以下の記事はコピーです。完全に手抜き、正直にいうとご存知の方もいるかもしれないが、わたしが某所に書いた記事をそのままコピーさせてもらった。自分が書いたものを勝手にコピペしてしまうのは、少々心が痛むが、けっこう黙認されているようなので今回だけお許しを乞う次第です。実際は前回の記事Comitan~Carmen Xhanとセットで一ヶ月くらい前に某所に投稿しました。そこはここよりももっとアクセスが少ないところなので、一ヶ月の閲覧数は5回(5人?)だけでした。ま、きっと誰も知らないところだし面白くないのはわかってますから、そんなものかもしれません。いずれにしろ前回の続編で(Comitan~Carmen Xhanは書き直したのだけれど)内容を変えようがないので、そのまま持ってきてしまいました、読みなおしておかしいところだけ手を入れます、、
// おそらくこの街(?都市ではないのだが、この地域の中心の街なのであえて都市というタイトルをつけた、実際グアテマラには都市と呼べる街はグアテマラシティとケツァルテナンゴ<通称Xelaシェラ>の2都市しかない)を紹介している記事は未だないのではないだろうか?もしかしてWikiで出てくるかどうか? ‧ ‧ ‧出てこなかった、なので前回同様、もし初めてこの街を紹介するのだとしたら、これまた無上の喜びである。
もちろん観光地でもなんでもなく旅行者にとっての見どころもあるわけではない(グアテマラ人以外が通過するのも稀であろう、ましてや普通の旅行者がくるようなところではない)、が、この地域の中心をなしていて周辺域を含めた人口は3万を超え、人口からいえば都市といえるかもしれない?、特異な点はそこが3500m越えている山上にあって、しかもどこにも平地(平らなところ)がないところに立地している街ということである。その山岳都市の風景が素晴らしいとも美しいとも、わたしは思ったのである。昔からの伝統がそのまま生きている、純粋なマム系マヤ(キチェに次ぐ人口を誇る純粋マヤの系統)の人々が住む地である。わたしがこの地を訪れるのは2回目であるが、観光地化しておらず、素朴なマヤの人々の日常に接することができる貴重な地、そして限りなく山岳風景の美しい場所だったので、この街の魅力をぜひ紹介したかったのである(2年前に訪れたときは通過しただけだったので ‧ ‧ ‧、、)。
さて、前回の記事でわたしはメキシコCarmen XhanからグアテマラGracias a Diosに入国したところまでを書かせてもらった。今回はそこからこのSan Mateo Ixtatanまでの話となる。12時半ころ国境ラインと思しき峠を越えると道は下りとなった。その舗装された自動車道の両側は商店が並び、テノシケからの国境でもそうだったように、主に衣料品を扱う(メキシコとの交易の)お店が多かったように思う、いずれにしろここグアテマラ側はメキシコ側Carmen Xhanのような静かな村ではなく、もっと大きくて人口もそれなり多そうでメキシコとの交易を商う商店が並ぶ街のようであった。このくらいの街なら、たぶんどこかへ行く乗り合いのコレクティボ(ワゴン車)がでているだろうと、それを探しながら坂を下っていった。わたしはその時グアテマラに入ってからの情報はまったくもっておらず、ただどこかへ行く乗り合いはあるはずだ、その行き先に従っていけるところに行こうというつもりでいたのだ。その辺りの地理はだいたい把握していたから、どうにでもなるという自信はあった。街といってもこの通りだけである、国境から10分くらい下ったあたり、ちょっと大きな建物の前に一台のワゴン車が停まっていた。早速聞いてみると確かに乗りあいで、どこまで行くのかと聞くとNentonとの答え、どこへ行きたいのか逆に聞かれたので、山の方、できればSan Mateo Ixtatanにいきたいと答えたのだが、そのときの相手が悪かったのかもしれない。よく情報を知っている奴ならNentonからSan Mateoにいくバスが出ていることを教えてくれてもおかしくなかったはずなのだ。が、そいつはなんともう一社コレクティボが出ているからそこで聞いてみたらと、その場所を教えてくれたのだった(もっともすべてわたしの拙いスペイン語での会話だから行き違いも多々あったと思われるが)。2~3分のところにあったもう一社にいってみた。ワゴン車が何台も並んでいた。で、このコレクティボはどこまで行くのかと聞くとBarillasとのこと、その場所も知っていたし確かにそこからSan Mateoにいくバスがあることも知っていたが、つまり漸くその時点でそこからいけるのはNentonとBarillasの二ヶ所しかないことがわかったのだった。そこのドライバーらしき男はSan Mateoに行きたいのならNentonに出た方が早いと、ちゃんと教えてくれたのだった。その時点ではわたしも了解していた、Barillas経由だとNentonからの2倍ほど遠回りになり、まずその日のうちに辿りつくことはとうてい不可能なことは明らかだった。で、すぐに先のワゴン車のところに引き返したが、すでに遅しでそれは出てしまっていたのだった。これが致命傷となったのである、、すぐに次のワゴン車がくるといってくれたが(15分おきに出ているといってたが)次のがきて出発するまで20分ほどかかった。その間に少額の両替をし昼食代わりにフライドポテトを買って食べながら待つ、そこからNentonまでは50分くらいかかって15Qケツァル 1Q=約14~15円だから200円くらい?Nentonに着いたときすでに14時を回っていたのだった。