独歩の独り世界・旅世界

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168の台湾、その2,台北の歩き方?

 二日目、義姉の努力にもかかわらず、ワレとツレの関係は膠着状態で、むしろ義姉に負担が重くのしかかって三人とも機嫌が悪い状態に陥っていたが、それでも三人とも年寄りで早起きだったから、7時からの朝食は一番乗りして、ま、この価格なのだから決して文句は言えないというか、むしろそれなりに頑張っていると評価できるビュッフェスタイルの朝食に、それぞれの機嫌は和むのであった。

 もちろんこの日も別行動である。ま、海外旅行が初めてだったわけでないし、二人ならタクシー移動でも、それほど負担にならないであろう、ガイドブックも持っていたから、好きにしてくれといってあった。そのほうがお互いのためだった。それに夕方からの九份観光もオプションで謝さんに頼んでいたから、ほっておいて大丈夫そうだった。むしろ問題はわたしの方だったかもしれない。いや、行ってみたいところもなく、何かする予定もなかったからである。いくら安かったからとはいえ、今回の台湾はわたしにとっては意味・価値(目的・楽しみといったほうが適切か?)を見出せないでいたのだ、もしかしたら無駄だったかと‥、、で、ともかくホテルにいてもしようがないから、とりあえず今まで行ったことのなかったところへ、どうしても行ってみたかったわけではないが、行ってみることにしたのだった。

 台北の歩き方?なんていうタイトルをつけたが、また、確かに何回かこの街を歩いたことがあったが、まったく詳しいわけではなかった。むしろ知らないところのほうが多かった。それにいつもガイドブックか地図を頼りに歩いていて、いったことがあったのは、いわゆる観光名所だけだったが、中正紀念堂故宮博物館、忠烈祠、龍山寺なんかは何回か訪れていた。また台北駅周辺、西門町、台北101(高かったから登ってない)、士林夜市なんかもずいぶんブラブラ歩いていた。いずれも食にもショッピングにも興味なかったから、ただどんなところかと歩き回っただけだったが‥、、それだけでなく一度は台湾一周を、花蓮は二度ほど、九份も一回いっていた。だから、正直言うと今回の台湾は、ま、どうでもよかった?特にいってみたいところはなかったのだけれど、せっかくだからとツレの持っていたガイドブックでチェックしてみると、いったことのないところを何ヶ所か見つけることができた。泊りがけの遠出をしてまで、という気はなかったから、いずれも台北市内で、そうすると地下鉄MRTで回れそうだった。ならば前回も利用した地下鉄一日券を使っていけるところまでいく、というのが賢そうに思え(ここまでは前日に決めていた)、朝食を済ませたあとツレ二人を送り出し、8時半頃まず近くの民権西路駅に向かった。

 地下鉄駅で改めて一日券の情報を確認する。というのは一日券には何種類かのバリエーションがあったからである。日本語が少しできる親切な駅員さんが、一覧表を見せてくれ説明してくれた。①もっともシンプルで安いもの、150元<500円くらい?>;これは地下鉄5路線全線乗り放題、ただし当日24時までというもの。②これは①と同じだが、最初に使用した時刻から24h有効というもので価格は180元<600円くらい?>。③これも①のバリエーションで地下鉄+バス乗り放題というもので、これも180元だった。④実はこのとき、わたしはいったことのなかったところの一つ‘猫空’というところにいってみようと思っていた。そこは地下鉄1号線の終点‘動物園’駅からロープウェーが出ていて、山の上にあるところだったから、少なくとも片道のロープウエー利用は必然と思われた。ロープウエーは片道120元と、その駅員さんが教えてくれ、もし往復ロープウエーを利用するなら、ロープウエーも利用できる一日券が350元なので、これが断然お得と勧めてくれた。いや、実際そこで迷ってしまったのである。その時はガイドブックを持っておらず、もっていた地図にも猫空は範囲外で、猫空の地理がつかめてなかった。わたしは漠然と、ま、行き当たりばったりで行くしかないが、少なくとも下りは歩いて降りたいと思っていたから、④は少し無駄になりそうな気がした。で、猫空はバスではいけないのか、と聞いてみたが、その間を走るバスはないとのことだった。もしあれば③の選択がベストと思われたからだ。さて、では①②③のどれにするかで、まだ決めかねていた。消去法でまず②は、そのとき9時頃だったが、次の朝9時頃まで使う見込みはまずなかろうと判断、では①か③か、これもバスは乗りにくい、つまり行く先がわからないから、まず乗ることがないだろうとこれも消去すると、残りは①ということになり、それを購入することになった。しかし結果論だが、また、台北の歩き方としてのお勧めとしては、③だったかもしれないと、少なくともわたしは悔やむことになった。ついでながら、あとから思ったことをいくつか補足するならば、地下鉄一日乗り放題150元の①は使い勝手がよかったけれど、台北の地下鉄料金は一回の乗車券が距離制で20元~50元なので、近距離利用だと7~8回乗らないと元は取れないこと、また、もし猫空へ行くならやはり④がお得かもしれない、ということ、そして②は24h,48h,72hがあることを追記しておきます。

