独歩の独り世界・旅世界

他のサイトに書いていた'独歩の独り世界・旅世界'を移転しました

レー Leh 1) 8/19~8/20

 11:15に出たバスは少し下ってインダス河を渡るとハヌーHanu・ダーDha方面への道が左方向から来ていて、その分岐を過ぎるとすぐにチェックポストがあった(パスポートチェックなし、ドライバーがパスポートを持っていったのは最初のところだけだった)、それを過ぎて5分もいかないうちにカルチKhaltsi orKhalatseの村着、ラマユルから30分、そこが昼食休憩地だった11:50-12:20、、ここで簡単な食事をとったが、それは50Rsで安くてうまかった、、30分の休憩でバスは出発、そこから1時間もたたないうちに見覚えのあるところを走っているのに気がついた、、ずっとバスはインダス河右岸を走っていたが、ところどころに橋がかかっていて、何本目かの橋に見覚えがあったのだ、、去年アルチゴンパへ行ったときに通ったところで、その橋を渡って川向こうの岩稜地帯をしばらくいったところにアルチ Alchi ゴンパがある、、そこは建物は他のゴンパに比べて見栄えのしないものだったが、その堂内に入って暗闇になれると、あっと驚くほどの仏画曼荼羅の数々、その素晴らしさに圧倒される、、ラダックでも超一級の仏教美術が残されており保存状態がよいところとして知られていた、、が、今回はパス、、ただそこからはもうどこを通っているかがわかり、そのあとサスポル Saspolの村を過ぎ、これまたわたしのお気に入りとなったリキルLikir ゴンパへの荒涼とした半砂漠地帯の道いくのだが、いずれももう一度寄ってみたいところではあったが先を急いだ、、

ラマユルからインダス河に下って行くあたり026_640x480

Dha・Hanu方面(右の道)の分岐、我々は左からの道を来た(チェックポストから) 031_640x480

チェックポストにて、われわれが乗ってきたバス
032_640x480

Khaltsiのバススタンド;上と街;下
035_640x480
038_640x480

バススタンド前の食堂で、食欲のないときはこのくらいで充分、50Rs;安くてうまかった
034_640x480

Khaltsiの街外れの橋;上が建設中、下が現行の橋037_640x480


インダス河にかかるアルチに向かうとき渡る橋
042_640x480

サスポルの村を過ぎると道はLikir方面の山に向かって登っていく
043_640x480


 途中ニムNimu or Nyemo の村でトイレ休憩14:00-14:15、レーのバススタンドには15:30に着いた、、ここは去年失敗したところなのでよく覚えていた、、なので去年の轍は踏みたくなかった、、確か街の中心まで日本の軽ワゴンのタクシー(ほとんどが現地生産のスズキ?)が100Rsのはずだった、、それをケチるのはよそう‥、、ところが去年はバスが着くとそこに何台かの軽ワゴンタクシーが待機していたのに、今年は誰もおらず誰も声をかけてこない、、なんか変だなぁ、と思いつつこちらからタクシーを捜す、、偶々やってきた軽タクに街までいきたいが、いくらでいってくれると聞いてみると何と200Rsとの返事、、オイオイオイ、一年で倍になるかよ!?、と別のタクシーを捜すとやはり同じ答え、、そんなバカな!!‥そんなはずない!!、、今度は聞き方を変える、、街まで100Rsで行くか?‥と、、そうやって何台目かでやっとこちらの希望にそうタクシーが現れ、荷物を積み込んでツーリストのたまり場に近い、ゲストハウスのたくさん並んでいる辺りまで行くことができた、、

ラダックの山々とBasgoのゴンパ(バスから)053_640x427_2

055_640x427Nimuのバススタンド近くのマニ車

Nimuの村、遠景;バスから、河沿いの木々が豊富なところに村ができている
056_640x427

去年もバスの中からこの風景を撮っているが、インダス河とザンスカール河の合流点;2枚
058_640x427
059_640x427

上記地点を過ぎ、インダス河の更なる上流部とレーに近い山なみ
061_640x427

8/19レー着、レーの街から旧王宮とツェモゴンパTsemo Gompa;下044_640x480


 宿の予約はしていなかったが、目星はつけてあった、、そこは去年安宿を探していたときに見つけたところで、そのときはあいにく満室で泊まれなかったところだった、、なぜそこを覚えていたかというと、そのあたりは適当な食べ物屋やみやげ物屋、トラベル・トレッキングエージェンシーが多く集まっているところで、料金が比較的安かったからだったが、一番の理由はそこの若奥さんがたいへんな美人で感じの好い人だったからであった、、今回は3Fの広い部屋が空いていて、部屋の前がベランダというか広い寛ぎスペースになっていて、とても明るく開放感のあるところだった、、それでバス・トイレついて500Rsは、それまでに泊まってたところが高いところばかりだったので、異常に安く思われた、、もちろん即決で、そこに3泊することになった、、たぶん今回インドで泊まった中ではもっとも満足ゆくものでしかも安かったのだった、、

お勧めのゲストハウスAtisha;下と3Fのフリースヘース(我々の部屋の前);下右052_480x640051_640x480_2

 しかしこのときわたしの体調は最悪に近かった、、何回か記しているようにレーの標高は3500mあるので、いきなり飛行機でついた人はたいてい高山病にやられる、、そのために我々は1800mのスリナガルからバスできて徐々に高度を上げてきた、、それは高山病対策のひとつでもあつたのだ、、それが効を奏してか、こんな高地を経験したことのないツレに高山病の症状は一切でなかったのである、、ところが去年も高山病で二日ほど不調だったわたしは今年も同様の症状がでて、動くことさえ容易ではなくなっていた、、最も著しい症状は頭痛だった(それとおなかの調子もよくなかった)、、考えられるのはその前から、インドに入国当初から喉をやられて熱こそでなかったが喉の痛みと鼻水に悩まされていたのが全然治っていなかったこと、そして高山病対策としては常識のひとつだった禁酒を犯してしまったこと、つまり着いた日の晩にビールで乾杯してしまったのが症状を重くさせてしまった原因のようであった、、なのでそのレストランで夕食をとった以降、次の日の夕方までわたしは外に出ることができなかった、、次の日快適な宿だったが、わたしはうんうん唸って、ずっとそこのベッドに寝ていた、、これ幸いとツレはひとりで出かけ、レーの街ブラを楽しんでいたようだった、、