独歩の独り世界・旅世界

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2014の旅 12 , カルタヘナ Cartagena/Colombia

  グアテマラシティアウロラLa Aurora国際空港は、世界の国際線網からすればローカルであった故に深夜や早朝の発着便が多かった、、これまでに米国経由、米国系エアラインで帰国する際、Antigua発朝4時の一番のシャトルを利用しなければならないことが何度かあった、、そのシャトルはたいてい旅行者でいつも満席だった、、‥が、ありがたいことにこの日(3月3日)のCopa AirlineのフライトCM537は12:30発だったので、朝9時発のシャトルで十分間にあった、、しかし、それは同時にその夜カルタヘナCartagena/Colombia着が深夜になることも意味していた、、実はこの安ticketも購入時にはもうひとつの選択が可能だった、、それはグアテ発が早朝で、その場合は朝4時のシャトルを利用しなければならなかったが、その代わりカルタヘナ着は夕方だった、、で、早朝発か深夜着かで少し迷ったが一般的には知らない土地の到着は早いにこしたことはない、、特に宿泊先が決まっていない場合は迷うことはなかったはずだ、、このときはカルタヘナの宿は一応ネットで探して予約しておくつもりだったので深夜着でも何とかなると思っていた、、ただそれだと空港からの足としてタクシーを使わなければならないことに躊躇いがあったのだ、、が、よく覚えていないが、そのときは単純に朝4時のシャトルに乗るための3時起きと深夜23時カルタヘナ着&ホテル24時着のどちらが楽かを比較して後者にしたような気がする、、ま、どちらもそれほど楽でないことは確かだった、、それだけではなかった、、Guatemala cityからCartagenaへ飛ぶ場合、直行便はなかったから最も短時間ルートとしては(価格にこだわらなければ)おそらくGuate→Panama→Cartagenaというフライトになったと思うが、この安ticketの場合以下のルートを経由することになっていた、、Guate→San Jose<Costa Rica>→Panama→Bogota<Colombia>→Cartagenaで上記最短ルートの倍の時間がかかるということだった、、安いticketというのはそういうものなのだ‥、、

 その朝、初めてのことだったが田代から一人の女性と空港まで同乗となった、、田代にいたときは全然話したことがなかったが、空港までの小一時間、これも早朝だったらみんな寝ていておしゃべりなんかできないし、する人もいないのだけれど、このときはお互いの旅の話で尽きることがなかった、、京都の女性Mocoさんはまだ若い、それでも一人で世界一周しているツワモノだった、、彼女はわたしのフライトと同じころのSprit Airで米国に飛ぶといっていたが、やはり格安ticketだったので何回か乗り継いで到着は夜になるといっていた、、ま、はっきりいって同類で、こういう人と出会うと年の差なんか気にせず意気投合する、、ちょっと出会い(話すの)が遅すぎたが、こんな感じの人(旅のツワモノ)は田代に行けばいくらでも出会える、、その田代さんにはその朝、また来れたら来ます、と別れの挨拶は告げていた、、ただし去年は多少の荷を置かせてもらっていたが、今回は次があるかどうか微妙だったので一応全ての荷を携えてのことだった、、

