独歩の独り世界・旅世界

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アメリカ・メキシコ・キューバの旅 30) トゥーラ Tula

メキシコシティ行きのフライトは13時50分発だったから、午前中スーパーで土産物をあさった、特に捜したものはサルサソースの缶詰、少々重くなるけどこれはなかなか日本では手に入りにくいから良いお土産になるのではないかと思って大量に買い込んだ、ついでに昼飯のパンも買って I 氏に別れを告げタクシーで空港に向かった、その後 I 氏との文通は1年間くらい続いた、約3週間かけて陸路の旅をしたメキシコシティカンクン間を飛行機はたった2時間でわたしをカンクンからシティに連れ戻した、カリブ海の上空から緑のじゅうたんを敷き詰めたユカタン半島を横切り再びメキシコ湾を横切る間わたしはその日の予定を考えていた、メキシコシティには16時着予定、そして明日のティファナへのフライトは12時予定だ、特に帰りにメキシコシティに泊まらなければならない理由はなかったので、最後の賭けに出ることにした、行き残したところが1ヶ所あった、問題は16時シティ着で遅くとも明日の11時までに空港に戻ってこられるか、行き先はトゥーラ、シティから北にバスで1時間トルテカ文明の重要な遺跡があるところである、シティ着後まず大荷物を預ける、これが思ったより高かった、そしてすぐに北方面のバスターミナルへ地下鉄で向かう、17時20分発のバスがあった、トゥーラ着18時30分すでに日が暮れてしまっていたが小さな町なのでバスを降りてソカロとカテドラルのあたりを歩いていてすぐにホテルを見つける、なかなかよいホテルでしかも安い(気のいいオヤジがいてコーヒー・毛布・ホットシャワーつきで1000円くらいは安い)、それだけでもシティに泊まらず正解だったと思った、そしてその次は飯屋探し、これもホテル近くに手ごろな店があって、安くてボリュウムのある大衆食堂のような、もっともわたしの好む店が見つかった(スープと卵料理他にご飯のついた定食が200円くらいだった、これも安い)、食後はカテドラル近くの屋台の土産物屋をひやかした、そう、最初のトゥルーカにしてトゥーラにしてもシティからちょっと離れただけなのに、田舎くさいとっても純朴な人々の生活がそこにあった、これがわたしを惹きつけてやまない、美味しい食事ができたときは安らかに眠れる、毛布もあったし賭けは当たりだったようだ