独歩の独り世界・旅世界

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コミタン Comitan~カルメンシアン Carmen Xhan

 その日(2月15日 5日目)メキシコ・べ二トフアレス国際空港を朝の7時半に飛び立った先は、インディヘナ(先住民)が多かったり、サパティスタの本部があったりする美しい街サンクリストバルデラスカサスSan Cristbal de Las Casas(通称サンクリ)があるメキシコの辺境に位置するチアパス州の州都トゥクストゥーラグティーエレスTuxtla Gutierrez(以下Tuxtlaと表記)という街へ飛ぶためだった。といってTuxtlaに用事があったわけでもないし、そこが目的地であったわけでもなかった。わたしがその時行こうとしていたところはサンクリストバルデラスカサスよりさらに西、グアテマラ国境まで1時間くらいところにある街コミタンComitanというところを目指していた。コミタンという街自体は一度(か二度、もうよく覚えていない)バスかワゴン車で通り過ぎたことはあったが、今回はそこに滞在するつもりであった。今まではサンクリストバルへは、オアハカからだったり、パレンケからだったり、ほとんどバスでアクセスしていたのだけれど、もうシティから13~14時間かけて夜行バスでいく気はなくなっていた。というのも一等バスでも13,4時間かかるそのルートはバスで1000ペソ~(6000円?)くらいしたが、今ではLCCを使って同額くらいでその地にいくことができたからだ。ただあいにく、サンクリにもコミタンにも空港はなく、その最も近い空港がこのTuxtlaだったのだ。その日利用したLCCはVolarisで、飛行時間は1時間半、日本で手配したticketは5000円くらいだった(もちろん円払い)。早期予約だったからその価格で手に入ったと思うが、逆にいうと昨年の秋にそのticketを見つけたときすぐに購入し、それから旅のルート・日程を決めていくというのが、最近のわたしのやり方であった。それでも今回の旅ではこのコミタンという街がメキシコでの唯一の目的地だったといってよかった。追々そのわけを説明していくことになる ‧‧‧、、

 さて、そのVolarisは離陸は少し遅れたがほとんど定刻の9:10にTuxtlaのAngel Albino Colzo国際空港に着いた。昼間の飛行でしかも窓側の席を得ていたので結構視界は楽しめた。ターミナルは立派な建物であったが、規模は知れていた。いずれにしろ初めての地、空港からの足はどんな手段があるのか、情報はまったくもってなかった。レンタカーのカウンターやタクシーのカウンターはあったがバスのカウンターが見当たらず、インフォメーションも見つけられなかった。仕方なく一旦外に出てみた。タクシー乗り場はすぐに見つかったが、バス乗り場はなさそうだった、とするとタクシーしかない?タクシーでTuxtlaの街までいってバスを探すしかないのかと、がっかりしながらうろついていると一台のワゴン車が停まっているのが目に入った。が、そこにがスタンドだったわけでもなく、車に行き先表示も何もなかった。それでも何人かの乗客がticketを渡して乗り込んでいく、そこにいたのはドライバーだったか、その会社の係り員だったかわからなかったが、ともかく聞いたほうが早いと思ってこの車はどこに行くのか聞いてみたら、なんとサンクリストバルという答えが返ってきたではないか!? 慌てて、わたしもサンクリに行きたいのだが、どこでticketが買えるのか、あなたから買えるか聞いてみると、ターミナルの中とのこと、値段は?180ペソとの返事だった。そうこうするうちにその車は発車してしまった。次は何時?さらに確認するとどうやら定員になり次第ということのようだった。すぐにターミナルに引き返してticket売り場を探してみると先ほどは目に入らなかったカウンターの一角に、ちゃんとサンクリシャトルと書かれたブースがあったのだった。こうして漸く乗り込んだシャトル(12,3人乗りの大型ワゴン車)9:50に定員となってTuxtlaの空港を後にしたのだった。この時かなり慌てていたので、その時の模様や空港の写真を撮ってなかったのが後から悔やまれた。

朝のメキシコの空港は日の出の時刻時間だった、、(相変わらず写真はボケ気味でスミマセン)Img_0246

メキシコは高い山が多いのだけれど詳しいことは知らない、いずれにしろ冠雪しているのだから4~5000m級か?;3枚
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Angel Albino Corso空港着Img_0259