 Guateの空港での待ち時間は2時間ほどあったが、あとでまた会おうとお互いのチェックインカウンターに別れた後、彼女の姿を見かけなくなってしまった、、わたしはそのあとの食糧事情が心配だったので少し腹もちしそうなものを腹に収めて搭乗を待つことになった、、定刻12:20の離陸、1時間半のフライトでコスタリカ/サンホセ着、この間サンドイッチと飲み物が出てアルコール(ビール)も飲めた、、その便は30分の駐機で客の入れ替えのあとにパナマまで飛ぶことになっていたが、なんとそこで機内に留まってパナマに飛ぶ客はわたし一人であった、、かなり空席が目立ったがグアテから乗った人はわたし以外は全てサンホセで降りたのであった、、普通パナマまで行く人はこんな便は使わず直行便で行くのだろうと想像した、、サンホセからの乗客を乗せたその便は1時間10分飛んでパナマ15:40着、、パナマは時差が一時間あってパナマ時間16:40だった、、この間もサンドイッチのような簡単なスナックと飲み物(アルコール含む)が提供された、、パナマでの待ち時間は2時間で18:40発の同じくCopa Airline CM629はボゴタまで今度は1時間20分ほどのフライトだった、、ここで入国審査を受ける必要ありということでイミグレでチェックを受け(ほとんど並ぶこともなく簡単だった)荷物もここでいったん受け取るのかと暫く待ったが出てくる様子なく、近くにいた美人のセニョリータに聞いて見ると、わたしの場合はカルタヘナ受け取りになると親切に教えてくれた、、わたしのスペイン語が何とか通じたことよりも、その近辺にいた係員のセニョリータが噂通り揃って美系だったことのほうが気持ちを明るくさせた、、それからカルタヘナへの同じCopa Airline CM7478のゲートを探すのに、それは国内線になるので少しまごついてしまって、ほとんど待つことなしの搭乗となった、、21:15発の便は22:30にカルタヘナ着、、この便は国内線だったのでソフトドリンクがでただけだったが、その前のパナマボゴタ間のフライトでは、その前のグアテ~サンホセパナマと同じサンドイッチ類の軽食がでて、結局その日3回も同じようなパンをもらうはめになったが、それがその夜の貴重な夕食となったのだった、、カルタヘナでは入国審査は終わっていたから荷物を受け取るだけ、すぐ空港をでたが流石に街まではタクシーを利用せざるを得なかった、、それでもホテルは予約してあったので、そこまでのプリペイド価格は10300ペソ(この通貨に慣れるまで時間がかかったが、あとからそれは500円くらいだったことを知る)ということを教えてもらい、行き先を告げ難なくホテルにたどり着けた、、ホテル着は真夜中(24時)になるのを予想していたが、それよりも1時間早い到着だった、、そこは荷物を運んでくれるポーターがいて、わたしには贅沢なホテルだったが、ま、コロンビア初日、しかも夜到着だったのでしかたなかった、、価格は朝食付きで一泊3000円少々の中級?の宿だった、、

Guate/La Aurora国際空港;上とグアテ市上空から;下037_640x427 039_640x427

飛びたつとすぐに見えてきたAntigua周辺の三山、一番手前がVolcan Agua、その向こうにVolcan De Fuego左とVolcan Acatenangoがみえている041_640x427

サンホセ国際空港;右とサンホセ市街;下047_640x427 050_640x427

カルタヘナのホテル8Fから旧市街、その向こうは海052_640x427

 コロンビアの物価は高そうだということに、そのホテルを検索していたときに気がついていた、、それも首都ボゴタより更にこの世界遺産の街カルタヘナは高いように思われた、、ま、観光地価格ということか?、たとえネット予約する場合でも3000円以上の宿は基本パスで、このあとのボゴタ、キトー、リマも一応ネット検索で安宿を探し、すべて2000円前後の宿をみつけてあったが、ここだけはそれより安い宿はドミ以外にみつけることができなかったのだ、、ま、その分エアコン・バス・トイレ・朝食がついて、久しぶりにリッチな気分を味わう、、次の日の朝の朝食も悪くはなかったのだった、、

