独歩の独り世界・旅世界

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『独歩爺最後の旅』グアテマラ その1, 3年ぶりのグアテマラ

以下は主に今回訪れた国々の旅録となります。前述したように最初の訪問先はグアテマ

ラで、まずここが第一の目的地、何か国かを回れる世界一周券の中でもわたしにとって最も重要な国でした。その理由はいくつかあって、何度もその記事を書いてきたように、グアテマラはわたしが世界を回った中でも最も気に入った国であり(よって訪問回数も最多、今回で10回くらいか?)、それまでに親しくなり世話になった知人も多く、この旅を生涯最後の旅としたからには、ま、挨拶というかこれまでの友情・厚情に対するお礼をいっておきたいという想いが強くあった、何人かの知人はコロナ禍の渦中に暇潰しにしたためた「わたしのグアテマラ」という私家本に登場しているので、それを渡さねばという想いも強くあったのでした。あとは主だったところはほとんど回っていたけれど行きそびれていたところも何ヶ所かあったので、最後のグアテマラ旅を楽しむ意味で、おおよそ3週間をグアテマラ滞在に充てていました。

 

ということでこれまで何回か太平洋を越えましたが、ほとんどの格安航空券は日本(成田)~米国(LA,ダラス他)で、成田~メキシコシティ間の直行便利用は1~2回(アエロメヒコ)ビジネス利用は恥ずかしながら一度もありませんでした。なので今回初めてのANA、しかもビジネスを(一周券の航空券代はエコノミーの倍で70万円くらいだった+燃油とtaxが加算される。通常ビジネス代金はエコノミーの2.5倍~3倍くらいするから、それを思うと格安かもと)奮発したので、期するもの大であった。チェックイン、ビジネスラウンジの利用、優先搭乗とこれまで経験したことのない優遇に面くらいつつも、不慣れをごまかす方に神経をすり減らすことになる(お里はすぐに知れることになるのだが‥)。食事の豪華さ、飲み物のリッチさ、アテンダントの気配りに満足しつつも、しかし座席がフラットになっても結局は熟睡できなかったので、それも不慣れ(or身分不相応)ゆえかと諦めざるを得なかった。12時間のフライト(1/12 16:50成田離陸 現地時間1/12 14:00メキシコシティ着 時差15時間?)はやはり疲れたのであった。

 

年寄りに鞭打つ疲れの要因はそのあとも続く、到着時間のタイミングが悪かったのか、他の到着便と重なってイミグレは長蛇の列(ほとんど並ばなかったことの方が多かったように記憶していたのだが)、わたしは乗り継ぎだったので一応5時間の余裕はあったのだが気が気でなかった。イミグレを抜けると今度は荷物のピックアッフ、その重い荷を両手で抱えてLCCボラリスVolarisのチェックインカウンターまで、言葉が通じないながらもE-ticket(一周券とは別)を見せて強引に乗り切ってようやく搭乗ゲートについた時は2時間の余裕があった(一つには乗継便の出発時間を1時間間違えていたのとメキシコの空港はバカでかくてターミナルも二つあるが、そこは何度も利用していたのである程度の感覚はつかんでいたのがよかったと思われる)が、ここはラウンジの利用はできなかったのでスマホの充電と日本への連絡で暇はつぶれた。実は出発前に若い人からlineというもののやり方を教わり、何人かに登録もしてもらってあった。これは海外にいても字数制限気にせずにいくらでも登録者と会話(チャット)ができるというものだったので、今回の旅には必須のアイテムのように思え、やり方未熟のまま、ま、ちょうどよいテストの機会に恵まれたのだった(が、あとあとlineの功罪がでてくるのである)。19時発のVolarisグアテマラ便は半数の乗車率で、夜景(たぶんグアテマラシティだったと思う)も写っていた。2時間のフライトで21時ころ3年ぶりのグアテ入国。

ピンボケだがグアテLa Aurora空港着陸前

メキシコの空港とは比べ物にならない小ささの(このくらいの規模がちょうどいいのだが)以前と変わらぬグアテの空港は閑散としてて、イミグレも荷物のピックアップもすんなり終え、ただ有料になっていたカート(us2ドルだった)を借りるのに少々手間取ったくらいで30分もかからずに表に出たと思う、そこで指定の場所を探してWhatAppを入れてみる。繋がったかどうかわからないまま、しばらく待つがピックアップの車は来ない、すぐ近くだから5~10分くらいで来てもよさそうなものの、なすすべなし、ただ待つしかなかった。風変わりなよそ者老人を近くにいたポーター風の人が心配して声をかけてくれ、助け舟を出してくれた。親切にもそれらしき車を探してきてくれたのだった。両替してなかったので小銭がなく十分なtipを渡せなかったのが申し訳なく、悔いが残った。乗り込んだ車には先客の若い女性が二人いて、かつドライバーさんも女性だった。この車のドライバーさんが予約してあった宿のオーナーだったことが後でわかる。とても気さくで親切な30歳前後の若い女性だった。あてがわれた部屋は4人部屋のドミで(空港から歩ける距離だったがピックアップ付き、朝食付きで2000円くらいだったから超お得感があった)なんとその部屋に先の二人の女性の一人と相部屋になったのだ。もしかしたら追加料金を払えば個室もあったかもしれないが、その時は疲れ切っていて後先考えられず身体も全く動いてなかった。土産の入った重い荷物を3Fまでオーナーの女性にもっていってもらったほどで、言われたままシャワーを浴びただけで寝る態勢に入ったのだが頭だけが冴え切って(あるいは女性が同室だったのもあるが、本当は荷の片づけをしたかったのだが、他人がいることでライトはつけられないし物音にも神経を使うで迷惑をかけてはならないという緊張感もあったと思う、それがドミの最大の難点)結局一睡もできずに朝を迎えることになったのだった。ビジネスでも眠れずもドミでも眠れず、ほとんど寝不足状態でグアテ初日を迎え、さてどうする?であった。