独歩の独り世界・旅世界

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ミャンマーの旅 8) バガンへ

 最後にミャンマーの旅を書いてから3ヶ月が経ってしまった、記憶も薄らいできている、早いとこ何とかしなくては~

 2010年1月7日、TUNTUNは8時にはホテルの前にいた、彼の服装は革ジャン、そうミャンマーの冬はそれなりに寒く(マンダレーの朝、10℃前後?)、防寒対策を怠った今回の旅は服装面では失敗であった、もっともだから10kg以下の機内手荷物ですんだ、という面もあるが‥早速わたしは彼のバイクの後部にまたがりマンダレーヒルまで連れて行ってもらう、王宮沿いの大きな道を行く、なんでもこの旧王宮跡はその敷地の広さがマンダレーの市街地に匹敵するというバカでかさで、その廻りは堀がめぐらされ中が一切見えないほどの高さの壁に囲まれている、見学もできるということだったが、あまりの広さとたいしたものがないということでマンダレーヒルから覗いてみることで中には入らなかった、バカでかい獅子だか狛犬だかが二頭、その入り口を守るように端座しているところがマンダレーヒルの入り口、しっかり履物預かり料をとられわたし一人素足で登り始める、途中途中何箇所も大きな仏が祀られており、見上げるように眺め拝み、そしてまだかまだかと頂上を目指す、足元はコンクリートのタタキ&階段、屋根つきの登山道だ、昨日のザガインより少し大きくて高い?1時間ほどで頂上へ、そこは立派な寺院となっておりそこからの眺めは、マンダレーの市街からはるか彼方まで、南に広がる王宮と市街地以外はずっと山野が広がっている、なかなかよい景色である、しばらくそこにたたずみ一気に下山、再び彼のバイクで、といってもマンダレーヒルのふもとにはいくつかの寺院がかたまっておりチャウットジイバゴダ、サンダムニバゴダ、クトドーバゴダ、シュエナンドーモナストリー、アツマシモナストリーが半径500mくらいのところに散在していた、それらを3、40分かけて見て回り、再び彼のバイクでホテルに戻って荷物を取り郵便局に寄って、それから昨日着いたマンダレーのバス長距離バスのターミナルへ向かった、ターミナルというより発着場といったほうが相応しいそうなまったく整備のされていない建物ひとつのバス乗り場にはそれでも食事をするところがあった、13時発まで1時間くらいあったので昼食をとることにする、他の客が定食のようなものを食べていたので同じものを注文する、TUNTUNも同意する、出てきたものは肉を中心に惣菜が何種類か生野菜とスープがつく、ご飯は食べ放題だ、うまい&安い、こんな食事があったとは ! ! 食事を終えるとTUNTUNがなにやら包みを渡してくれた、食事のお礼とガイド料を:けっこうはずんだからか土産に持って行けという、食事の前にちょっと待っててくれとどこかへ出かけたのはこれを買いに行くためだったのか、それはミャンマー人特に女性は誰でも顔に塗っている日焼け止めのクリームだった、ミャンマーに着いて以来ほとんどの女性が顔に塗っているのが珍しくなんだろうと不思議に思っていたのだが、そのわけとその成分がそのときわかった、貴重なお土産をもらうこととなった、雇ったガイド・ドライバーからこうしたお土産をもらうというのも初めての経験だった、それだけたった1日半であったが気持ちが通じたというか充実した時がもてたということだ、お互い別れを惜しんだ、そしてバスは定刻13時にマンダレーを離れた

 バスは国道を南に向かってひた走る、メィッティラまでは大きな道でバスも飛ばしていたが、そこから西に折れるとだんだん道は細くなり一車線分しか舗装されていない原野の道を行く、5時間走って日没直前に休憩タイムがあり、とある道端のドライブイン、ま田舎食堂といった風のところで停まった、トイレと食事タイム?食事をする人もいたが小さな少年が売りに来たゆで卵を一つ買った(200k、鶏の丸焼き一羽1500kだった)再び漆黒の原野をバスはひた走りニュアウン・ウに着いたのは夜の9時を過ぎていた、外国人はわたし一人右も左もわからずバスから放り出されるとありがたいことに一人のリキシャマン(トライショー?インドのリキシャと自転車の客が乗る部分のつくりが違う)が待っててくれた、すぐに交渉が始まる、わたしは事情がよくわからず、まずバガンのホテルに行こうとしたのだが、彼はバガンは遠すぎる、ここニュアウン・ウにも安宿はたくさんあるという、わたしももう遅いしここは彼に任せることにし安宿に案内させた、最初のホテルが7ドルだったのでそこに決め、次に食事のできるところへ案内させた、道すがら外国人観光客用の高級そうなレストラン?ミャンマーの田舎町に相応しくないネオンの看板のある店をいくつも目にしたので、ここがそうとう観光化していることが読み取れ、決してそういう店でなく普通のミャンマー人がいく店に連れて行くよう念を押した、もちろん彼はそれなりのところへ連れて行ってくれ、そこで早速昼飯で味をしめた定食を頼んでみた、思った通り角煮風の豚肉プラス数皿の料理が並んで2000k、この夜も満足な食事を取ることができた、そしてリキシャマンにも約束どおり2000kを払った(1000kチャット約100円)

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