これはMRT4号線、中山国小駅(前日撮影)の料金表100_640x427

 猫空がどういうところかは詳しくは知らなかった。山の上にお茶畑が広がり、カフェなどがあるらしいことを先にガイドブックをチェックしたときに知ったのだが、わたしは茶畑にもお茶もカフェにも興味がなかった。ただ一つ、それは(入場料が)高くて101には登ってなかったが、本来オノボリサンなのでただ高いところへ登ってそこからの景色をめでたい、それだけの理由だった。付け加えるならば、台北の外れにあったので、地下鉄一日券の有効利用とけっこういい時間つぶしになるかもしれないといったことくらいであった。動物園駅までは、途中だ大安という駅で一回乗り換え、小一時間かかったか?台北の地下鉄はすでに10年位前から利用していたが、新しくてきれい、案内表示もきちんとしてほとんど迷うこともない、また、どこもエスカレーター・エレベーターが設置されていて乗り換えもスムースであった。2号線を大安で1号線に乗り換えると、このラインは高架を走る無人運転車両、前回4年前?に来たときは逆方向に終点まで乗って車窓からの台北見物をしたが、今回は残り部分の全線踏破となった。動物園駅からロープウェー乗り場までは5分くらい、しかしさすがに台湾、すでに相当の暑さになっていて、たまたま日本がその頃涼しかったから、余計そう感じたのかもしれなかったが、日差しが眩しかった。猫空まで120元、途中動物園南と指南宮の二駅があってそこでも乗車・下車ができそうだった。このロープウェー(正しくはゴンドラ?)はいくつか感心させられることがあった。まず、その距離の長さ、全長4kmとのことだったが、30分くらい乗っていたか?このゴンドラは、バルセロナでもこのタイプであったが、一台に8人乗れるゴンドラが次々に来るので待つことがなく、そしてそのスペースを独り占めでき、その30分間は多いに展望を楽しむことができた。面白いと思ったのは、途中で大きく右に折れていくこと、山並みにあわせて登ったり下ったリすること、そして途中二ヶ所も下車駅があったことである。バルセロナのときよりも倍以上の時間乗っていて、しかも料金120元<400円>はバルセロナの1/4であった。遠くに台北の街並み、そして101が顔を出す、低山ながら台北郊外の山間の眺めも悪くなかった。

2号線の地下のホームから、1号線の高架のホームまではエスカレータで繫がっている。1号線の車両は無人運転(大安駅で)031_640x427

動物園駅までの車窓から、、033_640x427

動物園駅の手前でロープウェー乗り場が見えた、、034_640x427

ロープウェー乗り場(動物園はこの左手?)035_640x427

ロープウェー(ゴンドラから);8枚037_640x427駅舎からすぐ、、
038_640x427反対方向、山に向かっているがここは降っていた、、

040_640x427最初の駅041_640x427だんだん眺めがよくなってくる、、042_640x427101が顔を出す、、043_640x427101の左手、たぶんこの方向が台北の中心?045_640x427二番目の途中駅指南宮に向かって下降中、終着の猫空は向こうに見える山の中腹??

