動物学入門-となっていた、岩波新書1987年刊-玉手英夫著であった、最初のほうはちょっとなじみにくくて読み進むのに難儀したが、途中から俄然面白くなった、内容からして恐竜の話が多く出てきた、要するにか陸上に動物が棲息するようになった4億年位前から、この先1000万年くらい先までの膨大なタイムトリップ、動物学の学問的洞察をエッセー風に書いてくれている、面白くないわけがない、、

 17章に分かれていてどの章も皆巧みなユーモアを交えて飽きさせないのだが、その中で特に興味を覚えたところがあった、それは16章の恐竜の死、恐竜絶滅の原因についていろんな人がいろんな憶測を述べているのを紹介しているのだが、その中でアメリカの学者が唱えている2600万年ごとに種の絶滅の周期があったという説である、そんなことが過去2億5千年前から絶滅した25万種のデータを入力してコンピューター処理したら、そういう結果がでたということである(詳しくは同書参照、わたしはそういう説を紹介するのがうまくない)、それには著者も賛同していたが、わたしが面白いと思ったのはそれが天文学や惑星学?にも関係しているらしいことであった、もちろんそれらもわたしにはちんぷんかんぷんなのだが、天文学や惑星学?、つまり天体観測や暦の話から類推されて、その時突然マヤの暦がわたしの中で甦った、そういえばマヤの暦の周期が260年周期だったではないか??、、、まったくお門違いの話かもしれないが、来年2012年に何かが起こると巷間で取りざたされている、まんざらこの本は古くなかった、というか4億年の進化の話に25年間なんてのはチャンチャラおかし、問題にならない、、その本が1円とは恐れ入った、、、というわけでその本の題名を明かすことにした、‘熊に会ったらどうするか’、その章も面白かったのだけれど池田清彦氏紹介の同名の‘熊に会ったらどうするか’アイヌ最後の狩人、柿崎等著-木楽舎、も読んでないけど実に面白そうだ、帰ってからの楽しみにしよう、、

 ということで突然話しかわって明日そのマヤの国に向けて再び旅立ちます、うまく繫がったら今回は現地報告ができるかもしれない、、、ごきげんよう