今や、あまりの身勝手さ・自己本位・ジコチュウ人間に呆れられて、友達づきあいしていた身近な仲間はほとんど去り、もっぱら一人酒を楽しんでいるわたしに、どういうわけか４０年来の友人が関西に数人いる、たぶん普段の往来はなく年賀状だけの関係だけだったから逆に続いていたのかもしれない、皆わたしと同年輩だからそれぞれに功なり名を遂げた人物になっており、彼らにとってはわたしなんぞとこぞの馬の骨程度の存在でしかないと思うが、わたしにとっては貴重な人たちとなっている、そんな友人たち全員に以下の内容の手紙を書いた‥
‘今年のGW、わたしにとって最後のGWになるかと思います、ついては１５年ぶりに関西方面へ出かけてみようかと思ってます、ご都合がよろしければ皆様とお会いしたい、できれば酒を酌み交わせれば‥’特に目的があったわけでなく、実際今年の夏に退職する予定なので、ゴールデンウィークとしての価値は今年が最後になりそうだったし、それなりの消費は在職中のほうが心易き行為になるだろうとの、相変わらず一方的にわたしの自己中を主張した文面だった、にもかかわらず往復はがきで送った５人の回答は全員OKの返事だった、で、それぞれの都合を考慮し以下関西(奈良・京都)行は実施されることとなった
4/28 京成千葉中央駅２０時５５分発の京都行き夜行バスは乗車率６０%くらいだったか?意外とすいていた、４人がけシートなので熟睡は無理だが結構眠れたのではないか、千葉～京都往復１００００円だったので贅沢はいえない(お得なバスに思えた)
4/29 京都八条口着６時２０分、大雨が降っていた、地下道を通って近鉄京都駅に、橿原神宮までの乗車券を買う、途中西大寺下車友人へのお土産等余分な荷物をロッカーに預ける、再び快速だったか急行だったかでものの３０分、８時半頃橿原神宮着、レンタサイクルで初めての街に出る、この日の予定は明日の大峰山登山のためそのベースとなる洞川温泉というところまで行くことだったが、そこに行くバスは当時２本しかなく(５月１日から増便になるとのことだった)その午後のバスが下市口というところから１４時頃出るので、それまで３,４時間の余裕があり、それを橿原神宮周辺見物にあてていた、実際見所の多いところで、自転車で回れるところだけでも見て回ろうと思っていた、幸い雨は上がり空は晴れてきた、回れたところ:橿原神宮・今井町・藤原京跡・甘樫丘(大和三山の眺め)・飛鳥寺・飛鳥座神社・亀石・孝元天皇陵、高松塚坂古墳入り口まで行けたが時間なく次回とした、なかなか楽しい散策だった、GWの初日で観光客も多かった、昼頃駅に戻り昼食をどうするか悩む、ここで食べるか下市口というところで探すか迷った末、電車に乗って下市口まで行ってしまった、結論から言うとこれは失敗だった、まったく事情を知らなかったといえたぶん橿原神宮から先一番大きな駅だったと思うが、たまたまその日は祭日だったからか下市口の駅前商店街は軒並み閉まっており、結局駅前にたった一軒開いていた酒屋兼何でもやさん風のお店でおにぎりを買うしかなかったのだ、おにぎりとビールで腹ごしらえをし、半分転寝しながらバスに揺られること約１時間半奈良の山奥洞川温泉には１５時３０分頃着いた、修験道の大本山として有名な龍泉寺を見学して、斜向かいにあるその日の宿民宿＊＊荘に投宿した(友人の都合を調整して、今回の旅は以下のようになった、4/29 橿原神宮、洞川温泉民宿泊 4/30 大峰山、川上村西河民宿泊 5/1 吉野山巡り、奈良へ友人宅泊 5/2 別の友人と再会、奈良市内散策、市内民宿泊 5/3 京都へ比叡山越えをして 琵琶湖湖畔友人宅泊 5/4 京都散策 夜友人たちと飲み会、２３時のバスで帰宅）