終着駅猫空に着く手前あたり、指南宮と101が見えている048_640x427


  しかし楽しめたのはこのゴンドラだけだった。標高300m、立派な猫空駅を降り立つと、インフォメーションがあってそこではじめてこのあたりの地図を手にすることができた。もちろん日本語のものもあって今それを参考にして、そのときのことを書いているのだけれど、その地図にはやたらに茶店が何十軒とでていたが、わたしが求めている場所は載っていなかったのだ。わたしは展望台を探していた。見晴らしのいいところがあるはずだ、今までありとあらゆるところで乗ったロープウェー・ケーブルカー・ゴンドラは、いずれも標高が高いところまで連れて行ってくれたのだから、降りると(あるいは少し歩くと)展望台<view point>が必ずあって、それが売りのはずとそれを期待していたのだった。猫空の駅に着くまでのゴンドラからの眺めも悪くなかったから、当然駅舎の上とか、少し登ったあたりが展望台になっていてもおかしくなかった。ところが見落としたのかそれを見つけられなかったのである。わたしはお茶を飲みにきたのではなかった、山の上から茶畑を通した台北の遠景の写真を一枚撮りたかったのだが、それは適わなかったのであった(茶店に入ることによってそれは可能だったのだ)。この暑い中、さらに歩いて上のほうまでいってみる気にはなれなかった。と、駅舎のすぐ下にはミニバスが停まっていて、どうやらこのあたりの遊歩道、茶店を巡回しているようだったが、バスには乗れない一日券だったから癪で(もちろん30元くらいだったか、それを払えばいいだけの話だが)それにも乗らず、そういうところだったのかと諦めて下山することにした。そこでもらった地図で歩いて降る道を探す。それもわかりずらかったが指南国小へ降る道が近そうだった。そういった標識はきちんとしていたので、猫空滞在十数分にして、かなり整備された山道を降り始めた。この道は一人の地元民・観光客に会うことがなく、途中の景色も悪くなく(カエルとの掛け合いなんかを)楽しみながら降って30分くらいで小学校に着く。ゴンドラの途中駅にもなっていた指南宮というところは道教寺院とかで、建物自体も美しく興味をそそり、この指南国小からの山道があったので、いければいってみたいと思っていた。しかし指南国小についてみると、そこからはかなり登らなければならないことがわかり、この暑さの中とうていその気になれず、それも諦め、もう早めに地下鉄駅まで戻ろうと、指南国小からは車道をどんどん下っていった。20分も行くと街並みとなって道の両側は商店が連なり、車の量が増えてきた。その道をどこまでも行けば動物公園の一つ手前の木柵駅に出るものと勝手に思い込んでいて街中の大通りを行くが、いっこうに駅への標識・看板はでてこなかった。たぶんそこが木柵の街だったと思うが、中心街となり、大きな交差点も過ぎたが、駅らしい目印がない、すでに小学校から3~40分も歩いていただろうか、一軒の店の店頭に置いてあったベンチを借りて少し休ませてもらった。そこはパン屋さんだったか、しばらく休ませてもらいながら思案し、思い切って店の中に入って、英語で挨拶して道を尋ねてみた。ここから近い駅はどこですか?若いお嬢さんは少し日本語ができて、動物園が一番近いが、それでもけっこう距離があるから、戻って大きな交差点の角からバスに乗ったほうがいい、と親切に教えてくれた。お礼にパンの一つでも買ってあげればよかったのだけれど、どういうわけかそのときはお腹がすいておらずパンを食べたくはなかった。駅の方向だけ聞いて(それは向かおうとしていた方向とは全く逆だった)お礼をいって、今きた道を戻り交差点を左方向に折れ、バスには乗らず、そこから30分ほど歩いて動物園駅にたどり着いた。

猫空駅と駅から見た駅前050_640x427
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下山路からの指南宮と101;3枚053_640x427054_640x427_2055_640x427

下山路056_427x640指南国小058_640x427_2

山裾の高級マンション060_427x640


 よくやることだが、独断の恐ろしさで、正しい道をいっていれば小学校から1時間でいけたところ、結局1時間半を費やしていた。それより、もしMRT+バスの一日券にしていれば、さらに時間は短縮したはずだった(今見ている地図・リーフレットによると猫空ゴンドラ駅から動物園まで行くバスもあったことを知る)。このときにバスにも乗れるticketにしなかったことを悔やんだのであるが、時間のロスだけでなく、疲れも半端ではなかった。その疲れは冷房の効いた地下鉄の中で少しとることができた。次に向かった先は永康街というところだった。ここは台北の真ん中辺にあって若者の街?小籠包で有名な店とかスィーツで有名な店が固まっているところ、といったようなことを聞いていたが、いったことがなかった。朝と同じく大安で乗り換えて、二つ目の東門というところで下車。駅から南に延びる細い路地には、若者向けの店、スィーツの店、菓子店、飲食店などが軒を連ねて、確かに観光客っぽい若者も多くみかけた。ということで、ここはわたしには用はなさそうだったので、一回りして立ち去ることにしたが、この頃になって(1時半頃?)漸く空腹感を感じてきたので、せっかくだから軽く何かを食べようと、入りやすそうな店を物色。一軒の庶民的な店に、しかも店頭に写真入のメニュウがあったので、手ざしで注文して中に入った。休憩をかね缶ビールをもらって、日本語にするとワンタンメンのような高菜そばがその日の昼食となった。麺が100元で缶ビールの小は50元だった(そこの小籠包は頼まなかったが100元だった)。帰りにその小籠包で有名らしい、高記と鼎泰豐の前を通ったが、鼎泰豐は観光客と思われる若者が順番待ちをしていた。MRT東門は2号線と4号線の乗換駅になっていたので、そこからは4号線を使って行天宮にいってみた。ここはそれこそ最初か2回目、つまり3~40年前にきたときに訪れていたかもしれないが全然記憶になく、ま、地下鉄駅からも近そうだったので寄り道してみたのだった。ここは関帝、つまり三国時代の名将関羽を祀る霊廟とのことで、その人気ぶり、つまり熱心な信者・参拝客の多さに驚かされるのであった。この霊廟の護持と参拝客の補佐をするボランティアの数とその献身振りにも目を見張らされ、写真撮影の許可を問うと承諾してくれただけでなく、その効労生と呼ばれるボランティアのお兄さんは、わざわざわたしのために日本語の行天宮ガイドを渡してくれたのだった。いや、ここは見ごたえがあったといってよかった。その行天宮のあるところの交差点の地下道は、これまた有名らしい占い横丁というのがあって、行天宮ではほとんど観光客を目にしなかったが、ここには日本語OKという看板を出しているところもあったから、ここは行天宮とセットなのかもしれなかった。

