独歩の独り世界・旅世界

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騙されたと思って‥

 やっぱり騙されたのだ、、脇が甘いというか、単細胞というか、要は修行が足りないということなのだろう‥?? この青さ(甘さ)は、年齢に関係なくわたしのDNAだと思って諦めるしかなさそうだ‥、、

 また恥をさらすことになるのだが、話はこういうことである。ネット社会の危うさというか、そんなことは百も承知しているつもりだったが、だからこそ、その商品を発注する前にわたしはわざわざ自分に‘騙されたと思って’といい聞かせた上で(ということはかすかな予感はあったのだが)、つまり疑問符はついていたのだが賭けてみたのだった。そういう意味では、今は敵(相手・売り手)も相当巧妙になっているといえるのかもしれない。まんまと引っかかってしまったのである。商品は英語教材、その口上は素晴らしかったし、その先生のいっていることはすべて正しく思えた。いわく、①最低限必要な会話は中学レベルの英語でOK、単語は2000語十分②(80ほどの)基本文型を繰り返しで頭に入れることが大事③高度の文法や言い回しは不要、伝わる英語を④世界語となった英語はnativeの英語(発音とか)だけが正しいのではなくなっている⑤冠詞はあなたが決めてよい‘you can decide articles’‥等々、、大げさにいうと最後の一言⑤が、いわゆる目から鱗で、わたしの琴線に触れてしまったようだった。ある程度ブロークンながら、独学で多少は話せるようになっていたが、はっきりいってわたしは会話に関しては全く自信を持っておらず引け目を感じていたのだ。だから、この先生のいっていることは、これまでのわたしのやり方でいいんだ、という風にいってくれているように聞こえたのだった。しかしあとでわかったことだが、送られたてきた教材は、その理論の蒸し返しだけで、いわば英会話力の取得法の解説に過ぎず、(わたしにとっては)実際に役に立つところがほとんどなかったのだった。つまり、その教材を修得したとしても今のわたしのレベルをさらに向上させるものではなかった、ということだった(そういう意味では、その商品の内容を事前にチェックはしなかったし、また返品できるかの確認もしなかった。また、あくまで初級とうたっているのだから、あながち誇大表示でもなく、わたしの早とちり-これが昔から改まらないわたしの欠陥-、といえなくもないのだが‥、、)。

 まぁ、今冷静になって思えば、わたしはその先生のいうことにシンパシーを感じて、シンパになってしまったようで、その届いた教材が二束三文のもので、せいぜい二~三千円程度のものだとわかったときに、それを事前に見抜けなかった自分に腹が立ち、悔し紛れにその顛末をここにさらすことで心のバランスをとろうとしているのである。その失った金銭的損失(一万数千円)は、授業料というよりは、むしろお布施に近いものだったのかもしれない‥??、、