独歩の独り世界・旅世界

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Guatemala生活 その5)Fin de Semana ②サンタマリアデヘスス

 サンタマリアデヘスス(いずれ宗教について書くが、この国は基本的にカトリックの国で、地名、村名、町名が聖書の聖人や使徒からとられているところが多い)はアンティグアの南、アグア火山の麓にある村である、アンティグアに来て初めてのエクスカーション(バス移動)だったのでちょっとわくわくしていた、その村に行ってみたい(行かなければならない)と思ったのには理由があった、昨日tourist police観光警察に行ったときに、Volcan Aguaアグア火山に登りたいのだけど引率してくれるのか聞いてみた、流石に警察もそこまでは管轄外だからと逃げられて、INGUAT(観光省)に聞いてくれとたらい回しされてしまった、そこへ行く時間がないと言うと、その場から電話してくれてINGUATの人と話すことになった、英語のやり取りだったが相手の言ってることがよく理解できなかった、ただ、なんでも一人当たり50ドルくらいかかるということだけはわかった、50ドル?馬鹿馬鹿しい、危険なことは聞いていたが、では一人で登れないものか?地図も何もない、登山口登山ルートもわからない、わかるのは毎日いやおうなく拝んでいたその威容3770mの高さと、その美しさだけだった、現場に行って事前調査が必要だったのだ~

 が、そこへ行くまでは容易なことではなかった、バスがあることはわかっていたが、もう馴染みとなっていたAntiguaのバスターミナルをいくら探してもサンタマリアデヘスス行きのバスが見つからない、基本的に人に聞くが好きでない性質なので、それこそ結構広い広場のようなターミナルを隈なく探す、が、結局見つからずgive up諦めて聞いてみた、その方向を指差してミニバスがあるとのことだった、言われたあたりに行って今度はミニバス(ワゴン車)を探す、しかし見つからない、それらしい車はあったが表示も何もなかったし、それはバスターミナルを出て小さな路地を入ったところに停まっていたので、そんなはずはないと思ってターミナルのほうへ引き返しまた別の人に聞いたりして、なんだかんだで1時間もバスターミナルをうろうろしてしまった、サンタマリアデヘススへ行く前にそこへの行き方の事前調査が必要であったかもしれない、しかしそのおかげで当日は迷わずそのバスを捕まえることができたのだけれど~(たまたま昨日読んだある旅に関する書物で、その著者は日本のガイドブックの後れてる部分や肝心の情報が載っていない点を指摘していたが、全くその通りだと思う、わたしはこの1件をわたしの持っていたガイドブックの出版社に現地から投稿した)

 結局、バスターミナルから外れたところに停まっていたワゴンが正解で人数が集まるとすぐに発車した、20分3.5Q(35円)アンティグアから200mも登ったか、アグア火山が間近だった、小さな村だかもちろん中央公園があって教会が建っている、その日はちょうど日曜日だったので市が立っており、その公園周辺は凄い人出であった、この村は完全に先住民の村、カクチケル族の民族衣装はきらびやかで目を見張る美しさであった(先住民の村の場合女性は100%ウィピルとコルテの民族衣装を身に着けている、それを身につけていない人は先住民ではないことを示すことになる、ただし男性の場合民族衣装を身に着けていたのはごく限られた地域だけであった、ここでは目にしなかった)

 さて、街を歩き回ること2、30分、だいたい村の主な通りを回ってしまったが登山道はわからなかった、人に聞いてやっと見つける、で、すこし登り始める、といってもまだ広い道だったが、何人かの下山者に会う、今(午前中10時半頃だった?)下山してくるということは前夜頂上に泊まっていることを意味している、山小屋はないはずだ、寝袋だけで野宿?いずれにしろその道が登山道で間違いなかったこと、結構登っている人がいることがわかる、この国でも登山がレジャーとして成り立っていることを知る、疲れきって下ってきた一組に情報を聞く、確かに上でビバークしたこと、登り5時間下り3時間くらいだと教えてくれた、それだけで十分だった、外国人はいなかったがガイドなんか連れている人は誰もいなかった、一人で登れると確信をつかんで30分ほどさらに下見のつもりで登ってからパルケセントラル(中央公園)に戻った、露天の市はほとんど地元民のための農産物や雑貨品だったのでざっと眺めて屋台の飯屋に腰を降ろす、流石に少し疲れていた、並べられている皿を指して注文、アロツ(米の飯)・焼きそば・ポテトサラダ・生野菜のサラダ・フレスコ(ジュースの類)で10Q(100円)は安すぎる、気分良くしてまたワゴン車に乗ってアンティグアに戻った(食事と足代で170円の旅だった)、、、

 午後、アンティグアの街でインターネットカフェを探す、インターネットカフェはやたらとあったのだが日本語入力ができるところは少なく、やっと見つけたところもやり方がよくわからなかったので仕方なくローマ字で、ともかく初めて自宅と友人宛にmailを入れてみた、確かに届いたようだった、明日返信を見るのが楽しみとなった、、アンティグアには庶民用のでかいメルカド(市場)のほかに、いわゆるスーパーマーケットが2軒あってそこはないものがないくらい何でも揃っていた(2軒は隣り合わせにあって食料品・酒類・日用雑貨品等、日本のスーパーと変わらない品揃えであった)、特にビールが安かったので、そのどちらもその後よく利用することになる、そのときはどちらだったか忘れたがビールとワインとチーズを仕入れ、すぐそばの庶民用市場のテイクアウトの店で面倒だったのでピザを買ってその日の夕食とした、ホームスティの難点は唯一、自炊が難しいことにあった~

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