 前にもどこかで述べたことがあるが、今はメキシコはどこも完全舗装で道路は完璧だった、そこをかなりのスピードで飛ばしていくのだが、その辺りの景色は特に目を見張らせるほどのものではなかったし、この時は真ん中の座席だったから、その時の風景写真も撮ってなかった。何度か訪れたことのあるサンクリの街の入り口、OCCのバスターミナルや近郊にいくコレクティボ(これも乗り合いワゴン車のこと)の会社が建ち並ぶ国道190号線上の一角に着いたのはちょうど11時ころだった。ここからはコミタンにいくバスがあるのはわかっていたしコレクティボもあるのではないかと思ってその会社を探してみる。で、それはあっちという感じでききながらそこに行きつき、呼び込みにいくらと聞いてみると55ペソとのこと、割と安いと思いながらticketを買って乗り込み発車を待っていた。が、すぐに発車する気配がなかったので、写真を撮ろうと思って一旦降りてウロウロする、、で、見るとはなしにその車の胴体に書かれていたその車のルートが目に入って不審に思った。コミタンの文字はどこにもなかったからである。おかしいなと思って先ほどticketを購入したやつに確認してみると、なんとTuxtlaとの答え、どういうことだ!?一瞬訳が分からなかったが、どこかで錯綜してしまっていたようだ。それでもとにかく出発する前でよかった、下手したらTuxtlaに戻ってしまうところだったのだ。改めて、わたしはコミタンに行きたいのだと告げて、代金を戻してみもらって、コミタンにいくコレクティボはどこかと聞いて見ると、脇に停まっていたタクシーを指してコミタンはあの車だと教えてくれたのだった。つまりどちらも同じ場所から発車していたようで、そんなことは知らないわたしは、そこにいたコレクティボを行き先も確認せぬまま、てっきりコミタンへ行くコレクティボと思ってしまったのが真相のようだった。そのタクシーも乗りあいで、コミタンまで行くのか、いくらか、いつでるのかとドライバー氏に聞いてみると、料金は70ペソ、客が集まり次第出るとのことだった。まだ客は一人しか乗ってなかったので、了解して、隣接していたOCCのバスターミナルに出向いて、次のバスの料金と時間を確認してみた。バスだと30分後92ペソとのことだったので、時間的にも料金的にもタクシーに利がありそうだったのですぐに戻って、タクシードライバーに70ペソを渡した、、そのあとすぐに二人組の客(スペインからのカップル)がやってきて乗り合いタクシーは11:25にサンクリを発った。だから今回サンクリは、ま、素通りということになったのだった。道中は先に乗っていたメキシカーナとスペイン人カップルは同じスペイン語だから情報交換しながら大いに盛り上がって、それに口をはめるほど話せなかったし、半分も聞き取れなかったが、ま、タクシー内の雰囲気はかなりハイになってるのはわかって退屈はしなかった。このルートは何回か通っていて、見どころ少ない単調な道ではあったが、タクシーは飛ばせるだけ飛ばして(車も少ないし、信号なんかまったくないから)約90kmの道のりを90分で走り抜いた。コミタン着は1時ちょっと前、同じく190号線上のコレクティボの会社が数社並んでいる辺りで降ろされた。

 