どこからバスが出ているのかも何時のバスがあるのかも知らなかったので、とりあえず人に聞いてバスターミナル(といってもただの広場だったが)を探し、5分くらいのところにあったその広場に停まっていたバス(1~2台だったが)のところにいた人に聞いてみた。San Mateoにいくバスはあるか?、そしたらなんと今出たばかりとの返事、次のバスは明日の朝までないとのこと、しかし次の言葉に勇気づけられた、トゥクトゥクで追いかければ追いつくかもしれないというのだ。この時は聞いた人が正解だったようだ、その人はすぐにトゥクトゥクのドライバーを探してくれて、ことのなりいきを説明してくれ、わたしはすぐにそれに乗って追いかけたのだが、あるいはその人がバスのドライバーにケータイで連絡をとってくれたのかもしれなかったのだ。というのも10分ほど早く出たバスをトゥクトゥク(3輪車)で追いかけるのは容易なことではなく、20分走っても影も形もなかったからだ。途中で追いつくのかどうか心配になって(同時にトゥクトゥクのドライバーにいくら請求されるか心配になって)その若いドライバーに追いつけそうか聞いてみたら、この先に一軒のtienda<お店>があってそこで待っててくれる可能性はあるとのことだったので、とりあえずそこまでいってみることにした。14:40に確かにその店の前で待っててくれて何とか追いついたのだけれど、ターミナルにいた人がtelしてくれてなかったらおそらくそこで待っててくれた可能性はなかったと思う(本当のところはわからない)。ドライバーの請求60Qは事前交渉してあったわけでないから、30分も追いかけてくれたにしては良心的だった。もちろんその痛手はわたしには大きかったのだが、そこで追いつけたことはそれ以上の価値があったことが後からわかった。バスはすぐに出発して、未舗装の悪路を登っていった。
下り坂の両側に商店が並ぶ(グアテ側の方が活気があり、ここは街といってよかった)、、
Barillasへ行くワゴン車のターミナル? Nentonへの道から
その脇にTuktukの溜まり場
待っててくれたチキンバス(わたしがグアテマラに惹きつけられた最大の魅力がこのチキンバスである。たぶん以前にその魅力については書いていたと思う)
Gracias a Dios~Nenton間はほとんどアップダウンはなく、平地の舗装路をいったが、Nenton~San Mateo Ixtatanは未だにこんな道があるのか、よくまあこんな道をバスが通ると驚くほどの世界でもまれな悪路(もちろん未舗装路)、しかも山岳路(2000mほどの登り)であった。トータルタイムはNenton~San Mateo Ixtatanは4時間、わたしが乗った地点からでも3時間半かかっており、恐らく時速10~20kmくらいしか出せない道だったのではないかと思う。しかし、わたしにいわせるとこんな悪路も貴重な体験に華を添えているように思う、、この悪路が故に、ほとんどバスも通らず旅行者も通らないが故に、素朴さは残されているのである。そして車窓からはさえぎるもののない山岳風景を堪能させてくれたのである。そこから見える山々は線で引かれたグァテマラ国境をはるかに超えてグアテマラから続くメキシコ側の山々の連なりである。悪路に揺られながらの車窓に魅入られずにはいられなかったのだ。この悪路~山岳風景~素朴な山の民とその生活、そしてたどり着いた先の山上都市San Mateo Ixtatanが、おそらくまだ誰にも紹介されたことのない、ま、ただのひねくれものの絵空事としてかたずけられてしまうかもしれないが、わたしの推奨するルートとなったのである。到着は18:15、すでに暮れかけた街でホテル探しに苦労する。人に聞くとarriba<上>にあるというのだが看板も何もでておらず、行ったりきたり、漸く一軒見つけてその日の寝床を確保する。レストランも一軒あって教えられたところで食事もとれた。
そして次の朝何やら外がざわついていたので6時ころ起きてみてビックリ、昨夜誰もいなかった下の路上に人が溢れていた、朝市であった。その市は日曜と木曜に開かれているようで、つまりあのバスを追いかけて乗らなかったらこの光景は目にすることはなかったのであった。そんな昔からの伝統に守られたSan Mateo Ixtatanの街並み、人々、朝市の様子、そして遺跡があるというので訪れたマヤの遺跡(それと前日のバスからの山岳風景)などの写真を載せておきますので、少しでもその感じを味わっていただけたら幸いです、、
バスに乗ってすぐ、San Mateo方面と別の村(Finca)へ行く道との分岐あり、このあとは山の上まで分岐はなし、このあたりで標高は2000mくらいか?
この辺はまだ低地だが、正面に見える特異な形をした山を目指してバスは登っていった;5枚
山上の民は厳しい環境下で素朴な半自給自足の暮らし;4枚 バスが運んできた荷を受け取る
山上からはるかメキシコの山々を望む、このあたりで4000mくらいか?;4枚
18時過ぎに到着したサンマテオイスタタンのパルケセントラルとカテドラル
教えてもらったりレストランは、こんな山の中とは思えぬほど、おいしいカルネアサド(ま、ある意味グアテマラの定番メニュウ、ビフテキ)が25Q(350円くらい)で食べられて大満足、ビールは10Q
翌朝6時半ころ日の出、朝市は6時ころから始まっていたようだ;6枚
一人も客が泊まっていなかったホテルのオーナーPabloはホテルの目の前の雑貨店も経営していて街の有力者だったかも?
Pabloに礼をいって写真を撮らせてもらって、次のバス(9時半だった)でHuehueに向かった、、