永康公園062_640x427

昼食をとった店;2枚064_640x427_2063_640x427

小籠包で有名な店2軒066_640x427067_640x427

行天宮;4枚と占い横丁068_640x427069_640x427072_640x427071_640x427074_640x427



 また、ポツリポツリと雨模様になってきたので、急いで地下鉄に逃げ込み、次にいったところは2号線の圓山というところ。この近くには孔子廟と保安宮というのがあった。ここも3~40年前に訪れていたはずだったが全く記憶なく、駅からも近そうだったので(もちろん3,40年前には地下鉄はなし)足を運んでみようと思ったのだが、電車から降りると前日のシャワー(スコール、尚この駅から2号線は高架を走っていた)再来で、しばく様子見たが、止む気配なくそのまま来た電車に乗り込んだ。2号線のこの方向の終着駅は淡水というところだった。ここも実はよく知らないところで、前日にガイドブックをチェックしたとき見つけたところだったが、あまり面白みは感じてなかった。それでも一番遠いところにあるようだったから、この際いってみるにこしたことはない、そう思ってそのまま淡水方面行きの電車に乗ってしまったのだけれど、その電車は手前の北投というところまでの電車で、そこで下ろされた。北投というところも聞き覚えがあった。確か温泉があるところで、それはここで乗り換えて一駅、新北投にあるはずだった。なら、ついでにと新北投までいってみた。が、その駅前は高層ビルが建ち並んでいて、とうてい温泉場のイメージとは程遠かった。駅前の地図で確かめると10分くらい歩いたところにそれはありそうだったが、そこまで行く気にはなれず引き返すことにし、また電車に乗って北投まで戻り、乗り換えて淡水までいった。淡水着は16時頃だったか?、しかしやはり思ったとおり、いったい何が目玉か、何が面白いのかさっぱりわからないところだった。それでもここは淡水河の河口にあって、なんでも淡水河越しの夕陽、夕景を眺めに多くの人が集まるのだとか?、確かに駅を出ると河沿いには、そぞろ歩きように近年作られたのか、遊歩道のような、広場のような空間が淡水河に沿って続いており、河とは逆側が観光地によくある食べ物屋お土産物屋の連なりとなっており、そこを多くの観光客(半分以上は台湾の人)がそぞろ歩いていたのだった。そして、全く面白くもなんともないところであることは一目みてわかったけれど、せっかくきたのだからということでわたしもそのそぞろ歩きの一人になってみたのだった。雨は止んでいたが、太陽は雲の中、素晴らしい日没は期待できそうもなく、かといって、いったん歩きだすとこの先はどうなってて、どこまで続いているのか気になって、30分も左に淡水河と対岸の風景、右に食べ物屋という同じ光景を見続けて歩いてしまった。が、残念ながらここでもいいショットには恵まれなかった。帰りは街中の道にでてみた。店舗の構えは立派になって車道は車で混みあっていて、そこも観光客がひしめいていたが、普通の街の風景だったから、ここも面白みがなくまた河堤に戻る。そして、来るときにもっとも興を注がれたものを探しながら歩いた。というのも、そこは河口で漁港の近くだったから、海の幸を商品とした屋台風のお店が並んでいて、時々わたしの好物だったイカを焼いている店があったからだ。ここまで来た記念に、それだけ食べて帰ることにしたのだ。ところが店によって値段がまちまちで、大きさにもよったが、だいたい100~120元だった。何軒もあったわけではないから一通り聞いて、一番安いところにしようと聞きながら戻った。それは一番駅に近いところ、端っこの店だったがわたしの到来を待っていたように、少し小さめだったが一串(一杯)60元といわれ、そこに決めてしまった。ビールはと聞くとコンビニで買ってこいとのこと、ということはコンビニに先にいく必要があった。台湾/台北には、ほんといくたびにコンビニの数が増えているような気がするのだけれど、おそらくコンビニに行き着く距離は、日本より短いように思う。だからすぐに48元で台湾ビールのロング缶を調達して先の店に戻る。そして焼きあがるのを待った。ま、何もなく、面白いところでもなかったが、108元<350円>で黄昏の淡水河畔で一人舌鼓をうち、喉を潤せたのは、せめてもの僥倖といえたのではないかと自らを納得させた。