Angel Albino Corso空港~San Cristbal de Las Casas間のコレクティボ、サンクリに着いたところImg_0262

その周辺はバス会社やコリクティポ会社が並ぶ;サンクリの入り口Img_0265

間違えてticketを買ってしまったTuxyla行のコリクティポとその隣のタクシーがコミタン行の乗り合いタクシー Img_0266

コミタンの国道190号線、この付近で降ろされたImg_0267

 では、なぜコミタンだったかを少し説明しておこうかと思う。いずれにしろわたしはその時グアテクマラに入ろうとしていた。陸路でグアテマラに入るもっとも簡単な方法は、これは何年か前にそれを使ったときに書いていたと思うが、サンクリから出ているシャトルバス、例えばグアテマラのシェラだったり、サンペドロだったり、アンティグアへ直行するシャトル(チャーターのワゴン車)に乗るのが最も簡単で早くて確実で快適な方法であった。ただ今回も同じ方法をとるつもりはなかったからわさわざコミタンまで来たのであった。ちょっと話が脱線するがわたしはあるところにこのグアテマラへ、メキシコからの陸路での入国ルートについての情報を書いていているのだけど、正式にイミグレのある6ヶ所の国境のうち、5ヶ所までは自らの足で越えて、その経験を書いてきた。が、残る一ヶ所が数年前から、場所は知っていたがなかなかそこを通ってみる機会がなかったのだ。で、初めていうのだけれど実は今回の旅の目的の一つが、その国境を越えることにあったのだった。問題はその国境へたどり着くルート、手段がわからなかったのである。つまりどこからそこへたどり着けるかということをまず調べる必要があったのだ。で、その位置からすると、それはコミタンからしか考えられなかった。なので、第一の目的地はコミタンとなり、次はそこへいくコレクティボをコミタンで探してみようと思っていたのだった。その国境とは、グアテマラ側はGracias a Diosという街であることは数年前からつかんでいた。ただそこを見つけたのはグアテマラの地図でだったから、メキシコ側の地名はわかってなかったのだ。だからコミタンに着いて最初にしたのはホテルを探す前に、そこへいくコレクティボの情報を聞いてみることだった。というのもタクシーを降りたところがコレクティボの会社が数社集まっているところだっので、情報を得られるかもしれないと思ったからだ。最初の聞いたところは、そこからグアテマラへのメインルートである190号線上の国境の街シウダクアウテモックCiudad Cuahtemocへ、そして国境までをそのルートに持つ会社だった。だからグアテマラに入国したいんだが、とそこのticket窓口の女の子に聞いてみると、当然メインルートを教えてくれ、自社の車でいけるといわれてしまった。いやそこではなく他にも国境はあるだろ?と下手なスペイン語できき返すが要領を得ない、というかわたしのスペイン語はその程度でもう行き詰ってしまうのだった。表に出てさらに呼び込みの男に声をかけられたから、同じ質問をしてみる。と、今度は少し通じて、自社の車はそこへいかないといってきた。その場所は何ていうところで、そこへいく車はどこから出ているのかを更に聞いてみた。そのコレクティボがでている場所は今度はヒアリングの問題で聞き取れなかったが、その場所(村?)名は、紙に書いてくれと頼んだら書いてくれてはっきり知ることができた。そこにはCarmen Xhan(カルメンシアン)と書かれてあった。これは大きな成果であった、漸くメキシコ側の国境の街(村?)名をと知ることができたのだ。その時は特に急いでいたわけでなく、その日にそこへいこうと思ってなかったので、ひとまずホテルを探すことにした。安ホテルの場所もその時聞いていたから、教えられた道を歩きだす、が、この時もはっきり聞き取れてなかったから、安宿探しも苦労して、そのあと2,3回聞いてようやくわたしの納得いく値段のホテルにたどり着くことができた。その間2~30分を要し(最初にいったところは少し高かったのだ)、そこにたどり着いたときはけっこう疲れ切っていた、というのもコミタンはけっこう暑いところだったし、ここは山の上に街をつくったというようなところで非常にアップダウンの多い街だったからだ。そのホテルはしかし350ペソ(2100円くらい)にしては上等だった(最近のメキシコでは500ペソ以下は、ま、安宿に分類されると思う)。そこのセニョリータから情報収集するもCarmen Xhanへ行くコレクティボの情報は得られなかった。が、パルケセントラルに行けばインフォメーションがあること、そしてそこへの行きかたと洗濯屋(lavanderia すぐ近くにあった)の場所なんかは親切に教えてくれた。チェックインしたのが14時ころで、荷物の整理をしてシャワーを浴びて着替えして、洗濯物を抱えて街に出た。最初にすぐ近くにあった洗濯屋で洗濯物を預け(2kg28ペソ170円?)それから坂を登ってパルケセントラルを目指した。たったの数ブロックなのだが、けっこう息が切れた。幸いにインフォメーションは開いてそこの若い男の子も親切にいろいろ教えてくれ、あまり詳しくないチアパスの観光地図は手に入れることができた。が、そこにはCarmen Xhanは載っておらず、わたしの質問に(Carmen Xhanへ行くコレクティボの会社)はっきりした答えはもらえなかった。しかしそれはここでもわたしのhearing能力の欠如のせいだったかもしれになかった。彼はこの辺かもしれないという場所をいってくれたのだが、それをはっきり聞き取れてなかった可能性が、あとから思うとあったのである。そのあと30分くらいはそのパルケセントラル(中央公園)の屋台で食べ物を仕入れて、休憩兼食事の時間として少し休んでから、再び歩き出した。それから2時間くらい、かなり遠くまでそぞろ歩いたが探しているコレクティボの会社は見つけられず諦めてホテルに戻ることにした(もう一日滞在してもいいと思っていたので)。ところが、ホテルの手前に、実に3軒ほど隣りにコレクティボの会社があったのを見つける。しかもその社名がCarmen Xhanと同方向にあるモンテベロ国立公園Parque National Montebello へ行く会社であった。もしかしたらこの会社だったのかと思って早速聞いてみる。結果的にそれは違っていて失敗だったのだが、この時は何も知らないから、そこの社員(ドライバー?)がいうには自分のところの車はCarmen Xhanにはいかないが、その途中にあるCarmen Xhanへの分岐まで行くから、そこで降りて乗り換えていけるという返事が返ってきた。いや、その時は喜んだ、灯台下暗しとはこういうことをいうのか!? そうだったのか、ホテルの3軒隣にあったとは !! しかもその会社には屋台に毛の生えたような食事をするところがあった。ちょうど夕食の時間だったから、そこで夕食になりそうなものを仕入れて(ケサーダというチーズを使った料理と、カルネアサド=焼肉と温野菜で15ペソ、何かの間違い?という安さだった)ホテルに持って帰り、OXXOでビールを買ってきて、いつもの部屋食とし、これがかなりうまくて安かったものでかなりご満悦になって、疲れと酔いで19時ころには寝てしまったのだった。