 さて、一応そこに2泊の予定で、次の日一日カルタヘナ巡りをする、、ここは城壁に囲まれた旧市街(ここはスペインが統治したときの重要な貿易港であって、当時頻出する海賊対策のため頑丈な城壁都市が築かれた)が世界文化遺産登録されていて、その範囲はほとんど歩いて回れることはわかっていたから(今回もガイドブックは持っておらず、断片的な情報しかなかったが)ホテルのフロントで簡単な地図をもらい、そこへの行き方を聞いて、朝食後早速街ブラに出かけた、、ホテルはその城壁に囲われた旧市街の外側にあったが、それは道一本隔てているだけでメインゲートとなる時計塔(Torre del Reloj)のある広場までも歩いて10分くらいだった、、城壁内散策の前に近くの島々に渡る船が出る埠頭や高級ホテル・高層ビルの立ち並ぶボカグランデBoca Grande地区が見渡せる海岸線を一通りぶらついてから旧市街・城壁内に入る、、昨日到着時から、いや着く前からわかっていたことだが、ここはかなり暑いところで、もちろん前日とはまったく異なる服装で歩き回っていたが、いつもほとんど水なしで長時間歩けるのだけれど、この日は途中で水分の補給をする、、歩き回るだけで相当疲れた、、やはり年相応に疲れるようになったようだ(しかしあとから振り返れば、その後3週間ほどコロンビア~エクアドル~ペルーと旅したが、天気がよかったのは唯一ここだけだったのだ!!)、、城壁内の雰囲気はすこぶるよくて、コロニアルな建物、重厚な建築群、数多の教会、みやげ物屋やレストラン、一般庶民の商店や大学・学校もあって市民・学生・旅行者であふれていた、、こんな雑多でレトロな感じのコロニアルな街並みは、ま、地理的・歴史的に似たような条件下にあったキューバハバナやメキシコのカンペチェを思い起こさせ、世界遺産も納得といったところであった、、3~4時間くらい歩き回ったか?疲れきって食べ物屋を探すが、観光地の常で安そう&入りやすそうな店をみつけられず、いったんホテルに戻る、、そのホテルの昼食はバイキング形式で安かったのだけれど、それまでのグアテマラ食に飽きていて、そこではどうしても魚が食べたかったので近くの定食屋でペスカドフリト(PescadoFrito魚フライ)定食を注文、、ここでは言葉がそれほど通じなかったが、写真がでていたので希望したものを食べることができた、、しかしそれほど安くはなかった‥、、ここの通貨には一日でなれることはなかったのだが、ボゴタの空港で最初に50ドルだけ替えたとき受け取った額は96000コロンビアペソだった、、あとで計算すると1ドルは1920ペソ(その後ボゴタでは1980で替えられた)、ということは、おおよそ100円=2000ペソということだった、、それを頭に入れて換算すると途中で買った清涼飲料が2000ペソ;100円、魚フライ定食10000ペソ;500円、ビール2000ペソ:100円‥決して安いとは思えなかったのだ、、

旧市街散策;上から①時計塔のある広場、②埠頭、③ボカグランデ地区遠望、④San Pedro教会のドーム(城壁の外から)、その下は⑤城壁内から波止場、⑥SanPedro教会、⑦⑧ハバナやカンペチェを思い起こさせた街路;2枚、⑨街角の屋台(タイミングがあわず食せず)、⑩魚フライ定食

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⑦⑧074_427x640 077_640x427

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 そんなんでそのあとホテルに戻って午後は少し昼寝、夕方から少し離れたところにあったサンフェリペ城塞(Castillo San Felipe、ホテルから歩いて30分くらい)にいったとき、入場料が7900ペソといわれ、とっさに日本円でいくらかわからなくて、なんか高すぎるのでは?とゴネてしまった、、シニア料金設定はないのかと聞いたら外国人はダメとのこと、旧市街の美術館等入場料のかかるところは一切入らなかったが、ここは丘の上に築かれた堅城不落の要塞で、沈みゆく夕日が望めるのではないかと思っていわれるままに支払った、、堅牢な城砦の高みからの眺めは悪くはなかった、、それでカルタヘナはもう十分に思えた、、が、やはり夕食に苦労する、、夜の街をふらつきながらどこにしようか迷って結局はいつものパターン、どこにでもあるポヨ(Pollo;チキン)バーガー・フライドポテト&ビールをtake outしての部屋食になってしまったのであった、、

ホテル近くからSan Felipe城塞遠望079_640x427

San Felipe城砦とそこからの眺め;4枚103_640x427 090_640x427 091_640x427 101_640x427