2号線北投駅と新北投駅前077_640x427076_640x427

淡水駅と駅周辺;3枚
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河堤から対岸の風景;4枚080_640x427081_640x427084_640x427088_640x427

このあたりから露店風土産物屋・飲食店が続く087_640x427

一本中に入った街路で行列をなす店が眼に入る、お菓子屋さん?
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 MRT2号線は、もう一ヶ所いわゆる観光名所を通っていた。そこはいつだったか忘れたが、一度か二度は訪れていたところで、台北旅行者が必ず行くほど有名な士林夜市の最寄り駅士林と剣潭だった。そのとき士林駅に着いたのは18時半頃だったか、士林夜市へは剣潭のほうが少し近かったかもしれないが士林駅から向かった。少し時間が早すぎたか、それほど混雑はしてなかった。昔来たのは確かだったが全く記憶がなく、初めて歩く感じ、ただ、この雰囲気は(世界中)どこでも同じだから、軽く流して何か珍しいものがないかとぶらついてみた。食堂街が地下になっていたが、淡水のイカ焼きとビールでそれほど空腹感はなく食指は動かなかった(もちろんここにもイカ焼きはあった)。十分夜市の雰囲気は残っていたものの、なんかいかがわしさがなくなって、どこにでもあるきれいな佇まいのマーケットになってしまったようで、ちょっと寂しさを感じながら1時間くらい歩き回った。食欲はなかったが、一日歩いて疲れと渇きを少し感じていた。永康街のスィーツ屋さんには流石に入れなかったが、ここではそんなこと全く気にならず、屋台のような店舗に入って、名前も何もわからず手差しの注文をしようとすると、日本語のわかるおねえさんが変わって応対してくれて好きなトッピングを3種選んでくださいというから、適当にやはり手差し頼んでみた。こういうのは全く知らない世界で、ベースが何でトッピンクが何でソースが何なのか、そもそもそのスィーツをなんていうのか全く説明ができないのだけれど、ともかくそれはやはり日本では味わったことのないおいしさだった。もう、それだけで夜市は満足した気になった。少し早かったが剣潭駅から地下鉄に乗って一駅、雨で外に出られなかった圓山駅で下車した。20時近くになっていたからもちろん孔子廟に行くつもりではなかった。そこからホテルまでが意外と近そうだったからである。駅前は公園のようになっていて、競技場のような建物が建っていた。後で知ったことだが、そこで花博が開かれたところだったとか、その跡地が公園になっていて、その建物を回り込むように歩いていくとそこ食堂街があった。でかいフードコートのような感じであった。が、お客さんはそんなにいなかった。その中を抜けるのが近道のようだったから、そこに出店している店を覗きながら歩いていると、ほんとかよ、と思うな値段でうまそうなものが眼に入った。牡蠣そばが50元、騙されたと思って注文してしまった。が、しかし、それは確かに牡蠣が入っていたのだけれど50元(160~170円)の味でしかなかった。ま、それがこの日の締めくくりであった。ホテルまではそこから10分、20時半には部屋に戻っていた。もちろんツレ二人はまだ戻ってなかった。冷たいシャワーが心地よかった、、

士林夜市;7枚089_640x427090_640x427091_640x427093_640x427094_640x427食堂街096_640x427095_640x427このデザートの名称を知らないが、また写真写りはよくないが、おいしかったのである。

が、50元(スィーツと同額)の牡蠣そばはそれなりのものだった、、098_640x427


< 悪い癖でまた長文・駄文を書いてしまって、今回で終わらせることができなかった、もう一回必要となったが、それは短文になると思う、、最後にこの日12時間歩き回ってかかった費用を記しておくと、交通費270元、飲食費360元だったから約2000円少々、といったところ、台北のの歩き方の一例として、いかがでしたでしょうか?? >