コミタンParque Central<中央公園>;3枚Img_0274 Img_0276 サントドミンゴ教会Img_0289 その隣のカフェはカルチャーセンターとミュージアムを併設

サンホセSan Jose教会はどこからでも目立つもう一つのコミタンのシンボル?;3枚 Img_0270 Img_0278 Img_0283

この写真のホテルの看板があるところがわたしの宿泊したホテルで、手前右がtransportesがコレクティボの会社Img_0285

下の2枚は次の日撮ったもので、ホテルとコレクティボの会社 Img_0292 Img_0293

上の写真の左側にcomedor屋台風食堂があってそこで食料を調達、いつものホテル食となったImg_0291

 あくる日、といっても夜中の1時に目が覚めてしまって、それから朝までは、もちろんそのホテルはWiFiが繋がっていたし、シティでTakuroさんからmailのてほどきを受け手いたから、それまでに溜まっていた日本からのmailやairb関連の返信等を片付けて、また朝方から少しうつらうつらして次に目が覚めたときは8時半になっていた。その時点でもCarmen Xhanまでいくコレクティボはあるらしいのだが、それを見つけられなかったことが気持ちをすっきりさせてなかった。まだ決めかねていて、もう一日ここに滞在する手もあるか、とちょっと迷っていたが、ともかくMontebello社のコレクティボでいってみるかと決めたのは洗濯ものをとりにいって戻った9時ころのことだった。大急ぎでパッキングをしてチェックアウトして3軒隣りに赴くと次の発車は10時とのことだった。この時の迷いと出遅れがあとあと響くことになる、、

 この時の車は定員になり次第ではなく定刻に出た。少しコミタンの街中を走ってからPA1(パンアメリカンハイウェー1号線)すなわちメキシコの国道190線を一路グアテマラ方向、つまり東南東方向に疾走しだした。20分くらい走ると307号線への分岐があって、そこを左折、向きを東に替えた。ほとんど車の通らない広々とした道を30分くらい走って、今度は右方向の支道のある分岐で車は停まって、ここで待ってればCarmex Xhanへ行く車が通ると教えてくれ、50ペソ払ってそこで降りた。待つこと15分くらいでやってきたCarmen Xhan行のコレクティボを見て、あーやっぱりと失敗に気づくことになる。その車にはComita~Carmen Xhanとちゃんと書かれていたからだ。そこからは完全な田舎道を走って30分くらいでCarmen Xhanの村に着いたのだけれど、その代金は30ペソだった。つまりわたしが失敗と思ったのは、もしコミタンでこの会社を見つけていたなら、コミタン~カルメンシアンは50ペソで来たはずであり、30ペソも余計に払わなければならなかったことを悔しく思ったということだった。たかが30ペソ=200円足らずの話なのだけれど、旅の流れでこういうのをとても嫌うのである(ま、単なるケチなのかも?)。しかし、ま、ともかく、その日の昼前にはCarmen Xhanに着いたのだった。

