独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala生活 その5)Fin de semana ③Escuintla/Puerto San Jose

 わたしの住んでいたアンティグアの街の南にアグア火山が聳え、ちょうどその向こう側がEscuintlaエスクィントゥラ県になっていました、日本で言えばアンティグアが山梨県の富士吉田にあたりとすると富士山の向こう側静岡県がEscuintla県にあたります、その県都同名のエスクィントゥラの街は首都グァテマラシテイからも1時間くらいの距離で日本にいるときから、もしかしたら長期滞在に適しているかもしれないと狙いをつけていた街でした、だから早々に行ってみようと思っていたのですが、まさかアンティグアからもバスが出ているとはアンティグアに着くまでは知りませんでした、それも決して遠くなかった、ちょうど富士山をぐるっと周遊する道路があるのと同じでアグア火山を左回り(時計周りと逆周り?)でアカテナンゴ・フエゴ火山との間を抜けて1時間くらいでエスクィントゥラの街に着きます、富士山周遊の道がとても気持ちの良いドライブコースなのと同様、アンティグアからは左にずっとアグア火山を見ながら自然の美しい風景の中を下って行きます、30分も走った頃から気候が変わり、高地常春の地から熱帯に入ったのがわかります、エスクィントゥラは暑いところだった、そしてそこはあまりきれいなところではなかった、、

 エスクィントゥラの街はその日中央公園周辺に市が立っていた、ほとんど農産物と日用雑貨、暑いところなので果物の豊富さがうかがわれた、と同時に市場から出たごみの山がその暑さのためちょっとやりきれない状態になっていた、ここは住めないな、というのがその第一印象となった、ざっと街を歩いてあまり面白そうなところもなかったので、すぐにワゴン車でPuerto San Joseプエルトサンホセに向かった、プエルトサンホセはさらに南に下ること4~50分Guatemalaに来て初めて海を太平洋を見ることになる、そのときの目的のひとつがこの海を見ることにあった、それまでGuatemalaは山国で気候穏やかなところという印象しかなかったので別の一面が見たかったのだ、海があるのは知っていた、しかし距離的にどのくらいか?南側は暑いところと聞いていた、が、それってどの位の暑さなのか?

その時一番驚いたのはエスクィントゥラからプエルトサンホセまでの道路の良さ、すでにそこは平地(平野?)となっていたが、そこに直線で片側2車線の高速道路並みの立派な道路が走っていた、すぐに了解したことはその先にPuerto Quetalという近代的な、おそらく太平洋岸最大の港があったこと、つまりこの道路はこの国で最も重要な産業道路だったのだ、たぶん太平洋岸最大かつ唯一のこの貿易港から首都グァテマラシテイまでは時間にして1時間半くらいの距離、決して遠くはない、そこを10人乗りくらいのたぶん日本製のワゴン車に最大20人くらいを乗せて猛スピードで走る、暑くても風が入るので決して過酷なドライブではなかった、、、

 アンティグアからは乗り継ぎとなるがそれでも2時間で太平洋に出られることがわかった、そこからさらに30分太平洋岸をエルサルバドル方向に走るとリゾート地として有名なMontericcoモンテリコというところがあった(ここは学校のfin de semanaのアクティビダでもツアー企画があって足代宿泊代入れて60ドルとのことであった)が、そもそも泳げないわたしはリゾートには全く興味がなかったので、そこまで行く気にはならなかった、が、ともかく太平洋だけは確認しておきたかったのでPuert Quetzalから10分くらいのところの海辺の町プエルトサンホセまでは行ってみた、ワゴン車の終点で降りると海はあっちだと誰ともなく教えてくれて言われた方角に歩き出す、海産物の土産物屋やシーフードを扱う食べもの屋(庶民風のところばかりでレストランと呼べそうなところはなく、かえってそれが好感を持てた)が建ち並び、だんだんリゾート?海水浴場の雰囲気が出てきた、前に述べたが12月はGuatemalaは乾季で夏、それもこの熱帯の暑いところではやはり海水浴は人気?と半信半疑で海辺に着いてびっくり、そこは日本の夏の海辺と変わらない風景が展開していた、ちょうどその日も土曜日だったのであとからあとから自家用車や小型トラックの荷台に乗って大勢の海水浴客がつめかけていたのだ、ま、わたしは海の香りをかいで写真を撮って砂浜を少し歩いて、浜辺のレストラン?の物色にかかった、なにしろその数は日本の比ではない、ちょうどレストランと(日本の)海の家の中間くらいの小屋かけなのだが、海に面してずらーと砂浜の上に建ち並んでいる、たいていは着替えるところや簡易宿泊のための部屋も備えていた、しかしそこで出されるメニュウはどこも同じようなものだった、だからどこでもよかったのだけど、だから迷ってもしまうのだ、そんなときわたしはたいてい呼び込みのあったところに決めてしまう、特にそれが若い女性だったりすると迷いは消える、そんな店でまずはビール、そして海の幸のメニュウを探すが結局セビチェ(魚貝類のマリネ?ライムと香菜がぴったりきいて、この辺で食べられる生の魚貝類としては最高、ビールにあう)とペスカドフリト(魚のフライ)しか見つけられなかった(グアテマラ中どこに行ってもあるメニュウはもちろんあったが)、セビチェはやはり高い、それにアンティグアでも時々目にしていたので食事ということでペスカドフリトを注文(セビチェにはライスはつかないが、ペスカドフリトの場合は定食みたいなものでライス・サラダ・トルティヤがつく)まぁまぁ満足な昼食となった、それで一応の目的達成、昼下がり海辺をあとにし来た道をアンティグアへ戻った、バス代Antigua~Escuintla片道10Q、Escuintla~Puerto San Joseミニバス片道15Q、昼食代ビール込みで55Q、合計105Q(1000円強?)のエクスカーションだった~

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