独歩の独り世界・旅世界

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台湾2泊3日16,800円?? その1

 台湾2泊3日が16,800円ででていたからいってきた。最近では台湾ツアーも2万円を切ることが珍しくなくなってきたが、安かろう・悪かろうもあるかもしれない、が、しかし特に何も期待しなければ安いに越したことはない、ま、どんなものか試してみようといった軽い気持ちで参加してみたのだった。もちろん台湾(台北)は初めてでなかった、乗り継ぎも含めたらすでに5,6回は訪れていたと思う。で、主だったところはだいたい見て回っていたし、あまり食に関心がある方でもなかったから、失礼ながら、わたしはそれほど興味は持っていなかったのだけれど、今回は、まだ台湾にいったことのなかったツレが九份にいってみたい、といいだしたことがそもそものきっかけだった。何度もいっているように、今はたいそう暇な身分になってしまって、たまたま見つけた168なら、下手に日本のどこかへ行くよりよっぽど安上がりではないかと、即決してしまってのことだった。

 もちろん、それでもいくつかのチェックポイントはクリアしてのことだった。まず、そのツアー会社はこれまでにも利用したことがあったこと、そして飛行機がLCCでなく、早朝発、夜帰着だったから、実質2日の行動時間があり、ホテルはもちろん朝食付き、その上空港送迎付きだったから、ま、格安ツアーとしてはできすぎに思えた。そしてその随行日が、たまたまゲストハウスの予約が入ってない日だったから躊躇いはなかった。ただ一つの心配は毎度のことで、必ず起こりうること、つまり現地での諍いが目に見えていたから、今回はそのためも含めてツレの姉を誘うことによって、その対策としたのだった。台湾は初めての義姉の快諾を得て、わたしは現地では別行動がとれそうだった。こうして10日ほど前(7月19日)に、成田から台北に飛び発った。

写真もほとんど撮れてない、しかたなくChina Airlinesの証拠写真001_640x427

 この日は、しかし、特別の日となってしまった。我々の飛行機はチャイナエアラインだったから食事は悪くなく、CAも前からわたしは好感を持っていた航空会社だった。現地時間昼頃には台北/桃園着、同じ便で来たツアーメイト40名を束ねて、各ホテルまで引率する現地ツアー会社のお姉さんも大変好感が持てる女性<謝さんといったか>だった。40名はその女性の指示に従って各ホテルまで送り届けてくれるバスに乗り込んだ。彼女の日本語も特に問題はなく、初めての人たちのためのオリエンテーションが、空港をでて早々に始まった(ほとんどがリピーターで中3日は自由行動の人たちばかりだったから、各自の紹介はなし)。台北の天気の話なんかを聞いていたとき、そこは空港から高速道をものの5分か10分くらい走ったあたりだったか、異様な光景を目撃することになった。反対車線で、我々が乗っていたのと同じような観光バスが前方から火を出して燃えていたのだ。何だ、あれ ! ?、どうしたんだ ? と思う間もなく、こちらも高速道路を走っていたから、止まるわけにはいかなかったのだろう、そのまま素通りとなった。が、ほぼ全員がその光景を一瞬だが、目にしていた。それが中国人観光客24人と乗員二人を含む26人全員が焼死という、台湾史上でも最悪のバス火災になったことをホテルに着いた1時間後には、ガイドの謝さんから知らされるたのだった。ホテルの部屋をあてがわれて、部屋のテレビをつけると、どのチャンネルもそのニュースを流していて、中国語がわからないながらも、それに釘付けになった。そこに映し出された映像に戦慄を覚える。というのも我々が目撃したときは、まだ出火当時だったからか、前方が火に包まれていたのだが、テレビからは完全に丸焼け状態のバスが映し出されていたからだった。ということは、あの時点ではまだ中にいた人たちは生きていたということが想像された。なぜ、出られなかったのだろうという疑問がすぐに浮かんだ。我々が滞在している間ずっとテレビはその関連のニュースしか流していなかったが、どうやら非常口が開かなかった?つまり脱出不可能な状態だったらしいことが大問題となっていたのだった。それはたまたまそのバス(あるいは同型のバス)の問題だったのかもしれないが、台湾のバスはほとんど同じような構造になっていたし、現に我々が空港から乗ってきたバスも似たような2階建てのバスだったのだから、他人ごとには思えなかった。奇妙なめぐりあわせでタマタマ我々は反対車線を走っていたのだけれど、まさに死に近きところを通り過ぎたような感覚に捕らわれた。そう思うと、気の毒にも亡くなられた方々の冥福を祈らずにいられなかった。

 そんなこともあって、チェックインした日はすでに夕刻も近く、特にその日予定していたことも、どこで夕食というプランもなかったから、しかしそれでも、というか、だからこそというか、早速そのあとどうするかで意見の食い違いが生じて、勝手にしろということになって、わたし一人外出する。わたしは少なくともホテルが台北のどの辺にあって、周りの状況はどうなっているのか知りたかったのだ。で、ホテルで地図をもらって歩きだした。まず探ったのが地下鉄の駅、そこで一日券の情報を聞く、そこまでの途上に小さいながらも朝市・昼市・夜市、つまり24h市が立っているところを知る。ホテルの周りは商店・食堂、コンビニ等が軒を連ねる繁華街の一角だったから、少なくとも食事場所に困るところではなかった。少し裏道に入ると路地になっていて、いかにも庶民的な雰囲気が漂っていた。大通りの向こうには大学があって、その正門の前の舗道をしばらく行くと大きな公園があった。その界隈をうろうろしていると突然の雨、そのことをツアーガイドの謝さんはいっていたのだったが、毎日午後にはスコールがあるという話は当たってしまったのだ。しばらく雨宿りして、いったんホテルに戻る。そして入れ替わりツレ姉妹が出かけていった。ま、二人ならどこでも何とかなるだろうとほっておくことにして、わたしも今度は、夕食の買出しに出かける。一人のときはいつものようにtake out 、もちろん例の通りまでいけば安そうな屋台はあったが、注文の煩わしさと屋台にはビールが置いてなさそうだったから(屋台の場合いくらでもどこかから仕入れてきてくれるが)、それならとけっこう地元の人で混み合っていた餃子屋で、餃子と麺を持ち帰りにしてもらって、ファミリーマートでビールとおにぎりを調達して部屋食となった。せっかく台湾まで来てそれはないだろうという人がいると思うが、ま、ちょっと有名なところで食べたとしても、価格差ほどの味の違いはないだろう、というのがわたしの持論で、そのときの食事代は130台湾元、440円くらいだった。そして3日間のトータルとして、わたしは1000元<3300円くらい?>しか両替しなかったから、2泊3日の台湾総経費(airhotel+滞在費)は結果的に2万円ちょっとで収まってしまったのであるが、ま、それは予測通りというか今回はそれほど楽しんだというわけではなかったのだった‥、、

ホテル界隈の散策(面白くない写真ばかり、一部最終日に撮影)双城美食一条街;2枚114_640x427099_640x427

地下鉄中山国小駅界隈102_640x427

双城街裏手の路地;2枚024_427x640025_427x640

大同大学正門?026_640x427

この写真は最終日の昼間撮ったものだが、初日の夜この八方雲集の餃子屋が地元の人で賑わっていたので、そこで餃子と麺を調達、トータル60元は安すぎ、、115_640x427

< 一回で終わらせようと思ったが、2~3日目をもう一回 >