190号線と307号線の分岐Img_0294

307号線上のCarmen Xhanへの道の分岐で降ろされるImg_0295

Carmen Xhanへの道 Img_0296

この車がComitan~Carmen Xhanを行き来しているコレクティボImg_0297

 おそらく旅行者でこのルートを通る人、通ったことがある人は皆無ではないかと思う。ここは完全に移動ルートから外れており、上記のごとくメキシコ内のアクセスも、また、グアテマラ側もとんでもないところに入ってしまうことになるので、移動ルートとしての価値はないに等しい。だからこの国境の存在さえ一般的には知られてないと思う。旅行者で通るのはわたしのような変わり者しかいないはずだ。その証拠に、まずメキシコ側のイミグレを探すのに苦労する。それは人に聞かなければ決してわからない民家のような建物内にあって、そこを訪ねたとき中には誰もいなかったのだ。大声でBuenos Tardesと何回か叫んだら、奥から若奥さん風の女性が出てきて、すぐに出国手続きをしてくれたが、何でこんなところを通るの?って感じは伝わってきた(特にそんな話はしなかったが)。で、そこから国境への道を尋ねると、前の道をずっと行って坂道を登ったあたり、10~15分くらいかかるからトゥクトゥクを使った方がいいと教えてくれた。あいにく一台逃がすとわたしが山の上に着くまでに次のトゥクトゥクはやってこなかった。たぶん峠の頂上あたりがメキシコとグアテの国境線だったと思うが、普通何処にでもあるゲートとか橋はなく、住民はどちらも素通りだったから、知らずに来ればそのまま通り過ぎてしまうような国境であった。ちょうどその辺り(メキシコ側からきて)右側に、これも聞かなければそれとはわからないグァテ側のイミグレの建物があった。が、ここも署員はおらず大声で叫んでみたものの誰かがでてくるまでしばらく待たねばならなかった。そして出てきたおじさんは、たぶんそこの署長さんだったようで、後でもう一人の若い男の顔を見たけれど、どうやら署員一人署長一人のイミグレだったのかもしれなかった。ちょうどその時若い方は水浴び中だったようだ。で、署長自らが手続きしてくれたのだけれどまったく要領がわかっていない様子で、スタンプひとつ押してもらうのに相当時間がかかったのであった。その署長さんにはここを通る人は少ないのかと聞いてみたが、旅行者は年に2~3人いるかどうか、という返事だった。ということはもしかしたら日本人では最初ではないのか、と一人ごちた。ともあれこうして今回の目的の一つはその日のちょうどお昼頃に、ゲートもなければ線も何もひかれてない国境線を歩いて越えて、叶えられたのだった。

Carmen Xhanのコレクティボのターミナル?Img_0302

メキシコ側イミグレは写真の緑の建物Img_0303

トゥクトゥクがなかなか来なくて国境まで15分くらいの登りを歩く Img_0305

グアテマラのイミグレ、ポールが建っている辺りが実際の国境か?Img_0307

イミグレのオフィスでしばらく待たされる Img_0308

実際の国境あたりからメキシコ側を見ている、その鎖が国境線?;2枚Img_0311

Img_0309

国境線上(峠のてっぺん)あたりからグアテマラ側の風景Img_0310

 

相変わらず写真が不鮮明なので苦々しく思います、またuploadの仕方もいまいちよくわかってないのと、先日とんでもないドジをやってしまったらしく、今後これまでに書いてきたブログの写真が、わたしの操作ミスのため消えてしまう、と宣告された。その修復には多大な労力を要することなりそうだ、古いブログを見ていて写真が消えていたら悪しからず、である。お許しを、、